なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。40代半ばを過ぎた今も、なぜ走り続けているのか? 走ることの意味を問い続ける平凡なランナーが、身体や心理のことからグッズ、レース、書籍のことまで幅広い視点から展開する、一味違うランニングブログです。

カテゴリ: その他

仕事を終えてリラックスする人たち、ビルの明かりやネオンサイン、流れる川のきらめき。
夜の街をノンビリと走りながら、昼間とは違う街の雰囲気を味わう。

ナイトランの醍醐味のひとつは、幻想的な世界が楽しめることです



久しぶりに夜のジョギング

昨夜は久しぶりに、外を走りました。

意外と家のすぐ近くに、明るい看板が目を引き、「こんなところに店があったのか」と気づく。昼間には気づかない目立たない店に明かりがともっています。足を止めて中をのぞくと、高齢女性向けの洋品店のようなよくわからない店でした。

こんな発見があるからナイトランは楽しい。

その後は、今まで走ったことのない道を、看板や歩く人たちを眺めながらゆっくり走りました。
繁華街では、飲み屋に向かうサラリーマンや、水商売に出勤する美しい女性の姿も。

Tシャツと短パンのランナーには場違いな「夜の街」。気配を消しつつコソコソと走るのもまた楽しいもの。
客引きのお兄さんが暇そうですが、声をかけてくることはありませんでした。


夜道はやはり危険

こんな風にのんびり気楽に外を走るのは久しぶりでした。
これまでのナイトランは自己ベスト更新のための練習の一環。暗い足元に気をつけながら、それなりのスピードで走っていました。

一方、昨夜はスロージョギング。走りながら街を「うろつく」のが目的です。
ペースは上げず、面白そうなものはないかとキョロキョロ。
あの看板、この看板と面白そうな店を物色。スロージョグは楽しい。

ところが、突然風景が一変!

足が段差に引っ掛ったのです。
のんびり走っていたのに、油断していて、わずかな段差に対応できず...
見事に転倒しました。

しばらく動けませんでした。
ようやく起き上がり、身体を確認すると、幸い骨や関節に異常は無く歩いて帰れそう。
来た道をそのままUターン。

トボトボと歩いているとアドレナリンが引いて、5分後には痛みが来ました。
見ると、両方のヒジ、手首、腕、ヒザに大小のすり傷があり、なかなか大きなダメージです。

しかし歩くしかない。そのまま家までトボトボ、トボトボと歩き、ようやく家に帰って傷の状態を確認しました。幸い傷はどれも大ごとではなさそう。

医者にみてもらう必要なし。安心してシャワーに入り、傷に水をかけて洗うと「うぉー!」。シミ方が半端ではなかったです。


油断は禁物

体の傷には水がしみ、心には情けなさがしみた夜。
昨夜の教訓は、「ゆっくり走るから安全というわけではない」ということ。

速く走っても集中して気をつけていれば、めったのことでは転んだりしません。
逆にたとえゆっくり走ったとしても油断した気持ちで走れば、わずかな段差につまずいて痛い目を見ることになります。

これについては、昼間でも夜でも同じことですが、暗い夜はより危険になります。

みなさん、幻想的なナイトランは楽しいものですが、くれぐれも足元にお気を付けください。

日本チームが銀メダルを獲得した「2016年リオデジャネイロ五輪の男子4×100mリレー」。山縣亮太選手、飯塚翔太、桐生祥秀選手、ケンブリッジ飛鳥選手の4人が入場のときに見せたあの「侍のポーズ」は今も目に焼き付いています。(映像はこちら

この日本チームのメンバーの桐生選手飯塚選手が「はままつアスリートフェスティバル」(2018年11月3日、浜松市)にやってくるというので見に行ってきました。

チラシには、予選を勝ち抜いたちびっ子たちと、地元アスリートとの対戦もあるとのこと。走りが自慢の小学生がどんな走りをするのか興味深い。
私自身の走りのフォームの改善にも、ちびっ子たちの走る姿が参考になるかも?

