2018年2月18日(日)に静岡県浜松市で開催された「浜松シティマラソン2018」に参加しました。
この大会の特徴を簡単に言いますと、こうなります。
1. 毎年風がとても強い
2. 陸連公認大会である
これでイメージがわきましたでしょうか?(笑)
(昨年の記事:今年の風は一段と強かった 「浜松シティマラソン2017」)
では、レースの模様を書いてみたいと思います。
不安な天気
レース前夜。浜松市にはかなり強い風が吹いていました。
ビュービュー、ゴーゴー、と、それはもう大変なもので、翌日に迫ったマラソン大会を不安に思いました。
しかも今年の寒さもなかなかのもの。翌朝のスタートまでの待ち時間が思いやられました。
しかし、人間は天気に対してはなすすべがありません。
考えても仕方がない。さっさと寝ようと22時ごろには布団に入ってしまいました。
そして、当日朝
5時半に目が覚めました。
はて?何だか静か。
あれほどうるさかった風の音がしません。外は風がすっかり止んでいる様子。
「奇跡!」と嬉しい気持ちで、朝食をとりました。
マラソンの支度を整えて、出発したのは予定通り7時半。
「よし、やったるで!」と勇んで外に出ると、「あれっ?」
ビュービュー、と止んでいたはずの強風が・・・
「カゼ フッカツセリ」
冷たい風が、しっかりと吹きつけていましたさ(笑)。
浜松名物からっ風です。今年も楽しみだなぁ・・・涙。
去年も寒かったですが、たぶんこれ程ではありませんでした。
会場到着
スタート会場になる浜松市役所には8時過ぎに到着。
到着しても寒さと風は変わりありません。
着替えるのは、市役所の入口付近のわずかな日なた部分です。太陽があるとないとでは全然気温が違います。日差しは本当にありがたいものです。
男子更衣室を使えばよかった?
確かにそうですが、男子更衣室はやや遠いので、そこまで荷物を持って歩く気がしませんでした。
着替え~整列
とにかく寒い。
着替えて荷物をトラックに預けてしまうと、もはや上着もありません。
今回のシューズは、前回の森町ロードレースと同じミズノのウェーブエンペラー。
前回は足の指に靴擦れができたので今回はテーピングをしてあらかじめ保護しておきました。
そして、近くの浜松城公園を走ってアップ開始。
すると、スターバックスさんが無料でコーヒーを振舞っているのを発見!
温かいコーヒー、飲みたい・・・
しかし、前回のレースでは、スタート直前にトイレに行きたくなった(前回レースの記事)ので、我慢することにしました。
相変わらず、風はビュービュー。
走って身体を温めないとシンドイ。
とにかく疲れない程度に身体を動かしつづけ、スタート15分前の8:45にスタート位置に向かいました。
整列~START
私はB列からのスタートです。
よくみるとスタート位置の右半分は日かげ、左半分は日なたという具合になっています。日かげサイドには人が少なく、日なたサイドにはたくさん(笑)
人が空いている方がスタート時には走りやすいかと思いましたが、寒さには勝てず私は日なたサイドを選びました。
列に並ぶと動かないので寒い。さいわい今回は尿意はありません。
(この尿意については、たまたまテレビ番組で「頻尿対策」についてやっていて、「毎食後足首の上の方を押さえる」というのがあったので試してみました。効果があったのかも。)
スタート10分前になると周りに人が増えてきました。
時間が近づいたので渋々集まってきた寒さに弱いランナーたち。その気持ちはとてもよくわかる。
そんなみなさんのおかげで、風がさえぎられて、すこし寒さが和らぎました。
「ああ、よかった」と思っていると、9:00に号砲。スタートしました。
START~5km
この大会のコースはまずは緩やかな下りになります。
今回は、まだフレッシュで元気なスタート直後に、この下りを利用して速いペースで入り、序盤に貯金をしておく作戦。
目標タイムは1時間30分。このコースはタイムが伸びないので、去年切れなかった1時間半が目標。
そのためには、1kmあたりの平均ペース4分15秒で走る必要があります。
最初の1kmはキロ3分50秒で入りました。
周りのランナーも勢いがありますし、下りなのでこのペースでも疲れません。
2km目に入ると北に向かいます。多少風がありますが、建物があるせいかそれほど気になりません。
ペースをすこし落としてキロ4分10~15秒でしばらく北上。けっこう元気です。
5km~11km
5km手前で西に曲がり、そこからすぐの給水所で水を一口。この後、坂道になります。
