なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。40代半ばを過ぎた今も、なぜ走り続けているのか? 走ることの意味を問い続ける平凡なランナーが、身体や心理のことからグッズ、レース、書籍のことまで幅広い視点から展開する、一味違うランニングブログです。

2018年04月

静岡県掛川市で2018年4月15日(日)に開催された「掛川新茶マラソン2018」に参加しました。
私にとって今シーズンの締めくくりとなるこのレースは、コースが厳しいため、自己ベストをねらうのが難しい。周りのランナー達の多くは、アップダウンが多いこのレースを敬遠しますが、私は毎年参加しています。

では、レースのレポートです。



当日朝、会場入りまで


今回は、前日より東京の友人がやって来て、レースに一緒に参加しました。

当日は朝5時に起き、朝食を作り、友人ともに食べました。味噌汁まで作った自分は良い主婦になれるかもしれません。
雨が降っていたため、「会場入りはギリギリにしよう」ということになり、指定の駐車場には8時20分到着。シャトルバスに乗り会場入りは8時50分ごろでした。

幸い会場に着いた頃には雨も上がり、心配していた強い雨は避けることができました

友人は風邪気味だったようですが、私の方の体調はまずまず。

昨年12月の袋井マラソンは風邪で棄権しましたが、それ以来風邪はひいていません。



スタートまで


スタート時間は9時30分。残り時間は40分しかなかったため、チップをシューズにつけたりしてすぐに荷物を預けに行きました。荷物預けには長蛇の列ができていましたが、意外と早く進み、 9時15分にはスタート位置に整列しました。

雨は上がり、天候は曇り。暑くも寒くもないちょうど良い気温です。アームカバーも必要なく、昼頃には晴れるという予報だったので、日焼け止めだけ顔や首に塗りました。

大会のゲストの紹介などが行われていましたが、時間がギリギリだったためストレッチをしていてあまり聞いていませんでした。

そして9時半号砲。ランナーたちが動き出すと、柔らかな日差しもさしていました。



スタート~19km



スタート位置の
つま恋多目的広場は、やや高い位置にあるため、スタートするとすぐに下り坂となります。
スタート直後は人も多く混み合っているため、スピードは出せません。周りに気を配りながら、慎重に最初の下り坂を走りました。ベースはキロ4分40秒。

その後は茶畑などを見ながら、下り基調のコースを、おおよそキロ4分50~55秒くらいのペースで走りました。

今シーズンこれまでのフルマラソンに比べてペースは遅め。身体的にはかなり余裕がありましたが、後半25km以降にかなりのアップダウンが待っているので、速くなりすぎないようにしました。

このコースのひとつの目安は、海岸近くにある風力発電の風車です。山から海に向かって南下していくため、そこまでは「下り」です。この時点が大体19km地点になります。



19km~25km


風車まで行くと南下が終わり西に向かいます。

そしてここから風が真正面から吹くことになりました。なかなか強い向かい風

風がきついことは確かですが、前日の天気予報を見て想像していたほどの強烈なものではありませんでした。雨もたまにパラパラとくるぐらい。そんなに辛くはありません。

西に向かう田んぼ道の中、気が付くと集団ができていました。私は集団の後方に位置していましたが、前の人が風よけになったような、ならなかったような・・・
強風の時は毎回思うのですが、 前を走る人が風よけになるかどうかというのは、微妙なところです。むしろ前の人の汗が風で飛んできたりするとそちらの方が嫌かもしれません(笑)。


24km地点に来るとエイドがあり、ここでアミノ酸などをしっかり補給。
ここから北に向かいしばらくすると掛川マラソン名物の上り坂が始まります。

いよいよ登り坂!

このとき私は気合を入れるために右手で頬を強くたたきました(嘘です)



25km~35km


一つ目の坂は100メートルほどでしょうか。体力を温存していたのでそれほど疲れません。
その後は時どき緩い上りが入る道を2kmくらい進みます。
そして左側の脇道に入るとなかなか辛い上り坂。ここも無難にクリアしましたが、その後すぐの
下り坂で調子づいて結構なスピードで降りてしまい足にダメージが残りました(下り坂は気をつけよう!)。

その後はアップダウンの連続で、目の錯覚かと思えるような「波打つ道路」を見ることができます。全国でもこのような珍百景のようなコースは珍しいのではないかと思います。ここを走るのはもちろんツライです。ですが、この光景にはちょっと感動に似た何かを感じることができます。

そして、上がったり下がったりして30kmを過ぎると、大会名物の「戦国汁」というとん汁のようなものがありますが、 結構疲労が来ているためパス。
その後もえっちらおっちら走り、33km付近のフルーツステーションで
メロンをいただきました。私はフルマラソンの30kmをすぎると気分が悪くなることが多いです。フルーツならば食べられるだろうと、メロンをいただきました。

「うん、美味しい」と満足しましたが、ここで終わりではありません。

メロンの後すぐに強烈な上り坂が待っています。これを気合を入れて上りました。疲労がだいぶ脚にきています。そして、頂上に着いたかと思えば、今度は強烈な下り坂。この下り坂で(またしても)調子づいて加速してしまい、やや弱った脚にさらに負担がかかりました(下り坂は気をつけよう!)