当日の様子

この日の天気は曇り。
会場の浜松城公園駐車場に到着すると、特設の50mコースと観客席が設けられていました。隣では「ザ・山フェス」というイベントも行われ、五平餅や蜂蜜の販売と木工体験などでにぎわっていました。

10時20分、いよいよ飯塚選手と桐生選手、そしてロンドン五輪女子4×100mリレーに出場した市川華菜選手の3人による「トップアスリートトークショー」が始まりました。

talkshow_s


桐生選手の「日本初の9秒台」に対するこだわりや、リオ五輪の侍ポーズの裏話、バトンの渡し方など、面白い話が多く会場からは「へ~」という声が何度も聞こえました。
飯塚選手はとても喋りが上手でこれにも感心。市川選手はうわさ通りの「美女スプリンター」。桐生選手は「浜松で餃子食べて帰る」と、意外と庶民的。ウナギじゃなかった(笑)


続いて、アスリートと対決する小学生を選ぶ予選会が始まりました。
低学年の子たちは、スタートの号砲よりも、隣の子の様子を気にするよくわかっていない子の姿も。何事も経験ですね。

見ていて気づいたのは、まだ体ができていないためか、年齢が低いほど身体がぶれること。
フォームも様々でみんなそれぞれ違う。たまに、すごく真っ直ぐできれいなフォームの子がいます。かといって、そういう子が必ずしも速いわけではない。これが不思議でした。


午後からは、メインイベントの「アスリートvs小学生対決」。当然、ハンデ戦ですが、小学生がけっこう勝っていました。私は短距離選手の走りはふだん見ることがないので、あの肉弾が走ってくる迫力に圧倒されました。同じ走るでもマラソンとは全然違います。

taiketsu_s



そして、最後は桐生選手の試走
日本記録保持者の走りを見ようとひとがどんどん集まってます。さすがはビッグネーム。大人気です。日本人初となる100m走9秒台たたき出した男。オーラが違いました。
単独での試走の予定でしたが、桐生選手が呼び掛けて小学生が飛び入り参加。よい思い出になったことでしょう。桐生選手の走りは速く、美しかった!一瞬で終わってしまいましたが、真っ直ぐに延びた脚の美しさが記憶に残っています。
トークショーでの桐生選手は少し気さくでオーラはありませんが、実際に走るとなると何かを期待してしまう。100m走というのは「芸」の世界だなあ、と思った次第です。
仮にマラソンのトップ選手が長距離のスピードで試走してくれたとしてもこの迫力はありません。

kiryu_ss

もちろんマラソンのトップ選手も研さんを重ねて、心も体も常人とは違うはずです。でも、100m走のような瞬発力とスピードが感じられるわけではないので、イベント会場で見せる場合、マラソンはエンタメとしては弱い。マラソンはやはり見るよりも、参加するもの???

まとめ

桐生選手、そして飯塚選手、女子の市川選手。3人とも話すのがうまくて驚きました。
観客がたくさんいても、この程度のイベントでは緊張などしないようです。
もし私なら、絶対にしどろもどろ。
もしトップアスリートが緊張するなら、やはり国の代表として国民の期待を背負って参加するオリンピックの大舞台が一番ということでしょう。

私のように、久しぶりのフルマラソンで緊張するようではいけないと思った次第であります。
マラソンの走力だけでなく、トップアスリートたちのように、人としての魅力や精神力も身に着けたいですね。

この前、足底腱膜炎についてご報告しましたが、1週間ほど様子見して無理しないように気をつけました。夜のランニングはキロ6分程度に抑えつつ、終わった後には脚全体のストレッチとゴルフボールを使った足裏マッサージを入念に行いました。
そして、先週末再び外を20kmほど走ったところ、足裏の痛みは消えていました。


気持ちいい走りができた

もう少し詳しく書いてみます。
故障明けで恐る恐る走る経験は、ランニングを2年も続けていれば、誰にもあることでしょう。
今回もそんな感じで走り始めました。
ちなみにシューズはライトレーサーRS5(ノーマル版)。軽くてクッション性はあるものの、サイドの補強がないため横にぐらつきやすいのが特徴です。

朝6時半スタート。外は秋の気配。
まだ日は低く少し薄暗く、上着を脱ぐと肌寒い。川の堤防には、散歩やランニングをする人たちがすでにたくさんいました。朝の運動は気持ちいいですよね。


