なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。 それ以来、50歳を過ぎた今も、なぜか走り続けています。 走ることにどんな意味があるのか? 「からだ」「こころ」「グッズ」「レース」「本」などから、走ることについて考える、ランニングブログです。

カテゴリ: シューズ

以前、こちらの記事(↓)でシューズを紹介しました。

<シューズ紹介> 本命レースで活躍! 「ウェーブ・エンペラーTR」

この靴は、2017年から少しずつ履き続け、ついに先日、その役目を終えることとなりました。
長い間、私とともに走り続けてくれました。

古いシューズもただ捨ててしまったのでは、ごみ袋に入れておしまいです。が、振り返ればいろいろな思い出がよみがえります。

せっかくですので、この使い込んだ靴がどうなっているのか分析してみようと思います。



長年履いたシューズはこうなった


「静岡マラソン2017」のころ、このウェーブエンペラーTRはこんな感じでした。
ピカピカです。

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この新品のシューズが、その5年後にこうなりました。↓

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ヨレヨレでかなり汚れも目立っています。かなり使い込んだので使用感がすごい。

上の写真では、左足の小指の辺りの布が破けていることがわかります。「ワイド」で幅が広いタイプですが、それでも小指が当たってしまうようです。走っているときは気になりませんでしたが、こうして分析してみてハッキリしました。
私の足は「幅広」である、と今回わかりました。


ソール(靴底)について

ソールは下の写真(↓)、こんな風になっていました。

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カカトのゴムは擦り切れてなくなっていますが、ここまで削れていたことには気づかず最近まで履いていました。ランニング時に靴底はそんなに見ないですよね?

私は以前このシューズを選んだ理由を、このブログこう書いています。

「私が重視したのは、フルマラソンに必要と思われるそこそこの軽さとクッション性でした」


履き続けているうちに慣れていまい、クッション自体がかなり削れていました。しかし、弱くなったクッション性などないことに気づかず、履き続けていたのです。クッション性とはいったい何なんでしょうか?それって重要なんですかね?(苦笑)


左右のアンバランス

左足のカカトの削れ方がすさまじいものがあります。片足だけがこれほど削れるということは、左右のバランスが違っているわけです。
これまで、身体の左右の違いには自覚があったので、何度か修正を試みました。それで治った部分もありますが、シューズのカカトの減り方だけはどんなに気を付けてもまだ直りません。

カカトが削れるように足をついているから、こんな風になるのですが、この着地しかできないのです。

ガニ股も、体のねじれもかなり修正しましたが、それでも足の裏の左右差はなくなりません。
人体は奥が深い、ランニングや歩行も奥が深い...


しかし、よくもこれほど削れたものです。みなさんは一つのランニングシューズをどのくらい使い込むのでしょうか?

ん? この靴、まだ履けそうな気がしてきた。
散歩などに履いてみてもいいかもれないと、貧乏性が顔をのぞせています。


おまけ

ウェーブエンペラーTR、まだアマゾンに売ってました。小さいサイズしか残っていないようでした。
ワイド版はもう売っていません。

●ウェーブ・エンペラーTR 
 

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久しぶりに新しいランニングシューズを買いました。
ターサージール(TARTHERZEAL)5です。
買ったのは少し前ですが、先日履いてみました。

今回はその感想を簡単に書いてみます。


3度目のターサージール

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過去にターサージールは2足ほど履きました。
確か「2」と「3」です。
(今は「6」がでているようですね)

初めてターサージールを買ったのは、ランニングを始めてまだ2年くらいの頃だったと思います。
なんにもわからずに安かったので買いました
初心者向けの厚底靴(※最近流行りのナイキの厚底ではありません)は意外と高い。
それと比べてもターサージールは、けっこう安く売っていました。

マラソンのレースに出ると、大会によっては会場で靴を売るテントの店があります。
そういうお店が安い!
もちろん型落ちシューズです。
だいたいネットの相場くらいで買えましたが、今はもう少し高いかも。

