なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。40代半ばを過ぎた今も、なぜ走り続けているのか? 走ることの意味を問い続ける平凡なランナーが、身体や心理のことからグッズ、レース、書籍のことまで幅広い視点から展開する、一味違うランニングブログです。

2016年12月

さて、いよいよ今年もまた1年最後の日を迎えてしまいました。
早いものです。
残り数時間で今年が終わり、新しい年がやってきます。
そんなときに食べるのが「年越しそば」。みなさんは何時ごろに食べるでしょうか?

年越しそばというくらいですから、だいたい紅白歌合戦が終わる時間とか、「行く年くる年」をテレビでみながらとか、除夜の鐘を聞きながらとか、そんなタイミングかもしれません。
あまりこだわらない人は、晩御飯を年越しそばにしてしまうこともあるでしょう。厳格なしきたりに則って行う儀式でもないですから、それぞれのやり方でよいと私は思います。

私の場合はどうかと言いますと、年越しそばは除夜の鐘を聞きながら食べたい方です。しかし、実際には、そんなに遅くまで起きていられないので、早く食べてしまいます。今年は先ほど夕食として18時ごろに食べ終わってしまいました。

マラソンをするランナーは、かなり高い確率で「早起き」ではないかと推測されます。
朝走るという人が多いですし、フルマラソンは開始時間が9時までのことが多く、その時間に向けて体調を整えるにはどうしても6時ころには朝食を食べたい。朝5時起床は当たり前で、そのために早く寝るというサイクルが常態化していきます。

大晦日だから夜更かしするというのももちろん普通ですが、ランニングを生活の軸に置いてしまったランナーは、大晦日の夜更かしとランニングのための生活リズムを天秤にかけるとランニングの方がより重要であると判断してしまいがちです。かく言う私も夜更かしよりは生活リズムを重視するタイプで、明日は走り初めをしたいので、今夜は10時には寝てしまおうと考えています。ランナーの朝は早い。

ところで、夜中に外を走る夜型ランナーという人も中にはいらっしゃることでしょう。
そういう方は、除夜の鐘を聞きながら走り、初詣なんてこともできますね。ランナーのライフスタイルも多様化していると思いますので、季節に合わせたランニングスタイルをそれぞれが見つけられるといいですね。

それでは、ランナーの皆さんも、そうでない皆さんも、よいお年を!



 

いよいよ今年も残すところあと3日となりました。
箱根駅伝ももうすぐでお正月が楽しみです。
本当に楽しみなのですが、今回の話題は箱根駅伝ではなくて、次のニュースのです。

「アマゾン多過ぎ」ヤマトドライバーから悲鳴続出、「利便性」が生んだ過酷な実態


アマゾンで物を買う人が増えすぎて、アマゾンの荷物を配達するヤマトのドライバーが大変というのです。特に、留守宅には再配達しなければならず、荷物を持ち帰って再度戻ってこなければなりません。しかも12月はお歳暮シーズンで他の荷物も増えてきます。

私は大学3年の12月に、ある運送会社でお歳暮配達のアルバイトをしました。時期が時期だけに、12月で休んだのは4日程度だったはずです。学業の方は当然あまり頑張りませんでしたが、とくに単位を落とすこともなく切り抜けた記憶はありますが褒められたものではありません・・・。

このアルバイトの1ヵ月間はよく走りました
お歳暮の缶詰・お酒・調理用油・洗剤などのほかに、時期的にリンゴやミカンの箱などなかなか重たいものもありました。それを担いで走るのです。

なぜ走るのか?
配達は走らないと仕事が終わらないからです!
それにたくさん配ると歩合給の部分が増えるので給料が増えます。

この頃は21歳でしたからエネルギーがみなぎっていましたし、本当によく走りました。
朝の8時半から夜の8時くらいまで走っていましたから、時間だけならウルトラマラソンくらいは走っていたといえます。ただし、配達先の家までの移動は軽トラックでしたから、自分の脚で走ったのは軽トラから玄関まででした。

しかし、玄関までだからといって侮ってはいけません。車が近くに停められず、けっこうな距離を段ボール箱を3つ4つ抱えて走ることもありますし、不在であれば不在表を書いて残し、また荷物を持って軽トラまで戻らなければなりません。時には、エレベーターのない建物の6階まで階段を登りったりしますから、当時は足腰がかなり鍛えられていたことでしょう。

ただ当時は自分の脚で走ることは、お金が増えることにつながっていたため、肉体的に疲れたものの、それ程抵抗はありませんでした。今現在は、走ることでお金がもらえることはありません。むしろシューズや大会参加費などお金を払って走っています。しかし、楽しんでやっている上に健康にも良いので得をしていると考えられます。

では、ヤマトのドライバーさんはどうでしょうか?
どんどん荷物が増える上にサービス残業までさせられては、損をしていると感じるのが普通でしょうね。また、私の学生時代よりも駐車違反の取り締まりも厳しくなっていますので、自分の脚で走る距離も長くなっているのではないでしょうか?

