なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。40代半ばを過ぎた今も、なぜ走り続けているのか? 走ることの意味を問い続ける平凡なランナーが、身体や心理のことからグッズ、レース、書籍のことまで幅広い視点から展開する、一味違うランニングブログです。

2017年04月

『哲学者が走る: 人生の意味についてランニングが教えてくれたこと』(マーク・ローランズ著)という本を読んでみました。

著者はアメリカの大学で哲学を教えるイギリス人の教授です。
哲学の教授だけに、私が今まで読んだランニング関係の本を中では、「走ること」について最も深く・広く考えています。
ちなみに、この本の中でローランズ教授は、私がランニングの心の師と仰ぐ村上春樹氏についても言及しています。

今日はこの本を読んで、私が「走ること」の本質について考えさせられた一節をご紹介します。


走ることと、空間移動すること

ランニングでは、目標はAからBに移動することあるいは自宅からスタートする場合にはAから初めてAに戻ることである。この前置きの目標を達成するにはドライブ、徒歩、サイクリングなど様々な方法がある。
事実、目標がAからAの場合には、そのままそこにいるだけでもすむ。

私はこのブログを書き始めてから、走ることの意味について考えるようになりましたが、「走る」という行為が空間を移動することを前提にしていることについては当たり前すぎて、それについて深く考えることはありませんでした。しかし、この文章を読んだときに考えさせられました。

著者は上の文から、ランニングは「ゲーム」であり「遊び」であることを説明していきますが、私はむしろ走ることと空間移動に目が向きました。
 
私がいつも使っているランニングマシン(トレッドミル)は、どうなるのか?、と。


ランニングのコペルニクス的転回

かつて、走ることは空間を移動することを前提としていました。
しかし、室内で走るための道具であるトレッドミルが生まれ、空間を移動せずに走ることができるようになりました。
技術の進歩により、走るという行為は、空間の移動を前提としなくなったのです。

では、トレッドミルはなぜ空間を移動せずに走れるかというと、空間の代わりに地面の役割をするベルトが移動してくれるからです。ランナーの動きは、空間移動に代わりベルトの回転運動に置き換えられます

「自分が動くか、それともベルトが動くか」というこの変化は、「太陽が地球を回るのか、それとも地球が太陽を回るのか」、というかつての天動説と地動説の違いを思い起こさせるものです。トレッドミルの登場は、まさに、ランニングのコペルニクス的転回といえるでしょう。


空間を移動するランニングの場合

トレッドミルは、新しい技術による「動く地面」の発明であって、動かない地面をベルトによって動かし、本来なら身体が被る空間移動をなくしてしまいました。
しかし、トレッドミルは特殊な例で、通常は地面が動かないため、ひとが走ると普通は空間を移動することになります。

空間を移動するときは、引用にあるように「A地点から違うB地点に行く、あるいはA地点から同じA地点に戻る」ことになります。

ローランズ教授はこれについて、"目標がAからAの場合には、そのままそこにいるだけでもすむ”といいます。

ゴールとスタートが同じならば、走っても走らなくても(移動してもしなくても)一定時間の経過後に同じ場所にいれば結果は同じ。走るということは、空間移動が目的ではないということなのです。
走るという運動は本来、空間移動を前提としますが、それは走ったことの結果でしかありません。

走ることで空間を移動しますが、走ることは移動そのものが目的ではないということです。


マラソンは何を目的とするか?

