東京マラソン、静岡マラソンと二つのフルマラソンを終えて、レースを走るモチベーションはやや落ち気味になっていた3月末。練習には前ほど気合が入りません。しかし、静岡マラソンから2週間が過ぎて体調だけは戻っていました。

今回はそんな状況で迎えた 3月25日(日)開催の「穂の国豊橋ハーフマラソン2018」のレポートです。



コースについて


到着した大会パンフレットには書かれていませんでしたが、今年から大会コースが陸連公認になったようです。この件については大会一週間前に友人から聞かされました。
正直な感想を言うと、「がっかり」でした(笑)。なぜかと言うと、この大会のコースは、昨年まではやや短く、自己ベストが出やすかったからです。(疑惑つきでも、自己ベストは嬉しい)

しかし、正式の距離になったことで自分の本当の実力がわかります。つまらないことを嘆いても仕方ないので、すぐに気持ちを入れ替え大会にのぞみました。 目標は公認コースでの 1時間30分切りです。



当日朝、スタートまで


この日は快晴。5時半起きで体調もまずまず。

会場には車で向かい、8時頃到着。参加賞をもらってから一度駐車場に戻り、着替えなどをして準備しました。

スタート時刻は10時、整列の制限時間は30分前(実際には制限はなくギリギリで到着するランナーが多かったです)。

私は9時25分に会場の陸上競技場に入り、30分前に整列しました。


この日はなかなかのポカポカ陽気で、日差しがサンサンと降り注ぎます。

3月末なので真夏の暑さというわけではありませんが、待ち時間は直射日光がけっこう熱い。

開会式が行われているようですが、スタートブロックからは離れたところで行われていて、何をやっているのかよく分かりませんでした。ランナー置き去りの開会式というのも珍しいです(笑)。


そして10時ちょうど号砲。


スタートから ~10km


今年は陸上競技場のトラックからのスタートだったので、競技場内では割とスムーズに走れましたが、競技場を出たあたりから道がやや狭くなり少し混み合いました。

1時間30分を目指すには、キロ4分15秒が目安となります。最初の1kmは4分5秒で入りました。
最初の1kmは周りのランナーも速い。私も勢いにまかせて飛ばしましたが、すぐに息が苦しく・・・。そこで気を取り直して、4分15秒を目安に自分のペースで走ることにしました。


気温は15℃以上あったと思います。風が強かったためそれほど暑さは感じませんでした。 途中の川沿いには桜が満開で、とても気持ちよく走れました。

10kmまでのぺースはだいたいキロ4分10秒から15秒だったと思います。



10km~15km


10kmの給水所を過ぎたあたりから、メガネのお兄さんと一緒に走るような形に。
抜きつ抜かれつしながら、時々他のランナーについて行ったりしました。
13 km 地点でお腹に差し込みがきて痛み、ここでややスローダウン。後ろから来たランナーたちにかなり抜かれました。
ところが、なぜかメガネのお兄さんもスローダウンしていて、同じようなペースで走ることになりました。どうやらロックオンされていたようです。(なぜ標的になったのかわかりませんが、笑)

13km付近で豊川の堤防に出ると、強風が襲ってきました。横風にバランスが崩れましたが、なんとか踏ん張りました。しばらくすると堤防を降り、風も一段落ちょっと安心。



15km~18km


15kmの給水で補給したあと時計を見るとぺースが下がっていることに気づきました。
「これはいかん」と少しペースを上げてキロ4分15秒に。気がつくと眼鏡のお兄さんはいなくなっていました。

その代わりに、赤いTシャツを着た男性が同じようにペースを上げてきましたが、この人もすぐにいなくなりました。
私にも経験がありますが、レースの後半になって誰かについて行こうとすると大抵ついていけないものです。自分のペースで走るのが一番かもしれません。

そして17km付近で再び豊川堤防に登ると、強風は完全な向かい風に!

せっかく後半にペースをあげたのに、心が折れそうになりました。



18km~ゴール


残り3kmを向かい風に抗いながら必死で走っていると、後方から青いシャツを着た男性が私を抜いて行きました。私はついていくしかないと思い、必死に食い下がりました。

先ほど書いたとおり、終盤になって元気なランナーについていくことは難しいことですが、少しずつ差が開いて行くとしても、完全に視界から消えてしまうまでは、自分にとっての目標になります。

19km地点では15m、20km地点では50mの差がついていたと思いますが、何とか見える範囲に青シャツのランナーを捉えて走りました。

そして残り1km。恒例の全力走!
競技場に入っても必死で走りましたが、またしてもコール手前の30mくらいで猛烈な勢いではしる若者に抜かれました。(私も一度でいいから、残り30mをキロ3分ペースくらいで走ってみたい・・・)

そして、最後の直線をもう少しだけ頑張ってゴール!

タイムは1時間29分台。ついに公認コースで1時間30分を切ることができました。



まとめ


最高気温20℃の天気予報に弱気で参加した今回の豊橋マラソンでしたが、暑さはそれほど感じることなく走れました。 強い風が体感温度を下げたわけですが、終盤の向かい風は心と体に響きました。


今回使用したシューズは、ミズノのウェーブエンペラーでした。ハーフマラソンはいつもこれですが、前回使用の時に軽い靴擦れができたので、今回はテープを足の裏に貼りまくって出場し、靴擦れは全くできませんでした。ウェーブエンペラー、軽くていいです。


この大会をもって今シーズンの自己ベスト更新チャレンジは終了です。最後のレースで公認大会のハーフマラソン自己ベストを出すことができたのは、来シーズンに向けて励みになりました。

マラソン以外にやることが多く、どうなることかと思いましたが、これからもまた走り続けたいと思っています。