なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。40代半ばを過ぎた今も、なぜ走り続けているのか? 走ることの意味を問い続ける平凡なランナーが、身体や心理のことからグッズ、レース、書籍のことまで幅広い視点から展開する、一味違うランニングブログです。

2018年02月

2018年2月18日(日)に静岡県浜松市で開催された「浜松シティマラソン2018」に参加しました。

この大会の特徴を簡単に言いますと、こうなります。
1. 毎年風がとても強い
2. 陸連公認大会である

これでイメージがわきましたでしょうか?(笑)
(昨年の記事:今年の風は一段と強かった 「浜松シティマラソン2017」

では、レースの模様を書いてみたいと思います。


不安な天気

レース前夜。浜松市にはかなり強い風が吹いていました。
ビュービュー、ゴーゴー、と、それはもう大変なもので、翌日に迫ったマラソン大会を不安に思いました。
しかも今年の寒さもなかなかのもの。翌朝のスタートまでの待ち時間が思いやられました。
しかし、人間は天気に対してはなすすべがありません。
考えても仕方がない。さっさと寝ようと22時ごろには布団に入ってしまいました。


そして、当日朝


5時半に目が覚めました。
はて?何だか静か。
あれほどうるさかった風の音がしません。外は風がすっかり止んでいる様子。
「奇跡!」と嬉しい気持ちで、朝食をとりました。

マラソンの支度を整えて、出発したのは予定通り7時半。
「よし、やったるで!」と勇んで外に出ると、「あれっ?」
ビュービュー、と止んでいたはずの強風が・・・

「カゼ フッカツセリ」

冷たい風が、しっかりと吹きつけていましたさ(笑)。
浜松名物からっ風です。今年も楽しみだなぁ・・・涙。
去年も寒かったですが、たぶんこれ程ではありませんでした。


会場到着

スタート会場になる浜松市役所には8時過ぎに到着。
到着しても寒さと風は変わりありません。
着替えるのは、市役所の入口付近のわずかな日なた部分です。太陽があるとないとでは全然気温が違います。日差しは本当にありがたいものです。
男子更衣室を使えばよかった?
確かにそうですが、男子更衣室はやや遠いので、そこまで荷物を持って歩く気がしませんでした。


着替え~整列

とにかく寒い。
着替えて荷物をトラックに預けてしまうと、もはや上着もありません。
今回のシューズは、前回の森町ロードレースと同じミズノのウェーブエンペラー
前回は足の指に靴擦れができたので今回はテーピングをしてあらかじめ保護しておきました。
そして、近くの浜松城公園を走ってアップ開始。
すると、スターバックスさんが無料でコーヒーを振舞っているのを発見!
温かいコーヒー、飲みたい・・・
しかし、前回のレースでは、スタート直前にトイレに行きたくなった(前回レースの記事)ので、我慢することにしました。

相変わらず、風はビュービュー。
走って身体を温めないとシンドイ。
とにかく疲れない程度に身体を動かしつづけ、スタート15分前の8:45にスタート位置に向かいました。


整列~START

私はB列からのスタートです。
よくみるとスタート位置の右半分は日かげ、左半分は日なたという具合になっています。日かげサイドには人が少なく、日なたサイドにはたくさん(笑)
人が空いている方がスタート時には走りやすいかと思いましたが、寒さには勝てず私は日なたサイドを選びました。
列に並ぶと動かないので寒い。さいわい今回は尿意はありません。
(この尿意については、たまたまテレビ番組で「頻尿対策」についてやっていて、「毎食後足首の上の方を押さえる」というのがあったので試してみました。効果があったのかも。)

スタート10分前になると周りに人が増えてきました。
時間が近づいたので渋々集まってきた寒さに弱いランナーたち。その気持ちはとてもよくわかる。
そんなみなさんのおかげで、風がさえぎられて、すこし寒さが和らぎました。
「ああ、よかった」と思っていると、9:00に号砲。スタートしました。


START~5km

この大会のコースはまずは緩やかな下りになります。
今回は、まだフレッシュで元気なスタート直後に、この下りを利用して速いペースで入り、序盤に貯金をしておく作戦
目標タイムは1時間30分。このコースはタイムが伸びないので、去年切れなかった1時間半が目標。
そのためには、1kmあたりの平均ペース4分15秒で走る必要があります。