当時は、フルマラソンを5時間ほどで走っていた頃でした。
なので、まわりのランナー仲間からは「ターサージール履いてるんだねー」というコメントを何度かいただきました(汗)。当時の私のレベルでは、履いてはいけないシューズだったのかもしれません。
たぶん「遅いくせにそんなの履くのは10年早いんだよ」と皆さん思っていたことでしょう(笑)

私の初めてターサージールは、性能ではなく安いから買ったのです。「ターサージール」という名前も知らずに買いました。
今となっては懐かしい思い出・・・

今回は半年くらい前にネットで注文しましたが、ポイントやら何やらで買った価格がかなり安くなりました。元の価格は、8500円ぐらいでした。

ターサージール5を履いてみた

さて、今回3度目のターサージール。番号も進んで「5」なわけですが、まずは見た目
昔はこんな感じの水色はありませんでした。(写真をご覧ください)
少なくとも私が買ったターサージール2を買ったテントの店にはなかったはず。
この水色は少し緑がかっていて明るすぎず、気に入ってます。

そして、足を入れてみました
サイズはこれまでのターサージールと同じ27.5cm。ピッタリでした。
新しい型(型落ちですが)でもサイズ感が変わらないところは助かります。

次は靴ひもを締めていきます。
ひもは素材が変わっていて、滑りやすい感じのナイロンぽいもの。でも、滑らないので、テクノロジーの進化だなあ、と感心しました。

ところが、ひもを通して半分過ぎたときにちょっと嫌な予感が・・・
「もしかして、このひも短くない?」
残りの穴の数に対して、ひもが短い気がしました。
いつも履いているシューズとは違い、残っているヒモが短いのです。

気のせいかもしれないと思いつつヒモを締めていきました。
しかし、やはり、最後に結んでみてもやっぱり短かった!
もしかして素材が伸縮するかと思ってもう一度締め直しましたが、大して変わりありませんでした。

アシックスさん、どうしてこうなったんですか・・・?

短かったのは「2段ハトメ」のせい?

皆さんは靴ひもをどう絞めているのか私はしりません。私の場合、靴ひもは一番上の穴まで使います
そこを使わないならちょうどいい長さかもしれません。しかし、最後の穴を使って輪っかを作って通すとなると話が変わります。

アシックスさんのサイトでも輪っかを作って通す結び方を紹介しています。これを「2段ハトメのシューレーシング」と言うそうです。

私はこの「2段ハトメ」しかしません。シューズを履くときも脱ぐときも面倒ですが、走るときは足がシューズにフィットして中で滑りません
「2段ハトメ」に慣れてしまうともう昔のように普通に結ぶことがてきないのです。

恐らく、「2段ハトメ」をしないなら十分な長さです。しかし、私は「2段ハトメ」派です。
使えるヒモがないかと探しましたが、残念ながら、昔のターサージールは夏に断捨離してしまいました。ヒモだけとっておけば良かった・・・

ターサージール5はヒモが短いです。
蝶結びにコマ結びを重ねて、ほどけるのを防止したいのに、ヒモが短くてできません
とても残念です。

とりあえず軽く走ってみました

短いながらも結べないことはなかったので、「2段ハトメ」で5kmほどジョギングしてみました。
走った感触は、ターサージール「2」「3」とあまり変わりませんでした
しっかりと履き比べれば、違いがわかったかもしれませんが、もう古いシューズはありません。

来年、ハーフマラソンで使ってみますので、その後でご報告したいと思います。
ではまた。

つづく


●ターサージール 
  • Amazon
  • 楽天市場
  • 2018年10月28日(日)、静岡県島田市で開催された「島田大井川マラソン2018」を走ってきました。

