仕事を終えてリラックスする人たち、ビルの明かりやネオンサイン、流れる川のきらめき。
夜の街をノンビリと走りながら、昼間とは違う街の雰囲気を味わう。

ナイトランの醍醐味のひとつは、幻想的な世界が楽しめることです



久しぶりに夜のジョギング

昨夜は久しぶりに、外を走りました。

意外と家のすぐ近くに、明るい看板が目を引き、「こんなところに店があったのか」と気づく。昼間には気づかない目立たない店に明かりがともっています。足を止めて中をのぞくと、高齢女性向けの洋品店のようなよくわからない店でした。

こんな発見があるからナイトランは楽しい。

その後は、今まで走ったことのない道を、看板や歩く人たちを眺めながらゆっくり走りました。
繁華街では、飲み屋に向かうサラリーマンや、水商売に出勤する美しい女性の姿も。

Tシャツと短パンのランナーには場違いな「夜の街」。気配を消しつつコソコソと走るのもまた楽しいもの。
客引きのお兄さんが暇そうですが、声をかけてくることはありませんでした。


夜道はやはり危険

こんな風にのんびり気楽に外を走るのは久しぶりでした。
これまでのナイトランは自己ベスト更新のための練習の一環。暗い足元に気をつけながら、それなりのスピードで走っていました。

一方、昨夜はスロージョギング。走りながら街を「うろつく」のが目的です。
ペースは上げず、面白そうなものはないかとキョロキョロ。
あの看板、この看板と面白そうな店を物色。スロージョグは楽しい。

ところが、突然風景が一変!

足が段差に引っ掛ったのです。
のんびり走っていたのに、油断していて、わずかな段差に対応できず...
見事に転倒しました。

しばらく動けませんでした。
ようやく起き上がり、身体を確認すると、幸い骨や関節に異常は無く歩いて帰れそう。
来た道をそのままUターン。

トボトボと歩いているとアドレナリンが引いて、5分後には痛みが来ました。
見ると、両方のヒジ、手首、腕、ヒザに大小のすり傷があり、なかなか大きなダメージです。

しかし歩くしかない。そのまま家までトボトボ、トボトボと歩き、ようやく家に帰って傷の状態を確認しました。幸い傷はどれも大ごとではなさそう。

医者にみてもらう必要なし。安心してシャワーに入り、傷に水をかけて洗うと「うぉー!」。シミ方が半端ではなかったです。


油断は禁物

体の傷には水がしみ、心には情けなさがしみた夜。
昨夜の教訓は、「ゆっくり走るから安全というわけではない」ということ。

速く走っても集中して気をつけていれば、めったのことでは転んだりしません。
逆にたとえゆっくり走ったとしても油断した気持ちで走れば、わずかな段差につまずいて痛い目を見ることになります。

これについては、昼間でも夜でも同じことですが、暗い夜はより危険になります。

みなさん、幻想的なナイトランは楽しいものですが、くれぐれも足元にお気を付けください。