呼吸と左の内転筋に集中

スタートは本当に恐る恐る。右脚にも左脚にも負担がかからないように、気をつけて走り出しました。
7kmほど走ると、スタート時に少し重いと感じていた身体がほぐれて、軽くなってきました。足裏の痛みもない。
呼吸を一定にして、意識を自分の息に集中
さらに意識を左脚の内転筋に持っていきます。
なぜこの左脚の内転筋かというと、私の場合ここに体重が乗るような意識で走ると身体のブレがなくなって弱い右脚に負担がかかりにくいことを最近発見したからです。
この左の内転筋は私には扱いが難しく、意識していないとすぐに力が抜けて膝が開いてきてしまいます。

ペースはキロ5分半ほど。自分の呼吸と左内転筋への意識の集中を交互にくり返す。これをひたすら続ける。もちろん、途中で集中力が途切れて、ぼーっと「昼ご飯何食べようかな」などと考えたりもしました。修行が足りません(笑)


悟りはないが修行的ランニング

こんな具合で、この日は文字通り「修行」のようなランニングでした。
自分の身体に集中していると、地面から伝わる衝撃がうまく両足の太もも辺りに伝わる感覚が心地よくなります。
「うまく走れている」という感覚
今まで走っていた時よりも身体が楽というか、脚の力がうまく地面に伝わっている感じです。

ペースはキロ5分半ですので身体には苦しさはありません。ゆっくり過ぎず、前に進んでいる意識もあり、テンポがちょうどいい感じ。
自分の呼吸と左内転筋に意識を向けることによって、心地よさが続くようです

秋の朝の空気、目に見える川の水面や木々と草花。走ることで自分の身体感覚が研ぎ澄まされるようです。
とはいえ、集中力がすぐに切れ、この感覚は長続きしません。
「修行が足りん!!」
ランニングで悟りを開く日はしばらくかこないでしょう。


走ることの楽しさと気持ちよさ

この研ぎすまされた感覚は、一種のランナーズハイではないかと思います。実際はどうかわかりませんが、久しぶりに走ることが本当に気持ちいいと感じたことは確かです。

長年走っているといろいろなことがありますが、マラソンのレースに出てて自己ベストを狙うことばかりを考えていると、走った距離やスピードなど「数字」ばかりに気を取られてしまいます

しかし、走ることはそれ自体で楽しく気持ちいい、そんな側面があることを、この日の朝、思い出すことができました。故障して恐ごわ走るのもそれなりに意味があるものです(※悟りを開いたわけではもちろんありませんw)。

レースがないとモチベーションの面からランニングが続けにくいのは事実ですし、自分にとって自己ベストを更新することは新しい自分に出会うことでもあります。しかし、それだけではなく、時々走ることの楽しさと気持ちよさについても思い出して、数字では測れない部分も大切にして走ってみようかなあという気分になった次第であります。


後脚(軸足)が着いていると安定

もう少し考えてみます。
もし階段をゆっくりと降りるとしたら、前脚が下の段についたときに、後脚が上の段に残っていて浮いていません。段差をゆっくり降りると安全なのは、両脚がついて安定するからでしょう。

一方、トレランではふつう、山を走って降ります。着地の時は後脚が浮いている状態がほとんど。だから安定感がなく、危険が大きい。

山を走り降りれば、後脚は地面から離れるもの。でも、その時間をなるべく短くすることはできます。
もしスピードが上がったとしても、後脚が浮いた状態をなるべく少なくできれば、より安全に降りられるのではないか?


残った後脚の太ももの位置

段差を降りるためには、体全体の位置が下がる必要があります。前脚が下の段に着くとき、腰の位置も下がる。
後脚の太ももを前に出すと、腰も一緒に下がりますが、上体は前にかがみ、しゃがむ姿勢になります。しかし、いくら安全重視も度が過ぎるのは考えもので、一歩ごとにしゃがんでいては疲れてしまいます。後脚の太ももを股関節よりも前に出してしまうと、腰が引けてしまうのでうまく走れないのです。軽快に降りるためには、なるべく太ももを前に出さないようにして段差を降りる必要があります。