ここで右膝にちょっと違和感を覚えたのでぺースダウン。坂道の連続なのでペースは一定しませんが、おそらくキロ5分ちょっとくらいではなかったかと思います。



35km~ゴール


35km過ぎのエイドでは、内臓が弱っていて少し水を飲んだだけでお腹いっぱい。昔は気分が悪くなって吐き気がしたものですが、それは無かったのでピロリ菌除去が効いた?のかもしれません。

残りは7km。ここまで来ると安心しますが、掛川マラソン名物の残り1 km の上り坂が待っています。ペースを乱さず、遅くなりすぎないようになるべく一定のホームで、と心掛けつつもペースもフォームも乱れました。

周りを見ると、元気な人も多く、後方から何人かに抜かれました。この厳しいコースで、35km過ぎてペースが落ちないランナーは、私よりも多く練習を積み、よりうまくレースを展開した人達です。参りました。


40km地点。エイドで掛川名物のお茶(冷たい)をいただき、最後のスパートです。実際はもちろん、ベースなど上がっていません。動かない体を一歩一歩前に進めていくだけです。

そして会場となるつま恋の入り口に到着。残りは1km!
他のレースなら、ここで安心するのですが、この大会はここからが勝負です。名物の坂です

坂にかかると、体が動きません。それでも根性で、歩幅を細かく刻んで、何とか歩かずに登りきることができました。(自分を褒めてあげたいw)


そして最後は少しだけペースを上げてゴール。

タイムは3時間30分
ゴール後は
いちごとオレンジをいただきました。

今シーズンのレースはすべて終了です。


まとめ


当日朝は予報通りの大雨となり、台風のような豪雨の中を会場に向かいました。しかし、幸運にも予報よりも早く雨が上がりスタート時には、濡れることもありませんでした。
レース中には少しパラパラきたもののほぼ曇り。もし晴れていたら気温も上がりこの厳しいコースを走るのはさらに辛いものになっていたと思います。そういう意味では、
運が良かったと言えます。


もう何度も参加しているこの大会ですが、 何回走っても後半の坂道はしんどい
しかもシーズンの最後の大会なので、大会の坂道で鍛えられた脚も次のレースに生かすことができません。
それでもなぜこの大会に毎年出るかといえば、もう何年も出場していて愛着があるからだと思います。毎年出ているとそれがほぼ慣習のようになってしまい、出場しないと落ち着きません。

こうして毎年坂道を走っていると、だんだんと坂道を走るのが上手くなり、坂道が好きになってくることも事実です。(坂道で他のランナーをたりするとかなり嬉しい、笑)。


今回使用したシューズは、アシックスのターサージールでした。 数年前まではターサージールでフルマラソンを走るのは、私には難しいことでしたが、今では厳しいコースも42.195km 走り通すことができます。我ながらなかなか成長したものだ (笑)。

掛川新茶マラソン。来年も出る予定です。
そして、
今シーズン終了。お疲れ様でした。

東京マラソン、静岡マラソンと二つのフルマラソンを終えて、レースを走るモチベーションはやや落ち気味になっていた3月末。練習には前ほど気合が入りません。しかし、静岡マラソンから2週間が過ぎて体調だけは戻っていました。

今回はそんな状況で迎えた 3月25日(日)開催の「穂の国豊橋ハーフマラソン2018」のレポートです。



コースについて


到着した大会パンフレットには書かれていませんでしたが、今年から大会コースが陸連公認になったようです。この件については大会一週間前に友人から聞かされました。
正直な感想を言うと、「がっかり」でした(笑)。なぜかと言うと、この大会のコースは、昨年まではやや短く、自己ベストが出やすかったからです。(疑惑つきでも、自己ベストは嬉しい)

しかし、正式の距離になったことで自分の本当の実力がわかります。つまらないことを嘆いても仕方ないので、すぐに気持ちを入れ替え大会にのぞみました。 目標は公認コースでの 1時間30分切りです。