マラソンレースは42.195kmを移動します。
マラソンは走る競技なので、この距離の移動は前提となります。
しかし、同じ距離なら何でもいいというわけではなく、走ることは人間の足で行い、かつ、同じレースならば、決められた同じコースを参加者全員が走るということになります。

恐らく、マラソンのルールでは走ることを強制してはいません。ゴールのタイムを参加者が競うため、より早くゴールにたどり着くため、あるいは、制限時間内に完走するため、全員が結果的に走るということになるようです。

マラソンは、同じコースを人間の足で移動し、なるべく早くゴールするのが目的のゲームということでしょう



今回は走るということについて少しだけ哲学的に考えてみました。
レースのシーズン中には、こういうことは考えません。シーズンオフいうことですね・・・

先日、地元の山をひとりで走りました。
登ったことのない山を、ひとりで走るのは今回が初めてでした。

なぜ、初めての山に行ったかというと、近くを車で通ったときに、「登山道入り口」という看板を何度か見かけて気になっていたからです。

看板は古く、傷んでいます。その書体がなかなか力強く、もしかすると昔は人気のハイキングコース
だったのかもしれませんし、その頂上にはとてつもない光景が広がっているのかもしれません。

(※山の名前は伏せておきます。山については初心者ですので、不用意に余計なことを書かないようにするためです)


好奇心にまかせて・・・

この時期はマラソンシーズンも終わり、走るスタイルも変わりつつあります。
土曜日の昼、ご飯を食べながら「トレランでもしようか」と考えているときに、あの「登山道入り口」の看板を思い出しました。

さっそく、ネットで検索。
グーグルマップで位置を調べ、登山の情報などもいくつか読んでみたところ、難易度も低く、初心者向きとのこと。

"山のふもとまで車で1時間ちょっと。標高550mほど。登って降りて15時くらいには車に戻れる・・・"
ざっと計算して、すぐに出かけることにしました。

これまで、そんなにトレランをしているわけではありませんが、初心者向けの登山コース。それほどハードルが高いわけではありません。

しかし、ひとりで見知らぬ山に行くというのは、たとえハイキングコースのような場所でもドキドキするものです。


海外の危険と山の危険

私がまだ大学生だったころ、海外旅行に初めていったときのことを思い出しました。ツアーで行くのではなく、自分でチケットを手配して、英語もできないのに、出たとこ勝負のヨーロッパ旅行でした。
海外旅行一人旅と、地元ハイキングコースへ一人旅を比べては、当時の私に失礼かもしれませんが、登りやすい山にも海外旅行とはまた違う危険が潜んでいるものです。

ひとが危険な目に遭うのは、海外旅行では、大抵の場合「人間」が原因となるものであるのに対して、トレッキングやトレランでは「自然」が原因となる事故などがほとんどでしょう。

山の自然は人間が作った街中の生活では想像がつかず携帯の電波もとどかないところも多く、助けを簡単に呼ぶこともできません。山に行くのは、自然に触れあうためですが、その自然は毎回優しいわけではなく、油断するとケガをすることになります(実際に私は、木の根に転んでケガしたことあります。自然の厳しさは身をもって知っています・・・)。


そして山に入る
 
14時前に「登山道入り口」看板近くに到着し、車を駐車場に停めて、支度をしてすぐに出発。しばらく歩くと、林道に着き、山に入りました。

一度、山に入ると、静寂に襲われます。登山客もゼロ。
午後のスタートなので、日が高いうちに戻るつもりで、林道を駆け足で進み、「登山道」の目印が見えたので、林道をそのまま進みました。
林道わきの濡れた山肌からは、静寂を打ち消すように、たくさんのカエルの鳴き声が聞こえ、不安のような、神秘体験のようなそんな気持ちになります。


道を間違える

2kmくらい進むと、林道が消えて行き止まりになりました。
これには焦りました。
付近の住民の生活道路を少しを離れると、山の中はすぐに電波が消え、ネットが使えなくなります。
この山の登山コースを紹介していたサイトは確認することができません。

道が隠されていないか探したものの見つからず、道を間違えていたことがわかりました。
そこから引き返し、最初に見た「登山道」の表示までもどりました。

表示を確認すると、林道から横に小道が伸びています。それが本当の登山道の入口でした。
急いでいたために小道を見落として、林道が登山道になると思い込んだのです。

1時間弱のロス。


暗くなる前に無事戻る
 
15時くらいから、本物の登山道に入ると各所に表示があり、スムーズに登ることができました。
頂上からの眺めは素晴らしいものでしたが、日が傾きかけていたので、少し休んですぐに同じ道を降りました。足元に気をつけながら駆け降りて、16時半には駐車場に到着。
知らない山をひとりで初めて走り、無事帰ってこれました。

