なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。 それ以来、50歳を過ぎた今も、なぜか走り続けています。 走ることにどんな意味があるのか? 「からだ」「こころ」「グッズ」「レース」「本」などから、走ることについて考える、ランニングブログです。

2017年03月


過去にライトレーサー TS5について、以下3つほど記事を書きました。
<シューズ紹介> 部活じゃないけど! ライトレーサー(LYTERACER) TS5
大きいシューズは長・速・坂に気をつけろ! 続「ライトレーサー TS5
靴擦れのもうひとつの原因 続々「ライトレーサー TS5」」

今回は、TS5の本家とも言える、ライトレーサーRS5の紹介です。

LyteracerRS5_01
LyteracerRS5_02


購入の理由

今年に入ってランニングシューズを買いまくりました。6千~7千円台ものがほとんどでしたので、合計しても知れたものなのですが、ちょっと買いすぎ・・・
でも、マラソンで使う場合はシューズは長い距離を履いてみないと良し悪しがわかりません。合う合わないは、店先でちょっと試し履きする程度ではわからない、ということで納得しています・・・

RS5を購入したのは今年2月で、静岡マラソンで履くシューズを探していた時期に当たります。
ライトレーサーTS5を買ったところサイズが合わずどうしようかと迷っていた時に、レース仕様のRS5も試したくなり購入しました。定価が安かったのも決め手の一つとなりました。RS5を静岡マラソンで履かなかった理由は後述します。


履き心地

サイズは27cmで足にピッタリ。TS5はサイズが大きかったので慎重に選びました。

TS5との違いはかなり大きいです。特に、「アッパー」といわれる足を包み込む上物部分の感触が全然ちがいます。TS5に履き慣れてから、このRS5を履くとその心地良さにうっとり・・・(笑)。キャンプに喩えるなら(喩えがおかしいですが)、ビニールシートにくるまって寝るか、シュラフ(寝袋)に入って寝るかくらいの違いを感じました。ただし、慣れてしまうと、この印象はすぐにわからなくなって消えてしまいます。

RS5のひもはやや厚い(太い)ようです。TS5よりもわずかながら厚いようですが、もしかすると、厚い分だけ弾力があり履き心地の良さに貢献しているのかもしれません。しかし、ひもが厚いと履くときに縛りにくく、解けやすいような気もするので、気になる人はヒモを交換した方がよさそうです。


試走

1. 市街地道路ランニング : 16km × 2回
このシューズに関しては、フルマラソンのレースを想定していたので、いきなり外を走ってみました。
一番感じたのは、足の甲を包み込む感触で、先ほど書きましたが、とても気もちがいいのです。
靴の重量はアシックスのサイトに行ってもRS5の情報がないのでよくわかりませんが、200gぐらいでないかと思います。TSよりも軽くて軽快です。
ソールは柔らかく、地面からの衝撃を吸収します。だいたいキロ5分半くらいで走りましたが、軽さと足の甲の気持ちよさが印象的でした。

ところが、16kmを走り終えた後に、どういうわけか膝が痛くなりました。それまでは硬いソールのミズノのウェーブエンペラーTRを使っていたので、急に柔らかくなったことが原因(?)で、膝に負担がかかったのかもしれません。翌々日もう一度16km走ってみましたが、膝がまた痛んだので、それ以降は履くことをやめて、ウェーブエンペラーTRで静岡マラソンに向けて調整しました。


2. ランニングマシン(トレッドミル) : 1km(4分、15km/h)× 12本(合計) 
外を走ってから1ヵ月以上、このシューズは履いていませんでした。先日、急に思い出したので、ランニングマシーンでキロ4分(15km/h)× 1kmのインターバル走を日を分けて試してみました。
「キロ4分」は、現在の私の走力では、レースでこれ以上速く走ることはほとんどありません。足にピッタリのサイズのため、このスピードで走っても中でまったく足が動かず。足が地面を離れるときに、シューズがフィットしている感じがしました。
ソールが柔らかいという印象は久しぶりに履いても同じで、クッション性が高い。ただクッションが柔らかい分だけ足が横にぐらつく感じがしました。