    私にとって、このレースは2018-19シーズンの初戦。かなり心配でした。
    島田マラソンは晴れると暑くなる傾向があり、今まで何度も歩くことを余儀なくされたからです。
    それに加えて、今年は走り込みが不足しています。たとえ気温が低かったとしても体調が心配でした。
    「完走できるのか???」
    そんな不安を抱えたままハンドルを握り、会場に向かいました。

    会場到着

    会場駐車場には、朝7時ごろ到着。
    シャトルバスで会場まで運んでもらいました。
    天気は快晴で、昨年の雨が信じられません(昨年は雨で棄権ですが…)。

    さっそく更衣室で着替えにかかりましたが、なにかしっくりきません。前回の参加レースは4月の掛川マラソン。時間が開きすぎて、何をしたら良いのかわからないのかわからなかったのです。

    忘れ物もいっぱい。サプリ、ファイテンベルトワセリン(チューブタイプ)、日焼け止め。
     中でも、ワセリンは股ずれ防止に必須。しかしコンビニには売ってはいません。仕方ないので、すべりそうなニベアを買って塗っておきました。手荒れも防げそうですし・・・

    スタート~20km

    スタート時間は9:00。20分前にスタート位置に整列しました。
    気温はそんなに高くはないが、日差しが強く日なたはすでに暑い。シューズはこれまた久しぶりの
    ウェーブエンペラーTR。長いこと履いていないので少し心配でした。

    スタート前には元ノルディックスキー複合選手の荻原兄弟と、元女子マラソン選手の千葉真子さん。皆さんテンション高かったです。

    9:00号砲。
    島田の街を走り大井川河川敷に向かいますが、久しぶりのレースなのでとにかく慎重。5分30秒くらいで走ろうと思いましたが、5分15秒で入りました。4km手前で大井川河川敷に入ります。そこから延々と川の景色が変わりません。
    ペースは変わらず5分15秒。河口へ向かう間はずっとゆるい下りなので「こんなものかな」と思いつつ走りました。速くもなく、暑さも感じないので、同じペースで淡々と走りました。
    そして20km過ぎに折り返しがあり、そこから上流に向かうため、緩い上りとなります。

    20km~35km

    折り返した後、時計を見ると5分15秒のままでした。すこし上り坂のはずだから遅くなるはずなのに「変だなあ」と思いつつも「そんなもんか」と相変わらず同じペースで走り続けました。
    30km付近になるとだんだんと暑くなってきます。足が心配でしたが、どちらの足も大丈夫そう。

    周りのランナーたちは暑さのためか、段々と脱落していきます。
    私は脚が大丈夫だったので気をよくして、同じペースで走り続けました。
    そして、島田マラソン名物の「大エイドステーション」に到着。チキンラーメンに饅頭、スープ。いろんな食べ物がありましたが、私はお腹が持たないので食べられません。泣く泣く素通りです。でも皆さんありがとう。

    35km~GOAL

    それは突然訪れました。いや、もちろん予感はありました。

    疲れたせいか、水分が摂りづらくなっていたのです。身体が水を受けつけなくなってきました。
    35kmでお腹がおかしくなり、尿意を催しました。
    ゴールまで我慢できたかもしれませんが、自己ベスト狙いではないので、トイレに立ち寄りました。
    ふつうに終えて、「さあ行くぞ」と走り出すと、急に「差し込み」が・・・足からの振動がお腹に突き刺さるように痛みます。
    溜まっていた水分が出て、バランスがおかしくなってしまったのかもしれません。
    1km走っても痛みは収まらず、結局歩いてしまいました。歩かずゴールするためにゆったりとしたペースで走ったのに・・・

    そこからゴールまでは時々走って時々歩くの繰り返し。喉が渇いても胃が受けつけず、水はもう飲めません。気持ち悪くて仕方ないので、塩分のあるスポーツドリンクも梅干もムリ。エイドでは水をもらってうがいをするだけ。