腰が引けないようにするには、私の経験上、太ももを股関節よりも後ろに持っていくのが理想です。
しかし、前回も書きましたが、走っているときに後脚の太ももを後ろに動かしても、その感覚はわかりにくい。
「後脚の太ももを股関節よりも後ろ」という動きは、実際には、股関節より前に出そうな太ももを出さないようにこらえるイメージです。
実際には、後脚は前脚に変わるので、段差を降りる動作のどこかで前に動くはずですが、身体が下がり始めるときには前に出さない。前脚は真下に降ろすようにする。こうすると、お尻が引けずに身体を真っ直ぐにして、段差を降りられます。


太ももを前に出さずに膝とつま先を使う

太ももを前に出さないで、腰の位置を下げるにはどうすればようでしょうか?
しゃがまずに体幹部を真っ直ぐの状態で腰を落とすには、膝を曲げるしかない
太ももを前に動かさないようにこらえて、膝を曲げれば腰の位置を下がることになります。
上体は真っ直ぐなまま前に出て、膝が曲がった分だけ下に下がります。この時には、後脚はまだ上段を離れていません

ここで気づくことがあります。
それは、股関節を曲げずに膝を曲げると、すねが前に倒れて、かかとが浮くことです。
しゃがむときはかかとが地面に着いている方が楽ですが、股関節を曲げずに腰を落としていくと、かかとが必ず浮いてきます。この時体重がつま先側にかかって足指を使うことになります。これは一連の動作でそのようになるので、自然につま先を使うようになるのです。


実際にこれで降りてみると

実際にこれで山を降りてみて気づいたことを書いてみます。

1.前脚も自然とつま先着地になります
つまりフォアフットですね。良い点は、前脚のつま先が伸びる分だけ下の段への距離が短くなり、かかとで着地するより早く足を地面に着けられることです。

2.滞空時間が長いように感じます
後脚が上の段に残っていても、膝が前に倒れる分だけ体幹部が前方に出ています。この時、体幹部は上段よりも前、つまり空中にあります。これが滞空時間が長く感じる原因ですが、最初のうちは怖いです。でも、すぐに慣れます。

3.股関節つけ根の前側が伸びる感じがします
股関節が硬いひとは、太ももが前に出て腰が引けやすい。身体を前に進める時に、太ももが前に出ないようにこらえると、太ももつけ根が延びる感じがします。ストレッチをして股関節の可動域が広がると、股関節が伸びたことがより感じられます。

4.太ももがそんなに疲れません
腰が引けずに走れるため、太ももで踏ん張る力が少なくて済みます。また、ある程度のスピードが維持できます。

5.心にすこしだけ余裕が生まれます
腰が引ける走りよりも身体への負担が少ないので、私はその分だけ気持ちに余裕が生まれました。
ただし、これも慣れの部分が大きそうです。身体の使い方は、実際に山を走って慣れることが大事ではないかと思います。


まとめ

今回、股関節の柔軟性と山下りの身体の動き、そしてその心理的な部分について自分なりに考えてみました。
後脚の股関節から太ももを前になるべく動かさないようにする。身体の動きについては、このことが大切で、身体の動きの負担が軽くなると、心にも余裕が出るようになったようになりました。結局、身体が安定が心の安定につながり、山下りの恐怖が薄らいだようです。

私はふだん椅子に座っていることが多く、両方の太ももが股関節から前に曲がっている状態が普通になってます。歩くときも座ったままのような腰のかたちで、太ももが前に曲がりがちでした。今思えば、そんな状態で山をかけ降りることが、不安を大きくさせる原因だったのではないかと思います。
しかし、身体の使い方をすこし変えるだけで脚が楽になり、精神的にも余裕が出ました。そして、山を下るスピード感が、恐怖から楽しさに変わりました。

山下りが苦手な男性ランナーには、後脚の太ももを前に出さないぜひ試してみてほしいです。
まずはご自宅近くの公園などで小さな段差を見つけて、練習してみるのがよいかもしれません。私のように身体が硬い方は、ストレッチをして柔軟性を高めることをお勧めします。私はストレッチをして股関節の柔軟性をつけてからは、太ももを前に出さずにこらえられるようになりました。

猛暑が終わりだいぶ涼しくなってきました。そろそろまたトレランに出かけようかと思っています。



股関節は実際どう使う?

