先週末、久しぶりに森林公園でランニングの練習しました。

次のレースの準備が目的でしたが、この練習にはそれ以上のもっと大切な意味がありました。

生活疲れ解消ランニング

おそらくどんな人でもそうだと思いますが、生きていると「何だかやる気が出ないとき」ってありますよね?

私は先週がそうでした。
何だかぼんやりしていて、それでいて他人がやることに腹が立ったりして、「なんなんだこいつは!」と苛立っていました。

私はもう40代も後半ですので、同じような経験を何度も重ねています。そういうイライラがどこから来るのか、何となくわかりました。
ストレスが蓄積しているのです。どこかで、この負債を解消する必要がありました。

自然の多いところでランニングでしてみる

今回に始まったことではないですが、ストレス解消にはけっこうランニングが効きます

ただし、どんなランニングでもよいわけではありません。私の場合は、ジムでトレッドミルで走ってもストレス解消になりません。レッドミルは人口の機械ですし、空間の移動もない。トレッドミルは逆にストレスとなってしまうこともあります。

なので、今回は自然の木々が多い場所を選びました。
頭を整理したいこともたくさんあったため、一人で走ることにしました。

かと言って、トレランというほどでもない

自然を走ることを考えたとき、山までいってトレランしても良いかな、とも思いました。
山道をいけば、さらに自然のパワーが感じられてとてもよいです。

しかし、問題は、山には何かと危険が多いということです。集中力がないと、転んだりするので気が抜けません。
そうなると「頭の整理」の部分で、これまでの状況を振り返って今後のことを考えることなどできなくなってしまいます。

自然を感じつつ、頭を整理しながらストレス解消。そうとなると、森林公園など、ある程度安全が確保された「人工的に整備された自然」がよいのです

ゆっくりと自分のペースで走る

朝6時起床。日曜の朝に早起きするのは辛いですが、走ってストレス解消することに決めていたため、意外とすんなり起きることができました。モチベーションが大事です。

朝の7時半に森林公園到着。外は寒い。
森林地帯は市街の住宅地より気温は低目。

まずコンビニで買ったコーヒーを飲みつつ音楽を聴く。
こころの準備をしっかりとしておけば、寒さに対する抵抗感は薄まります。
気楽に支度を始めて決して急がない。

8時過ぎにスタート。公園内をゆっくりと走りました。
体は思ったよりも軽い。
一週前には袋井マラソンで42.195kmを走ったので、体が走ることに慣れたようです。ランニングも遠ざかってしまうと、体が重くなった特に動き出しがつらくなります。
でも、今回は全然問題なし。我慢して完走した甲斐があったというものです。

ランニングで身体に問いかける


無理をせずに、体が疲れるまで走る

うまく言えないのですが、これまでの経験上、自分のペースで疲れるまで走るのが一番ストレス解消によいです。
速く走ってゼエゼエというのも、終わったあとに爽快感があります。
が、頭の整理という点で、考えながら走ることができません。苦しすぎます。

あくまでも、自分に心地よいペースを維持しながら、今のことを考える。
私が考えたのは、仕事のこと、家族のこと、お金のことといった現実的な問題。
走っていると当然、体の使い方やトイレについても考えたりするので、思考は中断します。それはそれで構いません。

重要なことは、自然にまた考えます。スマホもテレビもありませんから、中断しても考えていたことにすぐに戻ることができます。

否定的な感情をランニングでリセット

ランニングでストレス解消をするときに、何より良い点が否定的な感情のリセットできることです。

走っていると、他人からの理不尽な言葉を思い出して、怒りが湧いたりします。
そこで怒りの勢いを借りてペースを上げてみると、息が上がって怒りの感情が消えることもあります。
しかし、もっと大切なのは次のことです。
走り続けて体が疲れてくると、最終的には、昔の嫌な出来事などいちいち考えていられなくなる

会社や学校で何か嫌なことがあっても、走ることで否定的感情が消去されます。何か深刻な問題があっても、走っているといつの間にか冷静になっています。感情が消えた後は解決策を考えるなど、ポジティブなれることも。

「23km、約3時間」でスッキリしました

走ることで気持ちをリセットする。
自分の体に心地よいペースで走りながら、ストレスの原因となっている否定的感情と向き合う。怒りや悲しみが起きても、否定せずにそれを感じながらただ走ります。
そんな風にして、自分と対話していくのです。やがて体が疲れてきて、脳の状態も変わり、走る前のストレスは軽くなっていることでしょう。

結局、私は約23kmを3時間ほどかけて走りました
ひとり黙々と走り、足もまあまあ疲れました。途中で靴擦れが起きたので、走りに気を使いましたが、痛むこともなく「もういい」と思うまで走り切りました

友人に電話して飲みに出る

いろいろとすっきりしたので、しばらく連絡をとっていなかった友人に電話して、夜久々に飲むことにしました。何となく停滞しているときは、やる気も出ないし人と会うことも億劫(おっくう)になりますが、走ったことでそんな精神状況も改善しました。

その夜は、久しぶりに友と酒を酌み交わしました。気持ちよく楽しく過ごし、ほどほどに飲んで帰宅。
家では、スマホなどはいじらずに風呂に入ってすぐに就寝。
久しぶりに7時間ぐっすり眠ることができました。よく眠れるのもランニングの長所のひとつですね。

走ることは人間に与えられた偉大な能力である
こんなことを改めて感じた1日。
ランニングができることに感謝。本当はストレスがない生活がいいんですけどね。