    最後の1kmはほぼ歩き、何とかゴール。記録は3時間52分。アナウンスの男性が「この暑さでサブ4で走れるなんてすごいです」と言ってくれたのが、ほんの少しのなぐさめになりました。

    この日履いたウェーブエンペラーTRは、脱いでみると、足の中指の爪が割れて血が出ていました。
    フォームを微妙に変えたのが原因と思います。しかし、フルマラソン本番の前にシューズのチェックをしなかった自分がいけません。何ごとも準備が肝心です。


    まとめ


    快晴になると必ず気温が上がり、過酷な条件になる島田マラソン。今回もまた、いつものように「しんどうマラソン」になってしまいました。
    以前にもこのブログに書きましたが、私は胃腸が弱いので、気温が高いフルマラソンの終盤は、ただの水すら飲みこむことができません。
    胃薬飲んでみたり、ピロリ菌を除去してみたりもしましたが、こればかりは今のところ治る様子なし・・・。これからもフルマラソンでは吐き続ける?のかもしれません。

    しかし、あきらめません。
    自己ベストは今シーズンも狙います。
    冬になれば、脱水にもなりにくいです。
    これからも弱い胃腸と向き合いながら頑張ります!


    ケガがようやく治り、先週末から走れるようになりました。
    11月3日からの3連休は外を走り、計50km。その後の平日はトレッドミルに乗って毎日10km走り、今月の走行距離は、11月13日現在すでに130kmに達しました。
    こうして、距離的には完全復活をとげた私は、先週末のジュビロ磐田マラソンに参加することができました。
    今回は、レースの様子をご報告します。


    ついに今シーズンの初戦

    前回の記事で書きましたが、10月29日に開催された大雨の「しまだ大井川マラソン2017」は、私は棄権しました。この島田マラソンが今シーズン初戦となるはずでしたが、ケガのために計画が完全に狂いました。

    ようやくケガが治り、ランニングを再開して1週間。
    ジュビロマラソンまでに走り込んだ距離は100km近くですが、脚力の回復に自信があったわけではありません。
    完走はできそうな感触はありましたが、レース参加は半年ぶり。
    とりあえず今回の最低限の目標は「完走」と決めて、出場することにしました。
    何はともあれ、走れてよかった。


    レース前夜のシューズ選び

    レース前夜、遠州地方には強風が吹き荒れていました。
    床についてからは、うなる風音に翌日が不安になりましたが、意外とすぐに眠れました。
    ケガで精神が鍛えられたのかもしれません。

    悩んだのはシューズです。
    今までは、ウェーブエンペラーとターサージールが、ハーフマラソンの定番でした。
    しかし、今回はケガ明けのレース。脚の状態は、これまでと同じではありません。
    練習不足もあるため、そこそこ安定していてクッション性もある2種類を考えました。

    ウェーブエンペラーTRライトレーサーTS5です。

    クッション性は、ライトレーサーTS5の方がウェーブエンペラーTRよりもあります。しかし、TS5はサイズがやや大きいため、レース中の靴擦れが心配でした。今回はハーフマラソンということもあり、キロ4分でもしっかり走れるウェーブエンペラーTRを使用することに決めました。


    レース当日、朝

    いよいよレース当日、朝は5時に起きました。
    思えば、前回参加したレースは、3月末の豊橋ハーフマラソン2017です。すでに半年以上レースに出ていません・・・
    時間とは怖いもので、レース当日朝に「何をしたらよいかわからない!?」という状態におちいりました(笑)

    ハーフマラソンの場合は、レース前の食事やレース中のサプリなどには、そんなに気をつかう必要がありません。しかし、あまりにも長くレースから遠ざかっていたため、持ち物に迷って時間がかかり、自宅出発の予定時刻を過ぎてしまいました。

