米軍横田基地(東京都福生市)で行なわれた「フロストバイトロードレース2018」(1月14日開催)に今年も参加してきました。
今回で9回目の参加となります。

この大会は例年冷たく強い風が吹き、とても寒いです。とはいえ、近年の温暖化の影響で数年前の大会はかなり暖かいこともありました。
私は「寒いのが好き」というわけではありませんが、「寒さが売り」のこの大会についてはあまり暖かいと拍子抜けしてしまいます。
今年はどうだったかというと、大会名の「フロストバイト」らしいしっかりした寒さで、冷たい風にやられつつもしっかりと大会の醍醐味を味わいました。
では、今回の大会参加の様子をご報告いたします。

レース前

会場の横田基地には朝イチの新幹線に乗って移動し、9時半ごろに到着しました。
例年のごとく、身分証と参加賞を入口で見せて、簡単な荷物検査を済ませて会場入り。
一応、アメリカ人らしき人に「グッモーニン!」「センキュー」などと挨拶して、アメリカ気分を味わいました。
続いて、参加賞のトレーナー(今年は赤)をもらって、東京の友人を探して合流。
彼とは1年ぶりの再会となりましたが、1年があっという間すぎて変化を感じませんでした。

今年はゼッケンとチップが自宅に郵送されてきたため、引き渡しの時間が短縮されて効率がよくなりました。
しかし、今年は横田基地内は工事が多く、着替えの場所やアップのグラウンドなど使える場所が少なくなっていました。

ところで、昨年トランプ大統領が来日した際には、この空港に到着したそうです。大統領来日が今回の工事には関係がないと思いますが、来年も参加するつもりの私としては、はやく工事を終えて欲しいと思いました。


コース変更

今年のコースは大会HPに掲載されています。
今回は2周で完走する周回コースとなりコースマップも掲載されています。
しかし、ご覧になった方は気付かれたかもしれませんが、公式のコースマップは距離の表示がめちゃくちゃです。3周するような距離表示になっています。
(この厳密でない感じがこのレースの特徴でもあります、笑)

実際は下の地図の表示のようになり、2周でハーフの距離21kmを走ることになります。
yokota2018cours


レースの模様

●スタート

天気が良かったため、屋外の日当たりのよい芝生の上で着替え、間もなくするとスタート30分前(10:30)になっていました。アップする時間もないため、トイレに寄ってスタート地点に並びました。
気温は予想していたほどは寒くなく、スタートライン前のランナーの集団の中にいると暖かい気すらします。
シューズはターサージール。ベストタイムの更新は狙わないので、ウェーブエンペラーではなく、古いターサージールを選びました。

やがて、スタート時間の11:00。腕時計のGPSを操作していて、号砲があったかどうか覚えていません(笑)。みんなが動き出したためスタートとわかったという始末。私は、周りのランナーたちとともに少しずつ動き始めました。
スタートのゲート手前はランナーたちが左右にあふれていたため、わずかな距離でしたがスタートラインまでなかなかたどりつきませんでした。
そしてようやく、1分ほどでスタートラインを通過しました。


●スタート~3km

5kmくらいまでは様子見と思い走りはじめました。
前回の袋井マラソンは風邪で欠場。今シーズンは出遅れてしまったためどの程度で走れるのか感触がつかめていません。
今シーズン参加できたレースは、11月のジュビロ磐田マラソンのみ。この時は必死で走って1時間40分だったので、今回は1時間35分切るのが最低限の目標。そのためにはキロ4分30秒が目安になります。

最初の1kmは前のめりのスローペースランナーたちをかわしたり、呼吸を整えたりして、冷えた身体があたたまるのを待ちました。
今年はコースが変更されているため、どんなペースがふさわしいのかもわかりません。
やがて3km地点くらいになり、時計を確認するとだいたいペースはキロ4分25秒。とくに苦しくもなく、このままのペースなら最後まで余裕で走れる感触がありました。
しかし、かなりの強風。進行方向によって、向かい風になったり追い風になったり大変です。
横風になったときはフォームが崩れて、身体が傾きました(笑)。

そして、恒例のペースランナー選びですが、3km地点から、すぐ前に同じくらいのペースで走るの「赤いアームウォーマーの女子」をマークしました。その先には、「ロングヘア―の男性」がいたのでこのひとも目安にしました。


●3km~7km

だいたい自分のペースがつかめて、「なんとか1時間35分は切れそう」と安心したところで、友人の存在を思い出しました。
「そういえば、自分の後ろをついていくと言っていたなあ・・・」ということで、チラッと後ろを振り返るとビックリ。彼が後ろについていました。背後霊か(笑)。
しかし、こちらも必死なので、会話などしていられませんし、いちいち気にしていては自分のペースが乱れそうです。それ以降は一度も振り返りませんでした。ただ、時どき彼の足音らしきものが聞こえてくるので、「ついてきているだろうなあ」とたまに思い出すくらいでした。

5km付近の第一給水ポイントでは「ゲータレード」をとりました。
ドリンクは基地の皆さんが手渡ししてくれます。
「ゲラレー」と英語発音で紙コップの中身を教えてくれるので、水と間違えずにとることができました。
うーん、やっぱりこのアメリカチックな雰囲気が好きです。
第一エイドでは喉が渇いていたのでゴクゴク飲みました。
ペースはだいたい4分25秒を維持。

