ケガや病気はマラソンにはつきものです。練習やレース本番に影響が出るのは当たり前。
いちいちそれを悔やんでいては前に進めません。
いちいちそれを悔やんでいては前に進めません。
とはいえ、私は今シーズンすでに、フルマラソンを2回棄権しています。
もはやマラソンランナーではなく、マラソンウォッチャーと化している自分に気づきました。
レース参加費はただはないですし、せっかくの練習も、成果を見せる舞台に上がれないのはストレスがたまります。ということで、今回はそんな状況をうち破るために、風邪とその対策について書いてみたいと思います!!
風邪ってなに?
風邪に負けずに走り続けるためには、何が必要でしょうか?
それは敵を知ること。風邪とは何かを知ることです。
まずは風邪について分析してみようと思います。
まずは風邪について分析してみようと思います。
「風邪ってなに?」
この質問に、明快な答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか?
私のこれまでの答えは、こんな感じだとおもいます。
「風邪の菌がひとの体に入って、喉や鼻の痛みや、咳・鼻水をひきおこす。それがひどくなると身体がだるくなって、熱で寝込むこともある」
でも、これって、ほとんどが身体の症状を言っているだけで、敵の正体がよくわかりません。
風邪とは本当は何なんだ?
ネットで調べてみると、こんな説明がありました。
かぜ(急性上気道炎)とは上気道に炎症が起こっている状態のことです。上気道とは鼻やのど、声帯までのことを指します。そのため上気道炎が起こると鼻やのどに症状が出ます。主な原因はウイルスによる感染です。ウイルスには抗生物質(抗菌薬、抗生剤)が効きませんので、ほとんどの場合で使用する意味がありません。水分補給を行って安静にすることが重要です。 かぜに対する検査も必要でないことが多く、検査よりも病気の経過や症状を正しく把握することのほうが大切です。ほとんどの場合で風邪は治療を行わないでも治ります。しかし、症状が強いときは症状を和らげるための治療(解熱薬、咳止め、鼻水止めなど)を行います。高熱が続く場合やのどが痛くて物を食べられない場合は内科・耳鼻科・小児科を受診して下さい
これを読むと3つのことがわかります。
1.主な原因はウイルスによる感染
日常生活では、私たち一般人は「風邪の菌」などと言いますが、風邪の原因のほとんどは、正しくはウイルスです。
その他には、細菌などが風邪の症状を引き起こすこともあるようですが10%程度のようです。また、風邪が長引いたときは、ウイルスの感染の後に、細菌が2次感染することも多く、黄色い痰が出るときなどは細菌などが原因です。
2.ウイルスには抗生物質(抗菌薬、抗生剤)が効かない
抗生物質が効かないということは、細菌であるピロリ菌を退治するようなやり方ができないということですね。(私はピロリ菌を抗生物質で退治しましたが、その記事はこれ「ピロリ菌除去後のランニングはどうなった?」)
そして、風邪のウイルスを退治するような薬はありません。(一部のインフルエンザに効く薬はあるようです)3.水分補給を行って安静にすることが大切
私は過去に気合で走って風邪をぶっ飛ばそうとした経験がうまく行きませんでした。
(参考「マラソンタイムは上がっても、風邪は気合だけでは治らなかった話」)
安静が大事なのです。
そして、ほとんどの場合、安静にしてほっておけば自然に治るというのが医学的にも正しいみたいです。
水分補給が大切なのは、風邪のときは脱水になりやすいから。熱で汗をかいたり、食事が満足にとれなかったり、下痢をしたり、風邪の時には水分が不足することが多い。マラソンの水分補給時のように、喉が渇いてからではなく、こまめに補給するほうがよいそうです。(参考「マラソンタイムは上がっても、風邪は気合だけでは治らなかった話」)
安静が大事なのです。
そして、ほとんどの場合、安静にしてほっておけば自然に治るというのが医学的にも正しいみたいです。
風邪薬って何?
ウイルスをやっつける「風邪の治療薬」はないので安静が大事だとわかりました。
では、市販の風邪薬や病院でもらう治療薬は、一体なんなのでしょうか?
いわゆる風邪薬というのは、ウイルスが引き起こす喉や鼻の痛み、鼻水や痰、せきなどの体の反応をおさえたりするだけのようです。
では、市販の風邪薬や病院でもらう治療薬は、一体なんなのでしょうか?