気になっていた山の登山道がどんなもので、頂上にはどんな展望があるのか自分の五感で確認。そして、自分の体力でどの程度の山を登れるのかが少しわかりました。


まとめ


この山を実際に登ってみて、初心者でも登れる簡単なコースであることを確認しましたが、たとえ簡単なコースであっても、表示を見落としたり、その意味を誤解したりすれば、道に迷うことがある。このことを身を持って知りました。

トレランのレースの大会であれば、コースは管理されていて、たとえ道に迷っても誰かが探しにきてくれます。しかし、ひとりで登る山では、道に迷っても、ケガで動けなくなっても、誰もすぐには探しにきてはくれません人間社会から遠ざかれば自然が豊かになる一方、人間が近くにいないことのリスクがあります

また、トレランは、自然の中で「意識」を集中させて、障害物を避けて最も安全な足場を確保し、わずかな手がかりから判断してゴールへと続く正しい道を進む必要があります

このようにリスクを背負って、自然の山を走るのには、文明から遠ざかってまで手に入れたい何かがあるからでしょう。トレランはやはり冒険です。


 

前回の記事のつづきです。
<シューズ紹介> 靴ひもはギュっ締めろ! 続「スカイセンサー(SKYSENSOR)NEO3」1/2


履き心地(フラットソールについて)

skysensor03

さあ、お待ちかねのフラットソールについてです!
誰も待ってないですか(笑)。
まず、上の写真をご覧ください。
オレンジ色のゴムが足裏の外側からスーッとつま先に伸びています。
このシューズの履き心地は、見ての通りです。
体重が足裏のオレンジ部分に沿ってかかとからつま先まで移動します。
土踏まずに沿うように、自然と足裏が動きます。

セパレートタイプのものと比べてみましょう。次の画像はミズノのウェーブエンペラーTRです。
WaveEmperorTR_sole

セパレートソールのウェーブエンペラーTRは足裏外側の真ん中に、一番下側のゴムがありません。その部分は空白で、奥の白いソールが見えています。
この違いが見た目そのまま。この2足を履き比べると、スカイセンサーは足裏外側の真ん中のこの部分にソールがあることがハッキリと感じられますが、ウェーブエンペラーではそこに何も感じません。

ちなみに、ソールの厚さはスカイセンサーの方が少し薄いですが、ほぼ同じぐらいです(ターサージールよりは厚い)。クッション性もほぼ同じですが、少しスカイセンサーの方が若干柔らかい気もします。


動くとどう感じるか

歩いてみると、2種類のソールの違いは強く感じられます。
フラットソールのスカイセンサーでは、接地後、足裏の外側を通ってから母指球に体重が移動するのに対して、セパレートソールのウェーブエンペラーでは、かかと付近から一気に母指球に移動します。
走った場合には、この動きが速くなるため、スカイセンサーでは体重が足裏の外側にかかる感じ強く、ウェーブエンペラーでは、体重は内側(母指球)にかかる感触が強い。

私はフルマラソンを走ると後半に足裏のアーチが落ちてくるため、普段からなるべくアーチを意識して足裏外側に体重かけるようにしています。このとき、フラットソールのスカイセンサーが結構心地良いのです!