ロン毛兄さんはいいペースでほとんど差は変わりません。赤アーム姉さんは、私よりも少しペースが速く、気がつくとロン毛兄さんをパスして視界から消えてしまいました。


●7km~10km

7kmくらいになると身体もかなり走りに慣れてきました。
身体がうごくようになったので少しペースを上げたいところだったのですが、強烈な北風が向かい風になりペースが上がりません。
まわりを見るとだいたい同じ顔触れです。
そんな中でも、いろんなペースのひとがいて、抜くひと抜かれるひと様々です。
ここで、いいペースを保っていたロン毛兄さんが、強風のためかペースを落として脱落。

私の友人はといえば、足音が聞こえるのでまだ後ろについているようでした。8.5km地点の折り返しですれ違うとニヤリと笑いました。
強風は、折り返すと追い風になります。これで走りが楽にはなるものの日差しは正面。ペースも自然と上がってしまい、追い風はやや暑い

そうこうしているうちに10km地点。この辺りで最初のコースにもどり、2周目に突入しました。

●10km~16km

2周目は、距離の調整で、1周目とは微妙に違うコースを通ります。
13km手前に調整ルートがあり、ここではパンを焼いているようないい匂いが・・・
嗅覚を刺激され食欲がわきましたが、走りへの影響はありませんでした。

そして、ロン毛兄さんが息を吹き返したらしく、後方から私を抜き去っていきました。力を蓄えていたのでしょうか。パンの香りのおかげかもしれません。
私のペースはほぼ変わらず、キロ4分20~25くらい。ペースは風向きによって少し違いがでる程度のイーブンペース。

そうこうしているうちに、最初に差をつけられて見えなくなった赤アーム姉さんが見えてきました。彼女を少しずつ追い上げて、15km過ぎのエイド(第一エイドと同じ)の辺りで捉えました。
このエイドでは再び「ゲラレー」をいただきました。アメリカ的でいいなあ、思いました(たぶん2回目も)。


●16km~19km

16km地点になると、「あと5km」と思い、少しペースを上げました。
しかし、この辺りで新しいライバルの登場です。
「自転車チームのような格好の女子」が私の横まで追い上げてきて、彼女の仲間たちとすれ違う度に、大きな声であいさつしながら走っているのです。大きな声を出していますから、彼女はその分だけ体力を使っているはずです。黙っているだけの私が、大きな声の女子に負けてはなりません。少し引き離すべく頑張りました。

そして、17km付近でロン毛兄さんがペースダウンしたので、追い抜きました。ここで後ろにいるはずの友人を思い出しましたが、振り返るのが面倒なのでそのまま前を向いて走りました。足音は聞こえているのでついてきているのでしょう。

そうこうしているうちに、自転車女子がペースを上げて、一気に私を抜き去っていきました。しばらく食らいつきましたが、じわじわと差が広がりつつ残り2kmを迎えました。

●19km~GOAL

残りは2km。折り返しで追い風に変わり、まわりの皆さんのペースが上がりました。自転車女子は安定した走りで、追いつきたくても全然追いつきません(くやしいー)。
後ろにいるはずの友人にはすれ違がわないのでピッタリうしろについているのでしょう。こちらについては、何とか引きはなしたいと思いペースを上げました。19km目の1kmのラップタイムは4分10秒なかなか熱い戦いです。

自転車女子は、並んだ男子とデッドヒートを繰り広げています。後方から観戦する私もそこに参加したかったのですが、追いつくどころか差が開いていきます。

最後の1kmは気合いです。毎回どんなレースもそうなのですが、今回も気合いでペースを上げました。
そして、直線から右に曲がったところがゴールだと思い全力のダッシュ!
しかし、曲がった先には、ゴールがない!。勘違いでした(笑)。
ガックリきて一気に疲れが来ましたが、最後の気力を振り絞って2人くらい抜いてゴール!
タイムは1時間31分(ネットタイム)でした。


レース後

ゴールすると、自転車女子が余裕でバナナを食べながら、彼女の仲間たちと歓談していて、私は完敗したことを思い知らされました。

私の後ろにつけていたはずの友人を待ちました。すぐに来ないので残り2kmで引き離したのかと思いましたが、2分くらい待っても来ません。
汗で身体が冷えてきたため、彼を待つことは諦めてさっさと着替えにいきました。
5分ほど経って彼が現れ、話を聞くと、どうやら13kmあたりでペースが落ちて差が付いたらしいです。私はずっと彼の足音を聞いていたはずでしたが、赤の他人の足音だったらしいです。
見えない亡霊みたいたものを背後に感じていたんですね。


まとめ

今回は、調整が遅れてどの程度で走れるのかわからない中での出場。序盤は、完走するための体力や、予期せぬアクシデントの可能性も考えて、慎重なペースをで進みました。
幸いどこにも問題なく、ラストはペースを上げることもできたので、次のレースではもう少し速いペースでもいける感触をつかみました。
この後のレースには、背後霊のようにくっついてくる友人もいません。次回のハーフマラソンは1時間30分を切りたいところです。