なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。 それ以来、50歳を過ぎた今も、なぜか走り続けています。 走ることにどんな意味があるのか? 「からだ」「こころ」「グッズ」「レース」「本」などから、走ることについて考える、ランニングブログです。

カテゴリ: ランニング仲間

私もランニング歴が長くなり、いろんなところで走るようになっていくうちにだんだんと仲間も増えてきました。
そんなマラソン仲間の一人で、最近一番よく共に練習するのが、私と同世代の百田君です。 

百田君はどんなタイプのランナーかというと、出るレースはすべて全力投球です。
フルマラソンもハーフマラソンもウルトラマラソンもトレイルもすべて全力投球。駆け引き、調整などはほとんどありません。
性格はややぶっきらぼうですが、親切で優しいところがあります。

レース運びはというと、だいたい想像がつくかもしれませんが、基本的にどんなレースも最初から突っ込んでいきます。
調子がよければ、最後までペースを落とさず走りきることもありますが、大抵の場合は終盤に失速します。ハーフマラソンは距離的に走り切ることが多いみたいですが、フルマラソンでは30kmの壁に毎回ぶち当たって失速することがほとんど。
失速したレースの直後の百田君は、「次はもう少しゆっくりレースに入る」と反省の弁などを述べたりします。そんな時は、ちょっとかわいそうな感じがするのですが、1週間もすると戦略はもとにもどってしまい。「もっと練習して、次のレースはもっと突っ込んいく」という発言を繰り返します。


百田君は私よりも速いランナーで、もうすぐサブスリーに届くかというところまできています。
40歳の初マラソンで3時間30分くらいだったと言いますから、私のような運動神経がよくもないランナーとは雲泥の差(初マラソン初リタイア)。昔、陸上をやっていたわけでもないそうですから、けっこう素質があると言えるでしょう。


私が百田君について気に入っているところは、よく練習をするというところです。
彼が週末に練習するというと便乗して一緒に走らせてもらいます。もちろん、こちらが行こうが行くまいが百田君はお構いなしで一人で黙々と練習に励みます。
彼は同世代なので彼が頑張っていれば、年齢を言い訳に練習をさぼることもできません。
百田君が練習仲間でいてくれることで、かなりタイムが伸びたはずです。

マラソンは個人競技ですから孤独であることは避けられない側面はありますが、波長が合う練習仲間がいることはとても心強いものです。


ちなみに百田君とは、冬休みも何回か一緒に走るつもりです。
まだそのことは伝えていませんが、たぶん受け入れてくれることでしょう。
頼もしい男です。


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ランニングを始めたきっかけは、東京マラソンへの応募。それはパソコンでクリックしただけだったので、とても簡単で軽いノリでした。
ところが、マラソンの長距離の練習となると、ひとりでは勝手がわからず、経験者と一緒に走れるととても助かります。

そこで重要なのが、面倒見のよい人!

面倒見のよい人は、練習に誘ってくれます。そうすると、練習をしながらシューズや走るときの格好も教えてくれます。ついでに練習後の飲み会にも誘ってくれますし、さらには次のレースへの参加や遠くのレースへの旅行も一緒に手配してくれたりします。


あるグループができると、リーダー的な立場のひとがいて、だいたいその人が面倒見のよい人だったりするのですが、必ずしもリーダーではなくてそのサポート役のようなひとが面倒見が良い場合があります。

また、グループ内でのリーダーは、マラソンのタイムが一番よいかと言えば、それほど関係がないような気もします。
「名選手、名将にあらず」というとちょっとずれている気がしますが、だいたいそんな感じのことです。

マラソンの練習はそれなりにかったるいもの。そういう時にはマラソン仲間がいると練習を続けやすくなります。一人でマラソンをしているひとは、友人や家族と一緒に走ったり、どこかのチームに参加してみると刺激を受けると思いますので、ぜひ一度お試しください。

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