試走

スカイセンサーNEO3は、履き心地が気に入っていて、最近はよく履いています。
すでにかなり履いているため、もう試走という段階ではありませんが、実際に走ってみた感想は、以下のようになります。

●ランニングマシーン(トレッドミル)
トレッドミルはキロ5分ぐらいで8kmほど走ることが多く、スカイセンサーは最近ほぼ室内履きとなっています。
これくらいのペースの時は、速く走るときと比べて足裏のアーチをより強く意識することができます。アーチが落ちる私には、足裏外側が自然に当たるスカイセンサーは、とても使いやすいシューズです。
ジムではこのシューズで他のトレーニングもしますが、足の踏ん張りがよく効きます。意外なところで使いやすく重宝しています(笑)


●インターバル(キロ4分:舗装路
キロ4分でインターバル走を何度か外を走りました。この時はちょっと走りにくさを感じました。
というのは、私の持つ他のランニングシューズはすべてセパレートソールで、これらに慣れているためにスピードを上げると力が入らない感じがします。
現時点では、キロ4分以上の時は、ウェーブエンペラーか、ターサージールが私には合っているいるようです。

●40km走
40km走を2度ほど、このシューズでチャレンジしました。フラットソールに期待してのことです。
ペースはキロ5分~5分30秒程度。この速さの時は、ロング走がとても快適にできました。同じフォームを続けやすく、崩れにくい感じです。ピッチ走法の私には良いのかもしれません。
しかし、走り終えた後に問題がありました。まだ私の足が弱いせいか、このシューズに慣れていないせいか、足の裏のアーチ(土踏まず)部分が痛みました。


まとめ

フラットソールに興味が湧いて買ってみたスカイセンサーNEO3ですが、足裏感覚が非常に気に入っています。アーチを意識して走るひとには、フラットソールは足裏り自然な体重移動ができるのでお勧めします。足裏の感覚を気にしないひとには、あまり効果じられないかもしれません。

私の場合は、キロ4分以上の時はスカイセンサーでは力が入りにくいので、ターサージールかウェーブエンペラーを履くつもりです。もしスカイセンサーをレースで履くとしたら、キロ4分になることは絶対にないフルマラソンということになります。

靴ひもについては、このスカイセンサーNEO3を履いてみて、重要性を実感することができ勉強になりました。靴ひもはギュっと締めましょう

スカイセンサーNEO3は恐らくもうどこにも売っていません。
フラットソールのスカイセンサーに興味を持った方は同シリーズの新しいものが買えます。
フラットソールお試しあれ。(値段あまり下がらないですね・・・)

今年2月にアシックスのランニングシューズ「スカイセンサーNEO3」を買ったことを書きました。
<シューズ紹介>フラットソールの誘惑 「スカイセンサー(SKYSENSOR)NEO3」

しかし、買った報告をしたものの、履いてみた感想について書くのをすっかり忘れていました。
遅くなって恐縮ですが、このスカイセンサーNEO3の履き心地を書いてみたいと思います。


履き心地(靴ひもについて)


このシューズは私が持っているものの中で唯一のフラットソールです。
一体どんな履き心地なのだろうと、ワクワクしながら足を入れたのですが、履いてみてちょっと戸惑いました。
その理由は、靴ひもが短くてギリギリでしか結ぶことができなかったからです。ひもは短かすぎる場合は結べなくなってしまいますので、長すぎるよりも問題があります。
静岡マラソンで履くかもしれないとも思っていたのですが、履き心地がしっくりこないので、すぐにレース使用の候補から外しました。(静岡マラソンのシューズについてはこちら)。

その後、靴のサイズについていろいろと経験を積んで(詳しくはこちら)、靴ひもはギュッと締めないと足が靴の中で動いてしまうという事実に気づきました。以来、ランニングシューズを履くときは全ての穴をギュッと締めるようになりました。しかし、このスカイセンサーを履くときは、それよりもっときつく締めてみたところ、靴ひもの長さがちょうどピッタリ!
驚きました。誤った使い方をして文句を言っていたクレイマーのようなものでした。

skysensor01


きつく締めないと履けない?