    焦って家を出て、自転車を立ちこぎして仲間との集合場所に到着。彼の車に乗せてもらい、会場となる磐田市のヤマハスタジアムを目指しました。


    スタート前は不安がいっぱい

    現地には、予定の時間の7時30分に到着。
    まずは参加賞を引き換えにいき、車に戻って着替えをしました。

    マラソン大会では、車があるととても便利です。温かい車内で着替えや時間待ちをすることができます。ただし、すべてのマラソン大会に駐車場があるわけではありません。今回は、すでに何度も参加して、勝手をよく知る地元の大会なので、十分に車を活用することができたというわけです。

    ハーフマラソンのスタート時間は、9時20分
    着替えを済ませて、8時半ごろ軽くアップをしながらトイレに行きました。
    久しぶりのレースはたとえハーフマラソンであっても緊張します。

    走り込み不足によるスタミナ切れや、治ったばかりのケガのトラブルも心配になりました。
    さらには、靴ひもの締め具合までも気になり・・・
    ケガによる休養明けのレースは不安がいっぱいです(笑)


    そして、スタート!

    スタートの15分ほど前にスタート地点に向かいました。
    私は申告タイムを1時間30分としていたため、スタートはAグループでした。
    ランナーを見渡すと、Aグループは皆さん立派なふくらはぎをお持ちです。
    何というか、屈強な戦士です。
    さらに自信を失くした私は、Aグループの最後尾に並びました。

    並んでいると、どこからか時計のデジタル音が・・・。
    ハッ、と気づいてランニングウォッチのボタンを押しました。
    昔はスイッチを入れ忘れて、スタートにGPSが間に合わなかったなんてこともよくありました。最近はGPSのスイッチには慣れていたつもりだったのですが、半年のブランクとは恐ろしいものです。

    そして9時20分号砲。ランナーは一斉にスタートしました。
    私は周りの走りにつられて動き出したものの、完走できるか不安もピークに達していました。


    START~5km

    ペースはキロ5分、ゴールタイム1時間45分を目安にして走り出しました。
    ケガからの復帰第一戦。久しぶりのレースです。オジサンなりにちょっと感動しました。

    しばらく走ると、のんびりランナーたちに遭遇し、行く手を何度もブロックされました。
    のんびりランナーをかわすうちに、少しずつ闘争心が目覚めてきます。
    1km地点のタイムは4分30秒
    当初予定していたキロ5分ペースと比べると、ずいぶん早いペースです。
    少し落ち着こうと、キロ4分40秒ぐらいまで落とすことにしました。

    ジュビロマラソンのコースは、3kmまでは小さなアップダウンがけっこうあります。
    上り坂は、走り込み不足でけっこうキツイ
    下り坂は、ケガをしていた右足指への衝撃が気になる

    同じペースで4km地点を通過すると、段々と身体が重くなってきます。
    そして、5km地点を通過するとハッキリと認識しました。

    「今日はペースが上がらない!」


    5km~11km

    5kmを過ぎてからは、ペースが自然とキロ4分44秒まで落ちました
    もう少し上げれたかもしれませんが、残りの16kmを考えるとそれ以上速く走る気は起きません。
    それに、やはり身体が重い
    正直なところ、ハーフマラソンで10km走らないうちにこんなに疲れたのは、何年前になるのか覚えていないほどでした。

    普段なら、だいたい同じペースのひとを探して付いていきます。
    しかし、今回は周りをみる余裕がほとんどありませんでした。

    シューズは快調でした。
    4分44秒では足にもあまり負担がかからないらしく、靴擦れの兆候もありません。
    さすがはウェーブエンペラーTR、安定感があります

    そんなこんなで、ずっと同じペースで11kmすぎのJA給水ポイントまでたどりつき、この大会の名物のひとつとなっている磐田産ライオンメロン(←強そう)をいただきました。(甘くて美味しかったです。ありがとうございます)ちなみに、このメロンは数量限定で、私の知り合いが通過したときにはすでに「売り切れ」状態だったそうです。今年食べられなかった人は、来年食べられるように頑張って練習しましょう。モチベーションになりますね。