最初の1kmはキロ3分50秒で入りました。
周りのランナーも勢いがありますし、下りなのでこのペースでも疲れません。

2km目に入ると北に向かいます。多少風がありますが、建物があるせいかそれほど気になりません。
ペースをすこし落としてキロ4分10~15秒でしばらく北上。けっこう元気です。


5km~11km

5km手前で西に曲がり、そこからすぐの給水所で水を一口。この後、坂道になります。
坂道は頑張らずにペースを落とすと決めていたので、ゆっくり目。
しかし、ペースを落とすつもりで走ると気持ちの問題で、心なしか余計に疲れる気がしました。
6km付近から坂の勾配が少しきつくなります。ここが一番の難所なので超えてしまえば、あとはそれほど心配はありません。ペースはキロ4分半ほどに。

どうにか坂をこえると今度は一転下りになります。最近は下り坂の練習をしていなかったので下りでイマイチスピードに乗れず。周りのランナーを追い越すことができませんでした。

そして、7km地点からいよいよ吹きっさらし航空自衛隊浜松基地の外周。
(この基地には航空自衛隊 浜松基地広報館 エアーパークなるものがあり、人気スポットのようです。私は行ったことがないので、評価できません。来年までに行ってみたいです・・・)

毎回思いますが、ここの向かい風がとてもツライ
風で涙が出てきます。応援も少なくて寂しい感じ。走りに集中すればよいのですが、どうも調子がでない難所です。

8km過ぎの給水。少しするとお腹かが痛くなってきました。差し込みを感じます。水を飲んでだせいか、向かい風が原因か。
頑張りすぎてトイレに行きたくなるのも嫌なので、少しペースをおとして様子見。キロ4分20秒。
周りのランナーたちはみな元気そう。しかし、私はやや冷や汗。
前の人が風よけになるかと思いましたが、私のレベルでは大して変わりないようです。
自分の走りに集中することにしました。


11km~16km

11kmをすぎると左折。向かい風がなくなります。すると、腹痛がおさまってきました。
ペースがだいぶ落ちていたようなのでここでペースアップ!
緩やかな下り坂でキロ4分まであがりました。
しばらく頑張りましたが、まだ半分を過ぎたばかりなので、終盤の力も残す必要があります。

12km過ぎの給水アミノバイタルGOLDを飲もうしたら予想外に手間取り、まわりのランナーに差をつけられてしまいました。
13km過ぎの折り返しあたりで、飲んだサプリが効いたのか元気に。ここからまた頑張りました。
15km辺りで、Aゼッケンの男性に抜かされました(私はBゼッケン)。なかなかいいペースだったのでこの人に付いていこうと思いましたが、少しずつ引き離されます。


16km~GOAL

16km過ぎに右に曲がると東に向かいます。
あの強烈だった向かい風が、今度は追い風として味方してくれます。
景色は無風状態に見え、走るのがかなり楽になります。
「よし、これから」とペースを上げますが、Aゼッケンのランナーに追いつきません。どうやらAゼッケンさんもペースを上げたみたいです。さすがAゼッケン。さらに差が開いていきます。

17kmで時計をみるとラップタイムはキロ4分12秒。
あれっ?気合をいれたわりにはそんなに速くない・・・
しょせん頑張ってもその程度スビードとわかりました(文化系レベル)。

しばらく同じくらいのペースを維持して、19kmの関門にさしかかります。
そこには大時計があり、見ると目標の1時間30分にはとても届きそうにない時間が・・・(チラッとみたただけで覚えていませんが1時間22分をすぎていたような)。
「やばい」と思い、残り2kmでスパートをかけました。
そして、ここからは毎度おなじみの苦しみとの戦いです(笑)。

今回は、後方から大きな男性ランナーが必死の私を追い抜いて行きました。
大きなストライドで、なかなか力強い。私も真似しましたがムリ!