当日朝、スタートまで


この日は快晴。5時半起きで体調もまずまず。

会場には車で向かい、8時頃到着。参加賞をもらってから一度駐車場に戻り、着替えなどをして準備しました。

スタート時刻は10時、整列の制限時間は30分前(実際には制限はなくギリギリで到着するランナーが多かったです)。

私は9時25分に会場の陸上競技場に入り、30分前に整列しました。


この日はなかなかのポカポカ陽気で、日差しがサンサンと降り注ぎます。

3月末なので真夏の暑さというわけではありませんが、待ち時間は直射日光がけっこう熱い。

開会式が行われているようですが、スタートブロックからは離れたところで行われていて、何をやっているのかよく分かりませんでした。ランナー置き去りの開会式というのも珍しいです(笑)。


そして10時ちょうど号砲。


スタートから ~10km


今年は陸上競技場のトラックからのスタートだったので、競技場内では割とスムーズに走れましたが、競技場を出たあたりから道がやや狭くなり少し混み合いました。

1時間30分を目指すには、キロ4分15秒が目安となります。最初の1kmは4分5秒で入りました。
最初の1kmは周りのランナーも速い。私も勢いにまかせて飛ばしましたが、すぐに息が苦しく・・・。そこで気を取り直して、4分15秒を目安に自分のペースで走ることにしました。


気温は15℃以上あったと思います。風が強かったためそれほど暑さは感じませんでした。 途中の川沿いには桜が満開で、とても気持ちよく走れました。

10kmまでのぺースはだいたいキロ4分10秒から15秒だったと思います。



10km~15km


10kmの給水所を過ぎたあたりから、メガネのお兄さんと一緒に走るような形に。
抜きつ抜かれつしながら、時々他のランナーについて行ったりしました。
13 km 地点でお腹に差し込みがきて痛み、ここでややスローダウン。後ろから来たランナーたちにかなり抜かれました。
ところが、なぜかメガネのお兄さんもスローダウンしていて、同じようなペースで走ることになりました。どうやらロックオンされていたようです。(なぜ標的になったのかわかりませんが、笑)

13km付近で豊川の堤防に出ると、強風が襲ってきました。横風にバランスが崩れましたが、なんとか踏ん張りました。しばらくすると堤防を降り、風も一段落ちょっと安心。



15km~18km


15kmの給水で補給したあと時計を見るとぺースが下がっていることに気づきました。
「これはいかん」と少しペースを上げてキロ4分15秒に。気がつくと眼鏡のお兄さんはいなくなっていました。

その代わりに、赤いTシャツを着た男性が同じようにペースを上げてきましたが、この人もすぐにいなくなりました。
私にも経験がありますが、レースの後半になって誰かについて行こうとすると大抵ついていけないものです。自分のペースで走るのが一番かもしれません。

そして17km付近で再び豊川堤防に登ると、強風は完全な向かい風に!

せっかく後半にペースをあげたのに、心が折れそうになりました。



18km~ゴール


残り3kmを向かい風に抗いながら必死で走っていると、後方から青いシャツを着た男性が私を抜いて行きました。私はついていくしかないと思い、必死に食い下がりました。

先ほど書いたとおり、終盤になって元気なランナーについていくことは難しいことですが、少しずつ差が開いて行くとしても、完全に視界から消えてしまうまでは、自分にとっての目標になります。

19km地点では15m、20km地点では50mの差がついていたと思いますが、何とか見える範囲に青シャツのランナーを捉えて走りました。

そして残り1km。恒例の全力走!
競技場に入っても必死で走りましたが、またしてもコール手前の30mくらいで猛烈な勢いではしる若者に抜かれました。(私も一度でいいから、残り30mをキロ3分ペースくらいで走ってみたい・・・)

そして、最後の直線をもう少しだけ頑張ってゴール!

タイムは1時間29分台。ついに公認コースで1時間30分を切ることができました。



まとめ


最高気温20℃の天気予報に弱気で参加した今回の豊橋マラソンでしたが、暑さはそれほど感じることなく走れました。 強い風が体感温度を下げたわけですが、終盤の向かい風は心と体に響きました。


今回使用したシューズは、ミズノのウェーブエンペラーでした。ハーフマラソンはいつもこれですが、前回使用の時に軽い靴擦れができたので、今回はテープを足の裏に貼りまくって出場し、靴擦れは全くできませんでした。ウェーブエンペラー、軽くていいです。


この大会をもって今シーズンの自己ベスト更新チャレンジは終了です。最後のレースで公認大会のハーフマラソン自己ベストを出すことができたのは、来シーズンに向けて励みになりました。

マラソン以外にやることが多く、どうなることかと思いましたが、これからもまた走り続けたいと思っています。


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