    11km~19km

    メロンをいただいた後は、残り半分を同じペースで走り切ろうとがんばりました。
    身体は疲れを感じてきましたが、幸い気温が例年よりも低く、脱水でバテてしまうということはありません。

    ジュビロマラソン名物の幼稚園児たちと「ロータッチ」(ハイタッチのこと)は、例年けっこう楽しく行うのですが、今年ばかりはまったく余裕がないので、子供たちに視線を向けもせずに鉄面皮で走り抜けました。ちびっ子たち、ごめん。

    途中、太陽が顔を出し、気温も少し高くなったので、どうなるかと思いましたが、身体の方は異常ないし。
    そして、JRの高架をくぐり、左に曲がると残りは約2km
    何とかこのまま行けそう、と少し気が楽になりました。


    19km~20km

    しかし!、最後の2kmで安心してはいけないのが、このジュビロマラソン。
    ここから、のぼり坂が始まるのです。

    それまでフラットなところをずっと4分44秒で走ってきました。
    正直なところ、後半はペースを維持するためにすこし無理をしていました。
    そんな状態で、実際に坂を見た時の気持ちを表すとするなら、地獄!」です。
    「ケガから復帰したばかりの自分を、レース終盤になぜこんなに登らせるのか」と恨み節を心でつぶやきました。もちろん私のケガから復帰第一戦のことなど、主催者が知る由もありません。

    この坂は確かにつらい。しかし、残りは2km切っている。
    残り2kmということは、あと少し頑張れば終わり。ハーフマラソン以上の距離のどんな大会でも、残り2kmを過ぎると勇気が出てきます。
    このアメとムチの葛藤がこの大会の19kmからののぼり坂の特色です。

    さて、坂道を走ると、とにかくツライ
    今まで何度となくこの坂を上りましたが、今年がこれまでで一番キツイ。
    今年は坂道練習ができませんでした。いつもの坂道練習がいかに効果的であったのかがよくわかりました。(のぼり坂が苦手のランナーの皆さん、坂道を上る練習をすれば必ず克服できますので、頑張って登りの練習をしましょう)

    そんなに長い坂道ではないのですが、登り切ると息はゼエゼエ。
    それでもなんとかペースを落とさないように頑張りました。
    忍耐です。まわりのランナーは誰も歩いていません。
    修行です。まわりのランナーは普段から厳しい修行を積んでいるのかもしれません(私は修行をさぼりました)。


    1km~GOAL!

    そして、残り1km
    みんな考えることは同じ。
    少しでもタイムを縮め、少しでも早くゴールしようと必死の形相になります。
    ひたすら、ひたすら、脚を動かします。
    やっとのことで、会場にたどりつくと、大きな声援が聞こえてます。
    無事帰ってこれた・・・

    最後の直線は脚が全然前に出ませんでしたが、100m走をしている気持ちで走りゴールラインをかけぬけました。

    記録は1時間40分。


    まとめ

    復帰第一戦、そしてシーズン初戦となったジュビロマラソンはこうして無事完走となりました。
    ケガによる練習不足の影響は思ったよりも大きく、身体が重く感じて仕方がありませんでした。
    キロ4分44秒というのは、フルマラソンのペースです。
    静岡マラソン2017」では、だいたい同じくらいのペースで42.195kmを走り切ったのかと思うと、ちょっと目まいがしてきました。
    2月の自分はすごかった。ちょっと尊敬しています。
    1日も早く、同じ状態までコンディションを上げるよう走り込みたいと思います!

