なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。 それ以来、50歳を過ぎた今も、なぜか走り続けています。 走ることにどんな意味があるのか? 「からだ」「こころ」「グッズ」「レース」「本」などから、走ることについて考える、ランニングブログです。

カテゴリ:マラソン大会 > フロストバイトロードレース(横田基地)

前回の記事ですこしご紹介したフロストバイトロードレースですが(※参照「レース前夜、準備は万全? 」)、昨日走ってきました。

朝5時に起きて、早朝の新幹線に乗り、在来線を乗り継いで横田基地に10時前に到着。下の写真のように、フロストバイト恒例の荷物検査を経て入場しました。写真の米軍関係者の皆さんが着ているのは参加賞のトレーナーで、今年はカーキ色でした。今まで水色や赤、紫などありましたが、今年のは軍隊っぽくて気に入っています。

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今年は昨年に続いてあまり寒くもなく、風も無くて走りには最高。その前はけっこう寒かった印象があったのですが、暖冬で印象が変わりそうです。

そして、レースの結果ですが、自己ベストを更新!
記録は1時間33分。横田基地はフラットで高低差はあまりないですし、天候にも恵まれ記録が出やすいコンディションが整っていました。非公認の記録で、距離がちょっと短いような気がしましたが、自己ベストを出したということで良しとします。

現地では、東京の友人らと久しぶりの再会が出来て、楽しい思い出となりました。翌日仕事なので、どこにも寄らずに帰りましたが、短い時間とはいえ充実した時間でした。今回は一人旅でしたが、それもたまにはよいもので、帰りの新幹線ではビールとおつまみを買って一人で祝杯を挙げるという「オジサンランナー旅情編」を楽しむこともできました。
帰宅すると疲れが出て、夜9時には寝てしまいました。良い一日でした。

一泊して翌朝一番の新幹線で帰ろうかとも思いましたが、今朝は東京に雪が積もり交通にも影響が出ていたようですので、すぐに帰って正解。

年々サービスが縮小傾向にあるフロストバイトですが、明るく楽しい米軍の皆さんは健在。アメリカ人の明るさがクセになります。来年も出場!(たぶん!)
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明日はいよいよ横田基地で行われるフロストバイトロードレースに参加します。
昨年は暖かくて走るには少し暑いくらいでしたが、今年はなかなか寒そうです。

今回のレースは非公認のハーフマラソン大会です。陸連公認大会ではないので、距離などが怪しいのですが、フラットなコースで自己ベストが出やすいの狙っていきます(あくまで参考記録となりますが・・・)。

通常、自己ベストを更新しようと意気込むような「勝負レース」は公認大会を選びます。そういう大会に参加するときは、かなり練習を重ねていて、レース前夜はかなり緊張してしまいます。県外の大会に出場し、前泊するような場合は睡眠の環境も変わってしまい寝付けないことも多々あります。隣の部屋がうるさかったりしたら最悪ですね。

明日のレースは、自己ベストを更新を狙いますが、非公認記録で重要度は少し落ちる分だけ気楽です。そのため、緊張感はあまりありませんが、明朝は早起きする必要があり、早起きできるか少し心配しています。

明日の朝は支度する時間はないため、これから万全の支度を整えます。まず、走るときの服装(シューズ、シャツ、パンツ、靴下、帽子など)を準備し、続いて走り終わった後の着替えを確認します。その次に、テーピングやゼリーなどの補助的なアイテムを準備してワンセットつくります。最後に、レースのランとは関係のないゼッケンや参加賞引換券、移動のための電車の切符などを確認します。

これでだいたいOKなのですが、落とし穴が多いのが、新しい何かを用意した時です。人から聞いて新しいサプリメントを買ってみたり、GPS時計を新調したりというときは、前夜に説明書を読んだり、なんだかんだで結構時間がかかってしまい、忘れ物が多くなります。良く忘れるのが引換券の類で、せっかくの参加賞がもらえないということもあります。

大会前日ぎりぎりになって新しいものを準備すると、「大会を走る」という本質的な部分にかかわることがおろそかになることがありますので、お気を付けください。
もっとも、準備をもっと早くしておけば良いだけの話ですが、私は前日にしか準備ができない駄目な人間です・・・

リタイアに終わった私の初マラソンについては、こちらに様子を書きました。

・それは2009年に始まった
・人生初レースへ。練習は刺激的?
・ついに来た初レース 「諏訪湖ハーフマラソン2009」

その悔しさを秘めて次に挑戦したのは、東京の米軍横田基地で1月に行われる「フロストバイトロードレース」のハーフマラソンでした。

こちらの大会は、米軍基地内を走るという異色のマラソン大会で、2010年に初参加して以来ずっと参加しています。
アメリカ基地内ですから、応援してくれるのはほとんどがアメリカ人の方です。人数は多くありませんが、陽気な応援で励まされます。
大会名の「フロストバイト(frostbite)」は「凍傷」という意味で、毎年けっこう寒いです。風がビュウビュウ吹いて鼻水が出ます。
(※2015年は暖かかったです。地球温暖化が原因?)

2回目のレースは2010年1月、腸脛靭帯炎の不安を抱えつつも、前回よりもかなり走り込んで参加。米軍横田基地に乗り込みました。
・膝が痛い! 腸脛靭帯炎を治せ(1)
・膝が痛い! 腸脛靭帯炎を治せ(2)

レースはやはり13㎞くらいから、腸脛靭帯が痛くなりました。しかし、痛みは想定内だったので、ひどくなる前に時々歩きをいれました。18㎞くらいからはほとんど歩いたと思います。しかし、歩いてもダラダラとは歩かず、大股のウォーキングをして時間のロスを抑えました。そして、最後は脚が上がらず、競歩の選手のような走りでゴール!

ハーフマラソン初完走!となりました。

タイムは2時間10分ほど。
この時は、完走できると思っていたので、それほど喜びは無かったのですが、とりあえず前回リタイアのリベンジを果たした気分でした。

しかし、この時は実は喜びよりも不安がよぎりました。「ハーフマラソンで歩いていたら、1ヵ月後のフルマラソン「東京マラソン」は、どんな苦しみになるのだろう・・・」

その夜は、仲間たちと打ち上げをして、完走を祝福されつつも複雑な気持ちで家路についたのでした。
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