そして残り1kmを過ぎて最後の下り坂。
しかし、かれこれ1kmもスパートしてるので、すでに足が残っていません(笑)
後方から数人に抜かれ、競技場のトラックでも2人に抜かれました。
もちろん私は全力ですが、私を抜いた皆さんは涼しい顔でした。

最後はヘロヘロでゴール。記録はネットタイムで1時間31分
空を見上げました。

ああ、この男、今年もまたダメだった(笑)


まとめ

今年の浜松シティマラソンはとにかく寒かった。
「本当に寒かったなあ」と思って昨年の記事をみたら、同じように「寒い」と書いてありました(笑)。
タイムはもちろん、精神的にも成長していない自分がいました。

シューズの靴擦れは、テーピング予防のお陰で悩まされることはありませんでした。
なにごとの経験と準備がものを言います。

この大会は後半からスピードアップするツワモノがけっこういることがわかりました。
私もあんな風に後半上げてみたいものです。
しかし、あんな風に後半ペースアップできるランナーは余力を残しているのではないでしょうか?
自分のタイムに満足しているひとは何人ぐらいいるのか聞いてみたい気がします。

今週末もまたレース。かんばります。

静岡県森町で2月4日(日)に開催された「森町ロードレース2018」に参加しました。
(昨年の記事はこちら

とにかくレースに参加できました。これだけでまずは成功と言えます。
最近よく書いていますが、風邪を引かずにスタートラインに立ち、完走することができたからです。
(風邪で棄権したレースについてはこちらをご覧ください)

インフルエンザも流行っているようですが、風邪の研究免疫力の勉強が実ったようです。

それでは、レースの模様です。


会場入り

会場には昨年と同じく7時半に到着しました。
スタート時間の約2時間前。なかなかの寒さでしたが、快晴で気持ちの良い天気。
参加賞のバスタオルをもらい、寒いので車にすぐに戻りました。
そして、暖房の効いた車の中で、着替えや栄養補給などしました。

今回はアミノバイタル GOLD 4000をレース30分前に飲んでみました。
普段は、ハーフマラソンではサプリはとりませんが、箱買いしたものが残っていたので。


アップ ~ START

この日のように寒いと、車の外に出たくなくなります。スタートは9:30。
半袖シャツにアームウォーマー、短パンに着替えたものの外は寒そう。
それでもアップしないと寒さで身体が硬くなっていてケガをしそうなので、8:50にアップを始めました。
会場周辺の道路では、すでにたくさんのランナーが走っていました。
スタート位置に整列すると動けなくなるので、冷えた身体では寒くていられません。身体を温める必要があります。

スタート15分前に屋外の簡易トイレに行くと、幸い列もほとんどなし。
用を足して、すぐにスタート地点に向かい10分前に整列しました。


START~5km

今回はどういうわけか寒さが身にしみて、待っている間に妙に冷えてきます。
スタート5分前に、尿意がふたたび・・・
しかし、ついさっきトイレに行ったばかり。どういうことかよくわかりません。
足踏みなどして、「これは何かの間違いだ」と自分に言い聞かせているうちに号砲が鳴りました。

むずむずする股間と戦いながらの不安のスタート。
自分の感覚ではキロ4分くらいのペース。300mくらい走って少しペースを落としました。

かなり前の方からスタートしたため、先頭の集団がしばらく見えていました。これは初めての経験でした。

体調はといえば、股間のもぞもぞ感を除けば、身体は軽い!
どうやら、久しぶりに使ったファイテンベルト(紹介記事はこちら)が効いているらしい。

コースは5kmまではフラットに感じましたが、実際はゆるく上っているようです。
それよりも5kmまでは尿意を感じて、むずむずしながら走りました。
ペースはだいたいキロ4分10~15秒。


5km~11km(折り返し

5kmも走ると身体もあたたまり、寒いながら汗が出てきました。
どうやら尿意もおさまった様子でホッとしました。
もしトイレに寄ったりすればレースは終わりです。とても記録を狙うことはできなくなります。

5kmを過ぎても元気でしたが、もしかするとスタート前に飲んだアミノバイタルGOLDの効果?
もしそうだとすれば、効果が切れた時点でどっと疲れが出るかもしれないので、ペースをそれ以上は上げずに進みました。