そんなこんなで、ストレッチに励んで股関節を柔らかくしつつ、いよいよトレランで実戦訓練開始。
山に走りに行ったときには、股関節を意識して山を降りるように気をつけました。

問題は、股関節をどう使うかということです。せっかくある程度開くようにしたので、この開きを使わない手はありません。

しかし、開くといっても、「前後の縦方向」と「左右の横方向」があります。
まあ、普通に考えてみると、わざわざ股を左右に広げて坂をかけ降りるのはアホみたいです。ここは直感的に判断して、股関節は前後に開いて使うことを意識しました。


前脚と後脚

ところで、股を大きく前後に広げて走ると、歩幅が大きくなります。下り坂で歩幅を大きくすると、スピードが出て危険です。
もちろん股関節を柔らかくしたは速くかけ降りるためだったのですが、歩幅を大きくしてガンガンかけ降りるのは、自分のイメージとはちょっと違います。

そこで考えました。
脚を前後に開く場合、前脚を前に、後脚を後ろに、と両方の脚を動かしてしまうと、歩幅が大きくなりすぎてしまいます。なので、前脚か後脚どちらか一方の足だけを意識して開くことにしました。


後脚を意識する

まず、「前脚を大きく出し後脚はそのまま」という方法。前脚だけ開くということは、太ももを持ち上げることになります。下り坂で太ももを持ち上げるということは、ちょっとおかしなことになるのは、やる前から薄々気づいていましたが、その通りでした。
前脚を持ち上げて段差を降りると、身体全体を前に倒さないと段差を降りることができません。実際にやってみたところ、怖くてノケゾリました。
恐怖心を克服するどころか、さらに恐怖心が増してしまいます。

次に、「後脚の太ももを股関節から後ろに動かし、前脚はそのまま」という方法を試しました。残った後ろ脚の股関節を開くのです(お尻を持ち上げるイメージ)。この時に、前脚の股関節はあまり動かさない。
残った後脚は軸足ですので、実際には後ろに移動するわけではありません。骨盤に対して後ろ向きに動くというか、軸足がわずかに残る感じになります。
段差を降りる時は、膝が大きく動くので、動きの小さい股関節を感じることが難しいです。でも、意識すると何となく違いがわかります。

後脚の股関節は、感じられる動きがその程度だったので、見た目には劇的な変化はありませんでした。
しかし、そんな小さな感覚の変化でも、大きな効果がありました。
それは、のけぞらずに山を降りられるようになったということです。


後脚(軸足)の股関節の動き

では、何でのけぞらずに降りられるようになったのかを考えてみます。
大きな段差をゆっくりと降りるとしましょう。
この時に後脚(軸足)の股関節が前に動くと、しゃがむような姿勢になって、腰が引けてしまいます。そして、しゃがむ動作を何度も行うと、太ももの前側がすぐに疲労してしまいます。私がトレランで、いつも太もも痛に悩まされていたのはこれが原因と思われます。

腰が引けると上体が前に傾いて、段差が前にあれば、突っ込むような態勢になります。昔の私のノケゾリ走法は、この前のめりに傾いた重心を、後ろに引き戻した結果だったのです。
逆に、後脚の股関節を後ろに動かせば、腰が引けることはありません。腰が引けるとき、必ず後脚の太ももが股関節より前にきているのです。

太ももが前に出ると腰が引けるので、太ももが前に行かないことが大切です。
ストレッチで股関節を柔らかくする前は、私の太ももは前に行きがちでした。恐らく、太ももが股関節より前にある状態で固まっていたのでしょう。


ガニ股は腰が引けがち

少し余談となりますが、この腰が引ける現象を考えていて、思い当たったのが、段差を降りる時の股関節の横への動きです。
大きな段差をゆっくりと降りる時、太ももが股関節より前に動く(腰が引ける)とガニ股になりがちです。段差に対して、軸足を横に向ければ足の裏全体が地に着き安定し、大きな段差を降りやすいからです。

ということで、ガニ股もまた、腰が引ける要因のひとつではないかと思ったので、ここに書いておきました。



つづく

↑このページのトップヘ