ところで、このスカイセンサーNEO3の問題ですが、ひもが短くなってしまったのは、単に無知が原因ではありません。
このシューズは初めて試した時は、他のシューズでも同じ締め方をしていたはずですが、ひもが短くなるようなものはありませんでした。
どうもこのシューズの特徴の一つがここに隠されているようで、ひもを緩めに履くと、アッパーの足の甲のひも部分が広がってしまいます。この時、左右のひも穴の間隔が広がって見た目が悪い上、かかとのホールドも悪く、抜けてしまうような感覚がありました。

ところが、靴ひもをギュッと締めると、しっかりと左右の穴からアッパーのサイドが寄せられて足にフィットします。つまり、しっかりと締めないと履けない構造となっているのです。
このシューズのアッパーには無駄がないということだと思いますが、同時に、ひもの役割が大きい分だけ、締め方ひとつでフィット感を調整できるということでもあります。


特徴的なひも穴部分

下の写真を見ていただけいれば、わかると思いますが、ひも穴のある明るいオレンジ色の合成皮革の部分が波打っています。
この部分を外れた2か所の穴は、アシックスのロゴをかたどった黒いライン上にあり、サイドのメッシュの部分を直接引っ張る構造になっています。
詳しいことはわかりませんが、ここに靴ひもが有効に働く工夫があるようです。
skysensor04


私の持っているシューズでは、他にこれほど凝ったつくりものはありません。恐らく、このようなつくりにする方が、よりコストがかかるのでないかと思われます。


同シリーズの穴の位置の画像比較

ちょっとこの靴ひもの穴について気になりました。
スカイセンサーNEO3はかなり古い型ですので、今売られているこれより新しいタイプのひも穴の形状がどうなっているのかを調べてみました。
まずはこちら↓の「スカイセンサーJAPAN」(※画像はAmazonより)


● SKYSENSOR JAPAN TJR071

こちらはひも穴の皮革部分がギザギザとなっていますが、ひも穴はすべてこの部分を通っています。しかし、穴の位置は真っ直ぐではないので、ここにも何か特別な効果がありそうです。

続いて、「スカイセンサーGLIDE 4」。


● SKYSENSOR GLIDE 4 TJR335


こちらは、皮革部分が真っ直ぐな上に、アッパーのサイドが長いようです。
このGLIDE 4は、靴ひもの影響はNEO3に比べて少ないと思われます。NEO3とはアッパーの構造については、コンセプトがまったく違うようです。


以上、NEO3は、靴ひも部分が特殊で、他のシューズと違うため少し詳しく見てみました。スカイセンサーの一番の特徴である「フラットソール」については、次回ご紹介したいと思います。 

つづく 

ロードを走るレースはシーズンが終わり、私は今季、フルもハーフもすべて出場が終わりました。

もう次の秋に向けたマラソン大会のエントリーはすでに始まっているようで、大阪マラソン2017横浜マラソン2017神戸マラソン2017などは、現在(2017.04.16)受け付け中です。この3つの大会は通常のエントリーであれば抽選となりますので、運が良ければこの秋の都市型マラソンを楽しむことができるでしょう。

ということで、今は参加予定のマラソンがありません。
走ることにも身が入りません。
しかも突然花粉症を発症して体が重い・・・
これでは運動不足で体に悪そうですので、昨日、久しぶりにトレランしてきました。
 

私はトレランに対して受け身

トレランを始めたのは3年前ぐらいだと思いますが、山に行く回数が少なく、山を走るのは実はあまり得意ではありません。
得意ではないのですが、山は好きですし、トレランをすると普段使わない筋肉を使うため身体の可動域が広くなります。
(※すでに何度か私のトレラン体験について書きましたので、こちらの「トレラン」カテゴリーをご覧ください)

楽しさやメリットもあるので行きたいとは思うのですが、トレランに自発的に行くことはほとんどありません。
今回は友人に誘われたので久しぶりに、山の自然に触れて気分転換しつつ、身体を動かすためにトレランに参加させてもらいました。


