私の好きな人物に幕末・明治に活躍した山岡鉄舟がいます。
鉄舟は、剣・禅・書の達人でとにかく器が大きな人物です。幕臣として江戸無血開城に関わり、維新後は静岡で政治をして武士の失業対策に茶畑を作ったり、明治天皇の侍従として仕えたりと、様々なところで活躍しました。
鉄舟は身長六尺二寸(188cm)、体重二十八貫(105kg)という当時ではかなりの巨漢ですが、この体格でいながらかなりの健脚だったようで、こんなエピソードがあります。
酒席で夜中まで飲んでいると、「明朝、江戸から成田山参りに行こう」と酔った男に誘われ、「一緒に行く」と約束。誘った男は、二日酔いのため無理と謝ったが、鉄舟は、「約束したので」と朝4時から一人で成田山まで歩き、その日の深夜に歯のすり減った下駄で帰って来たといいます。江戸の神田の辺りから成田山まで往復140㎞と言いますから、すごい酒の強さと健脚です。
また、禅の修行のために三島の龍沢寺に3年間参禅した時には、江戸から三島まで月に何度も徒歩で往復したそうです。江戸から三島までは片道120㎞。この移動距離に箱根の山が途中に入るアップダウンもきつい難コース。修行とはいえ、本当にすごいです。
さて、私がマラソンを初めて6年になりますが、マラソンの距離42.195㎞に今も苦労しています。
「まだまだ修行が足りぬ」と思うと同時に、マラソン修行のランニングを通して山岡鉄舟の精神に少しでも近づきたいと思うのでした。
鉄舟は、剣・禅・書の達人でとにかく器が大きな人物です。幕臣として江戸無血開城に関わり、維新後は静岡で政治をして武士の失業対策に茶畑を作ったり、明治天皇の侍従として仕えたりと、様々なところで活躍しました。
鉄舟は身長六尺二寸(188cm)、体重二十八貫(105kg)という当時ではかなりの巨漢ですが、この体格でいながらかなりの健脚だったようで、こんなエピソードがあります。
酒席で夜中まで飲んでいると、「明朝、江戸から成田山参りに行こう」と酔った男に誘われ、「一緒に行く」と約束。誘った男は、二日酔いのため無理と謝ったが、鉄舟は、「約束したので」と朝4時から一人で成田山まで歩き、その日の深夜に歯のすり減った下駄で帰って来たといいます。江戸の神田の辺りから成田山まで往復140㎞と言いますから、すごい酒の強さと健脚です。
また、禅の修行のために三島の龍沢寺に3年間参禅した時には、江戸から三島まで月に何度も徒歩で往復したそうです。江戸から三島までは片道120㎞。この移動距離に箱根の山が途中に入るアップダウンもきつい難コース。修行とはいえ、本当にすごいです。
さて、私がマラソンを初めて6年になりますが、マラソンの距離42.195㎞に今も苦労しています。
「まだまだ修行が足りぬ」と思うと同時に、マラソン修行のランニングを通して山岡鉄舟の精神に少しでも近づきたいと思うのでした。