坂道は頑張らずにペースを落とすと決めていたので、ゆっくり目。
しかし、ペースを落とすつもりで走ると気持ちの問題で、心なしか余計に疲れる気がしました。
6km付近から坂の勾配が少しきつくなります。ここが一番の難所なので超えてしまえば、あとはそれほど心配はありません。ペースはキロ4分半ほどに。
どうにか坂をこえると今度は一転下りになります。最近は下り坂の練習をしていなかったので下りでイマイチスピードに乗れず。周りのランナーを追い越すことができませんでした。
そして、7km地点からいよいよ吹きっさらしの航空自衛隊浜松基地の外周。
(この基地には航空自衛隊 浜松基地広報館 エアーパークなるものがあり、人気スポットのようです。私は行ったことがないので、評価できません。来年までに行ってみたいです・・・)
毎回思いますが、ここの向かい風がとてもツライ。
風で涙が出てきます。応援も少なくて寂しい感じ。走りに集中すればよいのですが、どうも調子がでない難所です。
8km過ぎの給水。少しするとお腹かが痛くなってきました。差し込みを感じます。水を飲んでだせいか、向かい風が原因か。
頑張りすぎてトイレに行きたくなるのも嫌なので、少しペースをおとして様子見。キロ4分20秒。
周りのランナーたちはみな元気そう。しかし、私はやや冷や汗。
前の人が風よけになるかと思いましたが、私のレベルでは大して変わりないようです。
自分の走りに集中することにしました。
11km~16km
11kmをすぎると左折。向かい風がなくなります。すると、腹痛がおさまってきました。
ペースがだいぶ落ちていたようなのでここでペースアップ!
緩やかな下り坂でキロ4分まであがりました。
しばらく頑張りましたが、まだ半分を過ぎたばかりなので、終盤の力も残す必要があります。
12km過ぎの給水でアミノバイタルGOLDを飲もうしたら予想外に手間取り、まわりのランナーに差をつけられてしまいました。
13km過ぎの折り返しあたりで、飲んだサプリが効いたのか元気に。ここからまた頑張りました。
15km辺りで、Aゼッケンの男性に抜かされました(私はBゼッケン)。なかなかいいペースだったのでこの人に付いていこうと思いましたが、少しずつ引き離されます。
16km~GOAL
16km過ぎに右に曲がると東に向かいます。
あの強烈だった向かい風が、今度は追い風として味方してくれます。
景色は無風状態に見え、走るのがかなり楽になります。
「よし、これから」とペースを上げますが、Aゼッケンのランナーに追いつきません。どうやらAゼッケンさんもペースを上げたみたいです。さすがAゼッケン。さらに差が開いていきます。
17kmで時計をみるとラップタイムはキロ4分12秒。
あれっ?気合をいれたわりにはそんなに速くない・・・
しょせん頑張ってもその程度スビードとわかりました(文化系レベル)。
しばらく同じくらいのペースを維持して、19kmの関門にさしかかります。
そこには大時計があり、見ると目標の1時間30分にはとても届きそうにない時間が・・・(チラッとみたただけで覚えていませんが1時間22分をすぎていたような)。
「やばい」と思い、残り2kmでスパートをかけました。
そして、ここからは毎度おなじみの苦しみとの戦いです(笑)。
今回は、後方から大きな男性ランナーが必死の私を追い抜いて行きました。
大きなストライドで、なかなか力強い。私も真似しましたがムリ!
そして残り1kmを過ぎて最後の下り坂。
しかし、かれこれ1kmもスパートしてるので、すでに足が残っていません(笑)
後方から数人に抜かれ、競技場のトラックでも2人に抜かれました。
もちろん私は全力ですが、私を抜いた皆さんは涼しい顔でした。
最後はヘロヘロでゴール。記録はネットタイムで1時間31分。
空を見上げました。
ああ、この男、今年もまたダメだった(笑)
まとめ
今年の浜松シティマラソンはとにかく寒かった。
「本当に寒かったなあ」と思って昨年の記事をみたら、同じように「寒い」と書いてありました(笑)。
タイムはもちろん、精神的にも成長していない自分がいました。
シューズの靴擦れは、テーピング予防のお陰で悩まされることはありませんでした。
なにごとの経験と準備がものを言います。
この大会は後半からスピードアップするツワモノがけっこういることがわかりました。
私もあんな風に後半上げてみたいものです。
しかし、あんな風に後半ペースアップできるランナーは余力を残しているのではないでしょうか?