    ちなみに、ジュビロマラソンでは今年も300円分のお買い物クーポン券がついていて、これを利用して今回は「わらびもち」を買って食べました。冷たくて、美味しかったです。

    次のロードレースは、「袋井クラウンメロンマラソン2017」。こちらはフルマラソンです(2016年の記事はこちら)。また不安な気持ちになりそうです。

    いよいよ暑くなり、日中の最高気温は30℃を超えるようになりました。

    朝ランは睡眠のリズムが乱れたために、毎朝走ることは止め、今は週2回程度に抑えています。
    スタート時刻も朝5時から6時に変更。スケジュールを調整しました。


    キロ6分ペースのジョギング

    このところ、朝の気温も一気に高くなっています。
    暑さでこれまでのように走るのはしんどい。ペースも調整が必要です。

    私が日頃走るのに目安としているのが、キロ5分(時速12km)ペース。ハーフマラソンは約1時間45分、フルマラソンは約3時間30分で完走できます。
    今は、暑さのためにこのペースをキロ6分(時速10km)に落としますことにしました。ハーフマラソンで約2時間6分。フルマラソンで約4時間12分。ゆったりとしたペースになります。

    このゆったりペースへの変更が意外と難しいもので、キロ6分でゆっくり走り続けると、だんだんと身体が弛緩してきて、腰が落ちてしまいます。ゆっくりの時は、全身は使わず、脚だけで走れますし、脚だけの方が楽だからです。


    イダテンからライトレーサーTS5に変更

    最近の朝ランニングで主に履いていたのは、ミズノの「イダテン」。3年ほど前に購入したもののサイズが小さくてお蔵入りしていました。ところが、雨の日に走ろうと、このイダテン引っ張りだして靴ひもをギュッと締めて履いてみるとピッタリ。キロ5分くらいで意外と軽快に走れます。悪くないのでずっと使っていました。
    しかし、最近の暑さでペースがキロ6分に落ちました。そこで、ゆっくりでも快適に走るために、シューズを変えてみてはどうかと考えました。

    選んだシューズが、アシックスのライトレーサーTS5

    以前、下の記事でご紹介したシューズです。
    <シューズ紹介> 部活じゃないけど! ライトレーサー(LYTERACER) TS5
    大きいシューズは長・速・坂に気をつけろ! 続「ライトレーサー TS5」
    靴擦れのもうひとつの原因 続々「ライトレーサー TS5」

    しばらくは履いていませんでしたが、TS5は私のもつランニングシューズの中でクッション性が大きい。このクッション性に期待しての選択です。


    久しぶりのTS5の感触

    久しぶりにTS5で走ってみると、やはりソールの柔らかさが印象的でした。
    最初はキロ5分半くらいで試してみましたが、それまで履いていたイダテンと比べると柔らかすぎて走りにくい。クッションがそれほどではないシューズに慣れると、クッションに違和感を感じます
    しばらくして、暑さのためにすぐにペースダウン。
    キロ6分に慣れてくると、だんだんとクッションが心地よくなってきます。脚が跳ねて進むような気がするクッションの反発力。
    そして、久しぶりに履いてみて気づいたのがグリップ力です。ソールがアスファルトをグッと捉えて、しっかりと脚の力が伝わります。それまで履いていたイダテンのソールがやや減っていたこともあって余計にグリップを感じたかもしれません。


    スロージョグでは快適

    この季節は、単純な暑さに加えて、夏バテで体力も落ちてきます。シーズンオフで走り込みもすくないため、私の脚力もだいぶ落ち、キロ6分半に落ちることもあります。
    だいたいキロ6分~6分半のペースで、6~7kmを時間にして45分ほどで走りますが、この程度でしたら、足もそんなに蒸れないのですし、靴擦れも起こりません。夏の朝の軽いランニングには、なかなか良いシューズだと思いました。


    まとめ


    ライトレーサーTS5は、頑丈ですが重量は軽く、ソールが柔らかいシューズです。
    フォームがどうのこうのと難しいことは考えずに、夏の朝をゆっくりと気持ちよく走るには、TS5はクッション性が心地よく感じます。
    これからしばらくは、このシューズで走り、夏本番の暑さを乗り切りたいと思っています。


     

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