近眼の私

すでに何度かこのブログで書きましたが、私はなかなか気合が入った近眼をもっています。
そしてメガネをかけています。
このメガネというのがけっこう曲者で、走ると振動で揺れたりします。
そもそもメガネをしているスポーツ選手は少なく、私がすぐに思いついたのは元ヤクルトスワローズの古田選手ぐらいです。古田選手は頭脳派のキャッチャーでしたが、あだ名は「のび太」と呼ばれていました。
のび太はマンガの「ドラえもん」の主人公ですが、運動神経が鈍い。つまり、あまり嬉しいあだ名ではないのです。「メガネ=運動神経が鈍い」というステレオタイプなイメージがあってけしからんと思うのですが、実は私、けっこうのび太な感じの運動神経なんです(笑)。
メガネでも運動神経がよい人たち、すみません!私は「メガネ=のび太」のイメージに加担していました。


トレランの難しさ

なぜ、メガネについて語ったかというと、トレランをするとメガネがかなり揺れるからです。
メガネが揺れるのは特に山を降りるときです。
度が入っていなければ、揺れても問題ありません。しかし、近眼のメガネは揺れると視界も揺れます。
ここで何が起こるかというと、恐怖です。

この恐怖というのは、山を降りていくときに起こります。
下り坂では、走ると自然にスピードが出ます。そして、着地の衝撃も大きい。
着地の度に、メガネが揺れると、当然、足元も見えにくい。
山には当然のごとく木の根、木の枝、石などが転がっていて、気づかずに踏んでしまうと転んでケガをしたりします。
私は事実、手の指の骨折と足首の捻挫を経験しています。
(経験は浅いのにケガは一丁前です。のび太です)

そんなわけで、油断をすると怖いのがトレランですが、メガネ野郎にはもっと怖いのです。


トレランで気づいたロードの走りの特徴

トレランがロードと違うのは、走る先に注意をしないと走れないところです。先ほども書きましたが、行く手にある木の根や石に注意しないとつまづいてケガをします。
ここから逆に、舗装道路を走るマラソンレースの特徴がわかります。それは、走っている環境にあまり注意を向けなくてよいということです。
マラソンでは走っている最中に路面状況を気にする必要がほとんどありません。雨が降れば、マンホールのふたなどが滑りやすいため、気をつけねばなりませんが、状況が刻一刻と変わるトレイルに比べればずっと気楽なものです。
走りについても、同じフォームをずっと続けるのがマラソンであるのに対して、トレランでは水たまりや倒木を避けてジャンプしたりする必要があります。

マラソンの特徴は、変化が少ないことにあるようです。それが、メガネ野郎には優しい。
さらに、状況に合わせて反射的に身体を動かす必要がないので、運動神経が悪いのび太みたいなひとにもマラソンは簡単です。

 
トレランは自然に触れる

昨日のトレランでは、必死で自然と格闘しながら身体を動かすことで、ロードの走り特徴がわかりました。しかし、身体の使い方の違いを理解するために、トレランに行ったわけではありません。

トレランの醍醐味といえば、何といっても「自然」との触れ合いです。
普段は接することがない自然の中に行くと、人間の中の動物的な部分が刺激を受ける気がします。
それが気分転換につながります。
山に行くとほとんどの場合、清流があり透明な水が流れています。これを見るだけでも気分が爽快になります。トレランは意識が山の自然に向かいますから、清流が心地よいものに感じられますが、マラソンのレースでは横に清流があっても、ほとんど意識に上ってきません。走ることに集中しすぎるからです。ここにもトレランの良さがあります。

自然を味わうのは毎回同じですが、昨日は車で移動する途中で何度も満開の桜に出会いました。
 今年の桜は開花が遅く、たまたま行ったトレランの途中で咲き誇る桜を鑑賞できたのはうれしい偶然でした。

 
まとめ 

昨日のトレランは往復13km。久しぶりなので13kmでもけっこう疲労しました。
途中の様子など詳しく書きたいところですが、トレランについては仲間についていくのに必死でどこをどう走ったのかよくわかっていません。
メガネの人間がトレランをするのはなかなか大変なのです。
もう少し経験を積んで余裕が出てきたら、詳しく書きたいと思っています。
自然に触れたい方は、メガネのあるなしに関わらず山に行ってみるとよいでしょう。
山は寒いことが多いので防寒対策を忘れずに。
 

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