5km付近で印象に残ったのが、後ろから来た若い女の子。身体が少し傾いているぎこちないフォームでしたが、少しずつ差をつけられてやがて消えていきました。たぶん入賞したことでしょう(レースの賞品にはレタス段ボール一箱椎茸お茶などがあるようです。私には無縁の世界ですが・・・)

5kmをすぎると段々と坂がきつくなってきます。実際の勾配はそれほどきつくありませんが、折り返しの11km付近になると、だんだん身体がしんどくなってきます。ペースは少し落ちました。


11km~17km

折り返しを過ぎると下り坂になります。
それまで登りだったのが、急に下りになるので、その差は大きく感じられます。

ペースは自然と上がりました。しかし、同時に風向きも変わり、向かい風に変わります。
風に慣れると14kmまで快調に下りました。しかし、向かい風がTシャツの下から吹き込んでくるため、お腹が冷える
股間むずむずがぶり返しました。
「これは気のせい」と思い腹筋に力を入れると、幸いにも尿意は消えていきました。
ファイテンベルトが腹巻きの役目を果たしたのも良かったと思います。
意外な働きをしたファイテンベルトに助けられました。

下り始めてすぐ、超ピッチ走法の男性中年ランナーに追いつきました。
ところが、この人の足のパタパタ音が気になって仕方ありません。ペースは私とだいたい一緒なので、数キロ抜きつ抜かれつで走りましたが、しばらくすると超ピッチ男性が下がっていきました。
ランナーにもいろんなクセがあります。レースでは、他人の特徴的なクセが気になることがありますが、自分にも気づいていないクセがあって他のランナーの気に障っているかもしれません。自分の走り方ももう一度見直したいと思います。


17km~GOAL

残り4kmとなる17km地点になるとだいぶしんどくなってきました。
サプリの効果が切れたのか、それとも普通に疲れただけなのか?よくわかりませんが、どうやら1時間30分は切れそうなペースを維持しています。

相変わらずの向かい風でしんどいものの、近くのランナーもまた疲れていそうです。
遠くに背中が見える数人のランナーたちは、そんなに速そうには見えません。しかし、このレベル(残り4kmでキロ4分15秒ほどのペース)のランナーたちはそう簡単に落ちてきません。
皆さんしっかり練習をしてきたのでしょうね。

そして、この残り4km地点で、後方から30歳くらいの男性に抜かれ、そのままどんどん差をつけられました。
本当はもっと速く走れるランナーなのか、それとも実力相応で計算通りの後半追い上げの走りなのか。そこははわかりませんが、残り数キロで抜いていくランナーはみんな強くたくましく見えます。自分の走力のなさを感じてしいまいます。

残り3km地点。ここからは毎度お馴染みの全力疾走。
もちろん、キロ4分を上回るほどの力は残っていません。強く冷たい向かい風の中を、ただ、ただ、走るのみです。
最後は、10kmレースのランナーも合流して、にぎやかになりますが、とにかく全力で走ってゴール。
係員さんが器具でゼッケン内のセンサーにタッチして終了。(今年はゴールラインにセンサーが敷いてありましたが、昨年は無かった気がします)

ゴール後には、温かい甘酒と地元も緑茶がふるまわれました。
寒風のレースを終えてからの温かい飲み物は最高でした。

完走証をもらいにいき確認すると、タイムは1時間29分
どうにか、目標の1時間半切りは達成です。


まとめ

今シーズンは、ケガや風邪で思うように走れず、モチベーションがなかなか上がりませんでした。
それでも、年が明けると調子もよくなり、今回は前回レースの「フロストバイトロードレース2018」(記事はこちら)よりも記録を2分短縮できました。
目標としていた1時間半は切れましたが、自己ベストには届かなかったので、次の「浜松シティマラソン2018」で狙ってみたいと思います。

今回使用したシューズは、ウェーブエンペラー(紹介記事はこちら)でした。
久しぶりに履いてみましたが、ゴール後に小指に違和感があり、調べると靴擦れができてしました。
サイズ的なものなのか、ヒモの締め方が問題だったのか、確かめる必要があります。前回履いたのは、「豊橋ハーフマラソン2017」でしたが、その時から走り方もかなり変わったのでその影響もありそうです。


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