まとめ


私の意見ですが、ライトレーサーRS5は、アッパー(足の甲)のフィット感とソール(足の裏)の柔らかい感じが大きな特徴です。気持ちいいです。

ソールのクッション性は、TSとRSではほとんど違いはありません。柔らかく、かかとが沈みます。
しかし履き比べてみると、RS5の方が足指が下に食い込みます。これはソールのつま先がRS5の方が薄いからで、足指が地面に力をより伝えやすくなっています。速く走るときは、母趾球に力が入りやすいRS5の方が良さそう。レース仕様ということでしょうね。

RS5の商品説明に、「軽さ」とともに「反発力」をうたっているものがありましたが、私は反発力はあまり感じませんでした。特にかかと部分が衝撃を吸収するようですので、かかと着地で足裏をあまり使わないで走る人には走り易いのではないかと思います。
キロ5分30秒から4分30秒ぐらいでハーフやフルマラソンを走るとかかとクッションが効果を発揮するかもしれません。ただし、ソールが柔らかいと足が不安定になる部分もありますので、注意が必要です。


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ライトレーサーRS5
 
 
 

前回(こちら)お伝えしましたが、ハーフマラソンの目標としていた1時間30分切りを、「穂の国・豊橋ハーフマラソン2017」で達成することができました。
スピード練習と、戦略の見直しが勝因だったと考えていますが、それ以外にもう一点、重要なことがありました。それは、体重が少なかったことです。
この記事では、この体重の変化について書いてみたいと思います。


ハーフマラソンのタイムと体重の関係

今年出場したハーフマラソンの大会について、「タイム」と「体重」を簡単に比較してみます。
ハーフマラソンを選んだのは、フルマラソンよりも多くの大会に短い間隔で出場していて比較しやすいからです。

1/15
「フロストバイトロードレース」
紹介記事
 タイム:1時間33分、体重:65.3kg
2/5
「森町ロードレース」
紹介記事
 タイム:1時間30分、体重:65.1kg
2/19
「浜松シティマラソン」
紹介記事
 タイム:1時間30分、体重:64.4kg
3/26
「豊橋ハーフマラソン」
紹介記事
 タイム:1時間28分、体重:63.5kg

※体重は前日の夜、夕食後に測ったものです。

各レースの高低差や気温のほか、距離も微妙に違いますので、一概に比べることはできませんが、あえて単純に「体重」と「タイム」の関係に注目するなら、過去にさかのぼるほど体重が重く、レ―スタイムも遅いことがわかります。これはレースを重ねるごとに、体が絞れて強くなっていることを表しています。

浜松シティマラソン(2/19)では、本命レースの静岡マラソン(3/5、フルマラソン)に向けて調整していてかなり走り込み、食べ物にも気をつけるようにしていました。
体重は、浜松シティマラソンで少し減り、静岡マラソンを経て、最後の豊橋ハーフマラソンでは最も軽くなっていたというわけです。
レースタイムの方も、体重が減るのに合わせて早くなっています。練習と食事管理の成果と言えるでしょう。


体重の正しい減らし方

以前、こちらの記事「1kg減で3分短縮? フルマラソン前にどう食べるべきか・・・」で、「体重が1kg減るとフルマラソンを3分早く走れる」という説を紹介しました。この時は、フルマラソンの大会で実際に試してみて、直前の急ごしらえの減量ではうまくいかないことが、よ~くわかりました(笑)。

体重を減らしたにも関わらず、レースで力を発揮できなかったのは、体力を考えずに体重だけを減らしてしまったことが原因。「体重1kg減でフルマラソンのタイムか3分早くなる」という説は、やはり体重が減っても体力は減らないことが前提としてあります。