いわゆる風邪薬というのは、ウイルスが引き起こす喉や鼻の痛み、鼻水や痰、せきなどの体の反応をおさえたりするだけのようです。
風邪薬はウイルスを退治するのものではなく、ウイルスが起こす症状を和らげる。
そんなもののようです。
市販の風邪薬もそれぞれ成分が違うので、鼻水や咳、のどの痛みなど症状に合ったものを選ぶことが大切です。最良の治療法「安静」は何のため?
「安静」が一番の治療法であることはよくわかりました。
それに風邪を引いたときは安静にしているのがよいと、昔から言われています。
それに風邪を引いたときは安静にしているのがよいと、昔から言われています。
ほとんどのひとが聞いたことがあると思いますし、安静にして風邪が治った経験をお持ちでしょう。
風邪を引いたら、安静にしていれば勝手に良くなる。
当たり前なので今まで「安静」について考えもしませんでしたが、風邪のときに安静にする最大の理由は、免役の働きを落とさないためのようです。
人間の体がもつ病気と戦う力を最も良い状態に持っていき、風邪の原因となったウイルスと戦ってもらうという戦略ですね。
無理な運動をすると、ウイルスと戦う邪魔になるるようですので注意が必要です。風邪の治療薬はなくとも、人間には抵抗力が備わっていて、ウイルスが入ってきても対処できるようになっているということでしょう。
栄養と睡眠も重要です。バランスの良い食事を心がけことが体力維持につながりますし、睡眠時は免疫の抗体がたくさん作られます。
風邪のときの運動はどうなの?
安静は風邪のときの最大の治療法です。しかし、ランナーとしては困ることがあります。
3日も動かないでいると足腰の筋肉が落ちて走力が弱くなってしまうからです。
3日も動かないでいると足腰の筋肉が落ちて走力が弱くなってしまうからです。
安静のほかに、何かよい方法はないのでしょうか?
運動で早く治るのならその方法を知りたい。
いろんなサイトを見て探してみましたが、風邪のときの運動を推奨しているものはかなり少ないです。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど症状が首から上に限られたものであるなら、汗をかくことは一般的に良いとされています。腹痛、吐き気など伴うときはNGです。
つまり症状が首から上に限られるときは、ウォーキングやジョギングやヨガなど、軽めの運動ならかえって身体にはよいのだそうです。もっとも個人差があるので注意が必要とは思います。
また、激しい運動は逆効果のようですので気をつけましょう。
少し安心したので、これからは鼻風邪くらいなら、ジムのランニングマシーンで軽いジョギングをしようと思います。
やっぱり風邪の予防が大切
なんだかんだと風邪を引いた後のこと書いてきましたが、風邪を引かないならそれが一番。
予防が大切です。
風邪の予防の基本は、まず手洗いとうがい。
ウイルスが感染するのは目と鼻が主で、ウイルスの種類により空気感染(空気中のウイルスを吸い込む)、接触感染(ウイルスがついた手で目や鼻をこすって感染)ど経路が違うようです。
風邪は接触感染が多いため、手洗いは非常に重要になります。アルコールでの除菌は、手のしわまで十分に除菌できないため、石鹸での手洗いの方がより効果が高いそうです。
うがいについては、とくにウイルスにやられたのどの粘膜に、細菌が2次感染するのを防ぐ効果があるようです。
意外なことに、水分補給も風邪の予防になるようです。
鼻やのど、気管などの気道には、線毛というものがびっしりと生えていて、絶えず動きながらウイルスや細菌などを粘液とともに外に押し出しています。線毛が感想するとその活動が弱まってしまい、ウイルスなどに感染しやすくなります。のどを水で潤すことは、線毛の活動を助ける意味で、風邪の予防になるということです。
最後に
今回、自分なりにネットで調べて風邪について書いてみましたが、諸説あり決定打はありません。
結局のところ、風邪の治療薬というものはないので、免疫力を高めるような方法を考えるのが一番のようです。
皆さんの中で、自分が信じている健康法や風邪対策がある方は、根拠があろうがなかろうが、効いていると信じている方法を続けることをお勧めします。
偽の薬でも効いてしまうプラシーボ効果(偽薬効果)というものもありますし、人間の信じる力は強いです。
もし、私のように特に信じる健康法もないときは、この記事では医学的なもののみを調べて書いたつもりですので、ご参考になさってください。
風邪に気をつけて、冬休みのランニング頑張りましょう!