自分のタイムに満足しているひとは何人ぐらいいるのか聞いてみたい気がします。
今週末もまたレース。かんばります。
この大会の特徴を簡単に言いますと、こうなります。
1. 毎年風がとても強い
2. 陸連公認大会である
これでイメージがわきましたでしょうか?(笑)
(昨年の記事:今年の風は一段と強かった 「浜松シティマラソン2017」)
では、レースの模様を書いてみたいと思います。
不安な天気
レース前夜。浜松市にはかなり強い風が吹いていました。
ビュービュー、ゴーゴー、と、それはもう大変なもので、翌日に迫ったマラソン大会を不安に思いました。
しかも今年の寒さもなかなかのもの。翌朝のスタートまでの待ち時間が思いやられました。
しかし、人間は天気に対してはなすすべがありません。
考えても仕方がない。さっさと寝ようと22時ごろには布団に入ってしまいました。
そして、当日朝
5時半に目が覚めました。
はて?何だか静か。
あれほどうるさかった風の音がしません。外は風がすっかり止んでいる様子。
「奇跡!」と嬉しい気持ちで、朝食をとりました。
マラソンの支度を整えて、出発したのは予定通り7時半。
「よし、やったるで!」と勇んで外に出ると、「あれっ?」
ビュービュー、と止んでいたはずの強風が・・・
「カゼ フッカツセリ」
冷たい風が、しっかりと吹きつけていましたさ(笑)。
浜松名物からっ風です。今年も楽しみだなぁ・・・涙。
去年も寒かったですが、たぶんこれ程ではありませんでした。
会場到着
スタート会場になる浜松市役所には8時過ぎに到着。
到着しても寒さと風は変わりありません。
着替えるのは、市役所の入口付近のわずかな日なた部分です。太陽があるとないとでは全然気温が違います。日差しは本当にありがたいものです。
男子更衣室を使えばよかった?
確かにそうですが、男子更衣室はやや遠いので、そこまで荷物を持って歩く気がしませんでした。
着替え~整列
とにかく寒い。
着替えて荷物をトラックに預けてしまうと、もはや上着もありません。
今回のシューズは、前回の森町ロードレースと同じミズノのウェーブエンペラー。
前回は足の指に靴擦れができたので今回はテーピングをしてあらかじめ保護しておきました。
そして、近くの浜松城公園を走ってアップ開始。
すると、スターバックスさんが無料でコーヒーを振舞っているのを発見!
温かいコーヒー、飲みたい・・・
しかし、前回のレースでは、スタート直前にトイレに行きたくなった(前回レースの記事)ので、我慢することにしました。
相変わらず、風はビュービュー。
走って身体を温めないとシンドイ。
とにかく疲れない程度に身体を動かしつづけ、スタート15分前の8:45にスタート位置に向かいました。
整列~START
私はB列からのスタートです。
よくみるとスタート位置の右半分は日かげ、左半分は日なたという具合になっています。日かげサイドには人が少なく、日なたサイドにはたくさん(笑)
人が空いている方がスタート時には走りやすいかと思いましたが、寒さには勝てず私は日なたサイドを選びました。
列に並ぶと動かないので寒い。さいわい今回は尿意はありません。
(この尿意については、たまたまテレビ番組で「頻尿対策」についてやっていて、「毎食後足首の上の方を押さえる」というのがあったので試してみました。効果があったのかも。)
スタート10分前になると周りに人が増えてきました。
時間が近づいたので渋々集まってきた寒さに弱いランナーたち。その気持ちはとてもよくわかる。
そんなみなさんのおかげで、風がさえぎられて、すこし寒さが和らぎました。
「ああ、よかった」と思っていると、9:00に号砲。スタートしました。
START~5km
この大会のコースはまずは緩やかな下りになります。
今回は、まだフレッシュで元気なスタート直後に、この下りを利用して速いペースで入り、序盤に貯金をしておく作戦。
目標タイムは1時間30分。このコースはタイムが伸びないので、去年切れなかった1時間半が目標。
そのためには、1kmあたりの平均ペース4分15秒で走る必要があります。
最初の1kmはキロ3分50秒で入りました。
周りのランナーも勢いがありますし、下りなのでこのペースでも疲れません。
2km目に入ると北に向かいます。多少風がありますが、建物があるせいかそれほど気になりません。
ペースをすこし落としてキロ4分10~15秒でしばらく北上。けっこう元気です。
5km~11km
5km手前で西に曲がり、そこからすぐの給水所で水を一口。この後、坂道になります。