豊橋マラソンで1時間30分を切ることができたのは、栄養を充分に摂りながら練習を続け、2ヶ月以上の長い時間をかけて体重を減らしたこと。この効果が大きいようです。身体も減量に慣れて、少なくなった体重でも、減量前と同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮できるようになったというわけです。

食事について効果的だったのは、砂糖類を減らしたことと、ご飯(米)の量を三分の一程度減らしたことです。一日3食は、私には体力の基本です。食事の回数は減らさず、主食の量を30%ほど減らすことで、体力を落とさずに減量することができました。

もっとも、体重調整は静岡マラソンに向けて始めたものだったので、豊橋マラソンの結果はその副産物とも考えられます。ご飯を少なくする食生活は体調もよくなるので、今も続けています。

ただ単に体重を減らすことを目的にした減量ではなく、食事と運動で体力を維持しながら行う減量はマラソンで記録を縮めるのにかなり有効な方法であると言えます。

本日、「穂の国・豊橋ハーフマラソン2017」に参加しましたので、その様子をご報告します。


早朝

朝、目を覚ますと外は雨。
前日から降り続いていた雨が止まず降り続いていました。
スタート時刻の10時の降水確率は40%。天気予報では降るのか止むのかわかりません。
止む気配のない雨を見ながら車を走らせました。雨のレースを覚悟しました。


レース準備

豊橋に到着したのは7時半。雨のため、車中で着替え。
9時頃になると小雨になったため、トイレに行くついでにアップなどを始めました。
スタートブロックへの整列は9時40分まで。アップを終えて、9時半頃に並びました。

整列すると、直前まで降っていた雨が止みました。
空にはまだ厚い雲があり、気温もあまり上がりそうにありません。雨上がりは、ちりも洗い流されて呼吸も楽です。 当初の不安とは逆に、絶好のコンディションとなりました。


スタート前

恒例の大会関係者の挨拶。司会のチャーリーさん(という名前だったか?)の進行で開会式は心地よく進み、やがてゲストの増田明美さんが登場。壇上での語り口が絶妙で多くの笑いを取っていました。
これまで私は、マラソン大会の開会式で何度も増田さんを見たことがありますが、今回はかなり調子がよかったみたいです。
増田さんからはこんな面白いエピソードが聞けました。彼女も現役の時は、スタート前に緊張したそうで、スタート時間が近づいてくると空気が変わったそうです。どんな風に変わったかというと、「腐った白ワインの匂い」がしたとのこと(笑)。トップアスリートの貴重な体験談。大変勉強になりました。
場数を多く踏み、経験豊かになっていく増田さんのトークには今後も注目したいところです。


スタート~1km

ところで、このレースでの私の目標は、森町ロードレース(こちらで紹介)と浜松シティマラソン(こちらで紹介)で果たせなかった1時間30分切り
これを達成するには、イーブンペースで1キロ4分15秒が目安になります。このペースでいけるのかどうかが鍵ですが、今回は細かいレースプランは立てずに、最初の3キロぐらいまでは1キロ4分10秒ぐらいの少し早めのベースで行こうとだけ考えました。

10:00号砲。

今回はかなり前の方に並ぶことができたためスタートラインを通過するまでに10秒程度しかかかりませんでした。
路面は雨が上がったばかりで濡れていて滑りやすい状態。スタート直後に、数メートル先で転んでいるランナーもいました。水溜りも多く、路面を注意しながら足の置き場を決める必要もあり、少し神経を使う展開。路面電車の線路わきの道は細いので、転ばないように慎重に行きました。
最初の1kmのラップタイムは約4分。周りには速いランナーばかりなので、少し釣られて速くなりましたが、15秒の貯金は悪くない。


1km~5km

1kmを過ぎてからは、先のことも考えて少しペースを落とし3km地点まで1キロ4分12秒。第一給水場のある5キロ地点まで1キロ4分15秒のペース。コースはわずかにアップダウンはありますがほぼフラットでした。
5kmまでは後ろから来る速いランナーにどんどん抜かれました。