インターネットが普及したことで新しいサービスができて、日常生活は便利さを増していますが、昔からあるような古いタイプの仕組みのまま回っている仕事では、働く人たちに負担がかかることが少なくないようです。かといって、アマゾンを無くせば解決という話でもありません。新しいシステムと古いシステムが並列すれば、そこにはは齟齬が生じるものですので、いち早く解決策を見つける必要があります。

マラソンがいち早くゴールにたどり着くのが目的だからといって、途中で自転車に乗ったり、コースをショートカットしてよいわけではありません。電車も早く着くと便利だから全て特急電車すればよいというわけではありません。
「便利さ」はとても魅力的ですが、そのために変えてしまうものが何なのかをよく考えて新しいシステムを導入したいものです。


昨日は解散が決定したSMAPがグループとして最後の番組出演をしたとテレビで話題になっていました。
これについて芸能界の大御所ビートたけしさんが、東スポWEBの「たけし世相斬り」でこんなコメントをしていました。
 
それはともかく、SMAPは解散した後が問題だよ。仕事がなくなったら「お前ら、SMAPだったから仕事があっただけだよ」って言われちゃうから、そうならないようにしないと。でも落ち目になるヤツも出てくるだろうね。中居と木村は大丈夫だろうけど、あとはちょっと厳しいかな? みんな、ジャニーさん(喜多川社長)とSMAPという名前で主役張ったりできたけど、それもなくなるから。

 でも、いいように考えたら、ここからが実力の見せどころで、今まではSMAPの中では脇役だったけど、ここから中心にのし上がったら大したもんだよ。でも芸能界は、そう甘くはないけどね。 
 

解散騒動について私はテレビやネットのニュースで知る程度で詳しくは知りませんが、解散には木村さんが反対の立場で、中居さんも解散には消極的だったというような報道があったように記憶しています。真相は藪の中でわかりませんが、たけしさんのコメントを見て、メンバーのうち成功している立場の二人が解散には反対で、他の3人が賛成であるとしたら、それは理解しやすいと思いました。

人間には承認欲求というものがあって、男性は特に仕事や社会的地位などで認められることを望みます。マラソンのタイムもまた承認欲求が少なからず関わっていて、よい記録を出して自慢したい気持ちが私のような平凡なランナーにもいくらかはあります。

SMAPの解散消極組の2人はたけしさんが認めるくらいにすでに芸能界でも認められています。これに対して他の3人は「脇役」という立場。SMAPという看板を外すと何が残るかわからないという位置付けです。この状況はすでに固まってしまっているため、脇役3人が自分の実力で主役になろうとしても、世間はSMAPの一員としてしか見てくれません。

解散の原因には事務所の騒動やらメンバーの確執やらいろいろ報道されていますが、結局、解散を望むメンバーは自分の実力を試したかったのではないか、という気がしています。認められているのは44歳の兄貴分2人。他の3人は年下といっても43歳、42歳、39歳。皆さんすでに世間的には中年ですから、「もう脇役は十分」と思っても当然です。自分の実力か何なのかよくわからないのに人気があるのは、居心地が悪いかもしれません。

失敗してもいいからチャレンジしてみたい。
体力もちょうど落ち始めるアラフォー世代は、体力、気力、自分の立場、そういった自分を形づくる部分に敏感になってきます。そこで新しいことに挑戦したくなるのです。

たけしさんの言う「でも、いいように考えたら、ここからが実力の見せどころで、今まではSMAPの中では脇役だったけど、ここから中心にのし上がったら大したもんだよ。でも芸能界は、そう甘くはないけどね。」という言葉は、
そんなチャレンジャーに対する最高のエールでしょう。

そのまま解散せずにいれば、たとえ脇役であったとしても一生安泰だったのですから、解散はやはり勇気ある決断です。普通の会社員が自分の力を信じて、待遇には不満もない今の会社を辞めたり、異動を願い出たりすることはなかなかできるものではありません。
アラフォー世代にマラソンを始める人が多いのは、SMAPと同じような大きな決断はできなくとも、何かを変えたいという気持ちと、新しいことに挑戦したいという気持ちを同じように持っているからだと私は思っています。