坂道は頑張らずにペースを落とすと決めていたので、ゆっくり目。
しかし、ペースを落とすつもりで走ると気持ちの問題で、心なしか余計に疲れる気がしました。
6km付近から坂の勾配が少しきつくなります。ここが一番の難所なので超えてしまえば、あとはそれほど心配はありません。ペースはキロ4分半ほどに。
どうにか坂をこえると今度は一転下りになります。最近は下り坂の練習をしていなかったので下りでイマイチスピードに乗れず。周りのランナーを追い越すことができませんでした。
そして、7km地点からいよいよ吹きっさらしの航空自衛隊浜松基地の外周。
(この基地には航空自衛隊 浜松基地広報館 エアーパークなるものがあり、人気スポットのようです。私は行ったことがないので、評価できません。来年までに行ってみたいです・・・)
毎回思いますが、ここの向かい風がとてもツライ。
風で涙が出てきます。応援も少なくて寂しい感じ。走りに集中すればよいのですが、どうも調子がでない難所です。
8km過ぎの給水。少しするとお腹かが痛くなってきました。差し込みを感じます。水を飲んでだせいか、向かい風が原因か。
頑張りすぎてトイレに行きたくなるのも嫌なので、少しペースをおとして様子見。キロ4分20秒。
周りのランナーたちはみな元気そう。しかし、私はやや冷や汗。
前の人が風よけになるかと思いましたが、私のレベルでは大して変わりないようです。
自分の走りに集中することにしました。
11km~16km
11kmをすぎると左折。向かい風がなくなります。すると、腹痛がおさまってきました。
ペースがだいぶ落ちていたようなのでここでペースアップ!
緩やかな下り坂でキロ4分まであがりました。
しばらく頑張りましたが、まだ半分を過ぎたばかりなので、終盤の力も残す必要があります。
12km過ぎの給水でアミノバイタルGOLDを飲もうしたら予想外に手間取り、まわりのランナーに差をつけられてしまいました。
13km過ぎの折り返しあたりで、飲んだサプリが効いたのか元気に。ここからまた頑張りました。
15km辺りで、Aゼッケンの男性に抜かされました(私はBゼッケン)。なかなかいいペースだったのでこの人に付いていこうと思いましたが、少しずつ引き離されます。
16km~GOAL
16km過ぎに右に曲がると東に向かいます。
あの強烈だった向かい風が、今度は追い風として味方してくれます。
景色は無風状態に見え、走るのがかなり楽になります。
「よし、これから」とペースを上げますが、Aゼッケンのランナーに追いつきません。どうやらAゼッケンさんもペースを上げたみたいです。さすがAゼッケン。さらに差が開いていきます。
17kmで時計をみるとラップタイムはキロ4分12秒。
あれっ?気合をいれたわりにはそんなに速くない・・・
しょせん頑張ってもその程度スビードとわかりました(文化系レベル)。
しばらく同じくらいのペースを維持して、19kmの関門にさしかかります。
そこには大時計があり、見ると目標の1時間30分にはとても届きそうにない時間が・・・(チラッとみたただけで覚えていませんが1時間22分をすぎていたような)。
「やばい」と思い、残り2kmでスパートをかけました。
そして、ここからは毎度おなじみの苦しみとの戦いです(笑)。
今回は、後方から大きな男性ランナーが必死の私を追い抜いて行きました。
大きなストライドで、なかなか力強い。私も真似しましたがムリ!
そして残り1kmを過ぎて最後の下り坂。
しかし、かれこれ1kmもスパートしてるので、すでに足が残っていません(笑)
後方から数人に抜かれ、競技場のトラックでも2人に抜かれました。
もちろん私は全力ですが、私を抜いた皆さんは涼しい顔でした。
最後はヘロヘロでゴール。記録はネットタイムで1時間31分。
空を見上げました。
ああ、この男、今年もまたダメだった(笑)
まとめ
今年の浜松シティマラソンはとにかく寒かった。
「本当に寒かったなあ」と思って昨年の記事をみたら、同じように「寒い」と書いてありました(笑)。
タイムはもちろん、精神的にも成長していない自分がいました。
シューズの靴擦れは、テーピング予防のお陰で悩まされることはありませんでした。
なにごとの経験と準備がものを言います。
この大会は後半からスピードアップするツワモノがけっこういることがわかりました。
私もあんな風に後半上げてみたいものです。
しかし、あんな風に後半ペースアップできるランナーは余力を残しているのではないでしょうか?
自分のタイムに満足しているひとは何人ぐらいいるのか聞いてみたい気がします。
今週末もまたレース。かんばります。