5km~10km

第一給水所のある遊歩公園が終わり、住宅街を進みます。9km付近から住宅街が終わり田んぼ道に。10kmにある第二給水場が見えたので、BCAA(アミノバイタル GOLD)を取り出して口に入れました。1キロ4分15秒のペースでは、サプリを水で流し込むのが難しく少しペースダウン。「補給の練習が必要かもしれない」と思いました。
10kmまでのコースは、少し上っていたような気がするものの、基本的にフラットで、1キロ4分15秒のペースを維持。周りのランナーは目まぐるしく変わり、ペースメーカー役になってくれそうな人はいませんでした。


10km~15km

10km地点の給水でややペースが乱れ、少しスピードが落ちました。
感覚としてやや楽に感じたときはペースが落ちていて1キロ 4分20秒。遅いことに気づいて、慌ててペースを上げて4分15秒に戻すというような展開。ペースが落ちたのは少し上り坂だったたからかもしれません。
14kmくらいからは、川の堤防沿いを走り始めます。ここから少し楽になったのは、視界が開け風通しがよくなったことに加えて、少し下り坂になったからではないかと思います。
この辺りで、背の高い男性が後ろから私を追い抜いていき、いいペースで前を走ってくれたので、ついて行きました。


15km~18km

15km地点の第3給水所は、このレース最後の給水所で、スポーツドリンクと水を飲みました。
背の高い男性のペースが1キロ4分12秒程度。頑張ってついていきました。
しかし、17kmくらいの上り坂で背の高い男性がペースダウン。後方から今年の参加賞の紫色のTシャツを着た若者が来たので、ついて行くことにしました。
「17km」地点の表示が見えてあと4km。若者がなかなか速いので自然にベースアップ。1キロ4分8秒。


18km~20km

残り3キロとなったので、周りのランナーもベースアップ。紫Tシャツの若者も元気で、さらに少しペースを上げた模様。私も頑張りましたが少しずつ差を広げられていきます。20km地点のラップタイムは1キロ4分5秒。もう限界。これ以上、ペースは上がりません。


20km~GOAL

残り1km。もはや周りのランナーは関係ありません。毎度のことながらラストは自分との戦い
しかしこの最後に難敵が現れました。それはぬかるんだ砂利道
スタート直前まで降り続けた雨で、舗装されていない道は平らなところでもうっすらと泥水が浮かんでいます。所どころ水たまりもあり走りづらい。和太鼓などの応援もありにぎやかでしたが、それどころではない状況。ぬかるんだ地面に足を踏み入れてしまったときは、泥棒のような脚の動き(笑)

残り200mぐらいに小さな上り坂があり、ここで脚の力が奪われました。しかし、ゴールはすぐそこ。不格好な走りを自覚しつつ、全力で走りました。FINISHの横断幕の下には時計があり、それを見ると1時間28分○○秒。「よっしゃあ」と思いつつゴール!
今回ついに念願の1時間30分を切ることができました。しかも、28分台。
 

ゴール後

ゴールすると、ちびっ子がペットボトルの水を手渡ししてくれました。そのキャップには、ドラえもんのかわいい顔がマジックで描かれていました
ありがとうちびっ子。ドラえもんだったから、オジサンでもわかった。ポケモンとか、妖怪ウォッチとかだとわからないから・・・

記録証をもらい、スープをいただき、ヤマサのちくわももらいました。ちくわ、最近買いませんが、食べるとやっぱり美味しいものです。


まとめ

今回ついにハーフマラソン1時間30分を切ることができました。この前の2回は失敗し、今回成功したのには、2つの大きな理由があります。
1.スピード練習
21kmを1キロ4分15秒走りきるために、身体をスピードに慣れさせる必要があると考えました。21kmを走る時間はないので、1kmを4分で走るインターバルトレーニングを週に何度か行いました。
2.レース途中でペースを落とさない
 これまでのハーフマラソンでは、途中に失速することを恐れて、序盤にペースを落として体力を温存するようにしていました。しかし今回は、失速することはないと信じて4分15秒のペースを維持するように心がけました。