 

一般的にランナーは、普段からよく運動をして栄養を取り、適度な疲れからよく眠れたりするので、健康で風邪を引きにくい人が多いようです。

文化系レベルとはいえ私もランナーで、週に3回は走るので健康診断の成績はかなり優秀です。昔と比べるとずいぶん風邪を引くことが少なくなりました

これは恐らく、走ることが体に良いというだけではなくて、走る(走り続ける)ために体調管理に気を使っているということもあるかと思います。
レースに参加するランナーは、体調を崩すと大会に参加できず、練習に費やした時間も大会参加費も全て無駄になってしまいます。なので、体調管理には気を付けますし、体調が悪いと重くて走れないため、自分の身体について段々と敏感になってきます。

そんなランナーも年末には風邪を引きやすいという現象があります。
年末はいろいろとやることが多くて忙しく、疲れがたまったり生活が乱れたりで、普通この時期は体調を崩しやすい。なので、ランナーも当然この時期に風邪を引きやすいのですが、この一般的な理由の他にもランナーには年末に風邪を引きやすく理由があると私はにらんでいます。

それは、走る機会が減るということ

12月になると仕事が忙しくなったり、新年の準備があるなど、諸々の理由で走る時間が減ります。さらに、忘年会で暴飲暴食をして走れないなど、胃腸の不良から走ることができなくなることもあります。
走れないことにより、血行も悪くなり、体調についての意識や敏感さも鈍くなる。走れない環境に置かれることで、体調が変化する、変化に対して鈍感になってしまう。これがランナーが年末に風邪をひいてしまう原因ではないかと私は見ています。

ランナーは走ることで体調を維持している面があるので、走れなくなると弱いかもしれません。走れる時期の健康はこの時期は疑ってかかる必要があるでしょう。
今年もあと少し。走る時間のないランナーの皆さんは、うがい手洗いを入念に行い、栄養をバランス良くしっかりとって忙しい年の瀬を乗り切りましょう!

 

文化系ランナーを自称する私は、体育会系ランナーとは違い、走りにも、走る姿にもオーラがありません

だいたいショボくれたおっさんに見えるので、スポーツをやる感じには見えないでしょう。
スポーツマンの人は、いくつになってもスポーツマンの雰囲気でいられるものですが(もちろん中年太りになるひともたくさんいます)、文化系な感じの私はランニングというキツイ運動をするにもかかわらず、普段の姿はスポーツマンのそれとはまったく違う(文系的?)雰囲気をかもし出しているようです。

私はマラソンを初めて7年目になります。
タイムも3時間30分くらいでフルマラソンをコールできるくらいにはなったので、それなりにいろんな知識を蓄えて、フォームの改善などにも取り組んでいます。

しかし、私の「ランニング論」はどうも説得力がないみたいです。

私にはランニング仲間が何人かいて、ランニングについてや、マラソン大会の情報について話すことがよくあります。私は趣味が読書だったりするので、ランニングに関する本もよく読み、それなりに理解してランニングフォームや栄養についての情報を仲間に提供したりするのですが、どうもその情報がみんなの記憶に残ってはいないようなのです。けっこう信頼できる情報ですし、それらの情報から自分なりに成果を挙げているのですが、あまり重要視されないみたいです。

これはつまり、「信用」の問題だと思いました。

ランニング仲間も一人に昔短距離の選手だった男がいます。彼は普段ほとんど走らない「にわかランナー」ですが、高校大学とそれなりに活躍したため体育会系のオーラを出しています。短距離と長距離では、同じ「走る」でも中身が違いますので、過去の短距離競技の輝かしい記録はあまり長距離競技の参考にはならないはず。ところが、みんな彼の発言は非常によく聞くのです・・・。

確かに運動能力も、見た目のオーラも違います。過去の栄光と体育会系の雰囲気が、彼のスポーツ知識に関して「信用」をあたえているのですね。人間は見た目と権威には弱い。そういうことですね。
たとえそれが、ランニングというシンプルなスポーツであっても、やはり人間は見た目と雰囲気が重要。そんなことを再認識したというわけです。

ところで、私とは逆に、ものすごく速そうなオーラを出している人は、レースで遅いと周囲にがっかりした印象を与えてしまうので、注意が必要ですね。

 

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