は、単純にレースの戦略にすぎませんが、気持ちのあり方ひとつで結果が大きく変わることになりました。状況を変えるためには、思い込みを捨てて、新しい方法にチャレンジすることも大切です
 
 
 穂の国・豊橋ハーフマラソンのコースについては、フラットで走りやすいですが、景色としてはあまり特徴がないコースです。
しかし、応援の方がけっこういて声援が温かい。中でも、コースの各所に運動部所属らしき高校生たちがいて、「ファイト」という短くキレのよい声をかけてもらいました。この声がなかなか良かった。自分に向けられていることがわかり、勇気づけられます。 今年は気温が低いためか、豊橋公園の桜は全く咲いていませんでした。もう少しすれば、満開の美しい桜が見られることでしょう。

以前、こちらの記事「フルマラソン30kmの壁対策 ~ ピロリ菌検査してみました」でピロリ菌検査をして陽性だったことをお伝えしました。

この時は「除菌宣言」をして終えましたが、先日、除菌が完了しましたのでご報告します。


検査も除菌もネットだけ

ピロリ菌の検査については前回記事を読んでいただければわかると思いますが、ネットで注文できます。
もし結果が「陰性」で菌がいなければ、ここで終わり。「おめでとう」ということですが、私は「陽性」でしっかりと菌がいました。(判定の線はうっすらと出ただけでわかりにくいですが、うっすらでも出れば陽性です)

結果を受けて、今度は「除菌」となります。
ここで病院に行く手もありましたが、病院に問い合わせてみると、「胃カメラ飲んでください」と言われました。胃カメラにしようかと思いましたが時間がかかりそうなので、今回は除菌セットを注文しました。
それがこちら↓

抗生物質が2種類と胃薬が1種類の1次治療セットです。
(もし1次治療に失敗した場合は、2次治療セットがあります)
胃薬は違う種類も選べるセットがありますので、もし違う種類の胃薬をご希望の場合は、サイト内で「ピロリ菌」で検索するといろんな選択肢が出てきます。


除菌作業

除菌はどうするかというと、この薬を忘れずに朝夕の食事後に飲むだけです。
ただし、1週間"忘れずに"飲み続けるのがポイントで、抗生物質は一度でも飲み忘れると、除菌に失敗する確率が高くなるそうなので、プレッシャーがかかります。
ふだん薬を飲みなれない私は、食事後に薬を飲み忘れる不安がありました。
私はけっこう忘れっぽいのです。マラソンとは関係ないと思いますが、年齢は関係あるかも・・・

飲み忘れ対策として、私はやや目立つ布袋を用意しました。
中に薬を入れておき、それを見れば薬を飲むことを思い出すように条件付けしました。
"パブロフの犬"状態(笑)

実際はこんな風です。
朝、起きるとテーブルの上に赤い袋があって、それを見ると「抗生物質を食後に」と思い出します。夕食後も基本的に同じですが、夕食は外食の時があります。外食時は袋を持っていき、席に着いたらテーブルの上に出して忘れないようにしました。友人がいた時は、友人に食後に薬を飲むように言うように頼みました。そしてどうにか1週間朝夕計14回忘れずに飲み続けることができました。


そして再検査

再検査は、最初に購入したピロリ菌検査キット3回分入っていたので、残りのものを使いました。
そして、いよいよ検査。1回目とは違い、薬を飲み続けるという「努力」をした後のことです。努力が無駄にならないようにと祈るような気持ちで結果を待ちました。結果が出るまで約10分。ドキドキ。
そして、10分後。
顔に手を当てて、指の間からチラッとみましたが、陽性反応を示す赤線は見えず。
前回、薄っすら出ていたので目を近づけてしっかり確かめましたが、真っ白
一応、念のためもう10分待ちましたが、赤線はまったく現れませんでした!(薄っすらも出ません)
除菌成功!


除菌を終えて

やり切りました。
私にはもうピロリ菌がいません。
それだけで胃がんのリスクはかなり軽減されるはず。
気分がいいです。

身体的に何か変わったことがあるの?と言われれば、あります!
快便です。毎日スッキリ!
(↑ここは人により、治療後の変化が違うみたいです)

なかなか調子が良くなったようですので、次のフルマラソンでは胃腸も爽快で最後まで走り切れるかもしれません。
30kmの壁を超えられるか、楽しみです!
期待しています。



 

本日、アマゾンのKindle日替わりセールで、本書がお買い得になっていたのでご紹介します。

走れるカラダになる


世の中には、マラソンを「うまく」や「速く」走るための練習法を書いている本は沢山あります。たとえば、「ウォーキングから始めて少しずつ距離を伸ばして・・・」というようなところから始まって、靴の選び方や腕の振り方、食べ方に30km走など、すべてを網羅しているのですが、全体像はつかめたものの、何だかぼんやりしているものが非常に多い気がします。

こちらの本は、元トライアスロン選手で現コーチである著者が、ランニング初心者に向けて書いた本です。内容は、楽しんで走るために必要な身体づくりをする方法に絞られています。

初心者は、走ることで身体に負担を感じたり、走りが伸び悩んだりするものですが、それについて著者はこう書いています。

伸び悩みやカラダへの負担を感じることは正しくない方法で走っていたことに「カラダが気づいた」ということです。歩くこと・走ることは、運動だけでなく日常の活動の「基礎」となる動作ですが、だれでもとりあえずはできてしまうだけに、その「基礎」の基礎が軽視されています。本書ではその基礎を正しく身につける方法を紹介しています。

私も何年もランニングを続けていますが、とりあえずできてしまうためにそのままになっているところが非常に多く、基礎の基礎ができていません

構成

序章と第1~6章で構成されています。
本書ではまず序章で、基礎となる「走れるカラダ」の作り方についてまず解説し、ウォーキングとスローランニング、隙間時間でのトレーニングなど、ゆっくり長く無理をせずにつづけていくことで体力アップしていく方法を提案しています。

つづく第1章では、ウォーキングとランニングに必要なグッズを紹介。ここまでなら、世にある多くのランニングの本と変わりありませんが、第2章「10分間ストレッチ」では28種類のストレッチ、第3章「正しい立ち方」では基本姿勢、第4章「体感スイッチエクササイズ」では11種類のトレーニングを、写真とともにわかりやすく解説しています。
第5章「ブリスクウォーキング」では正しい歩き方を、第6章「スローランニング」では、ウォーキングの延長であるスローランニングについて説明します。

第2章以降のストレッチやトレーニング法については写真があり、すべて初心者にもわかりやすくなっています。
28種類のストレッチ、11種類の体感スイッチエクササイズは細かいですがシンプルでわかりやすくて使えます
姿勢もとても重要で、写真で著者の姿を見ると、「ああ、速い人は確かにこんな感じ」という気がします


私のオススメの2つのポイント

1. 第2章のストレッチについては、私はとても勉強になり、レース前のアップ時に行うようにしています。意外と準備運動というのも何をしてよいのかわからないものですから、これ一冊で練習から本番までかなり役に立ちます

2. この本で気に入っているもう一つの点は、著者が見本として見せる姿勢がとても美しいところです。第5章では、普段の生活でウォーキングを取り入れる方法を紹介していますが、スーツで革靴で歩くことを想定した姿は、写真ではとても美しく見えます(実際に町で見たらどう見えるかわかりませんが、本の中の写真では歩く姿が美しい)。


kindleunlimitedに入っていますので、もし契約されていれば読み放題です。今日中であれば、Kindle日替りセール65%オフで288円です。