私はマラソンをするようになって、めったに風邪を引かなくなりました。
そうは言っても、走り過ぎて免疫力が落ちて風邪を引くことがあります。
そして、実際に約2週間前に風邪をひきました。
今年の冬、初めてです。

風邪は症状は、昨日ようやく完全に収まりました。
普通の風邪はだいたい1週間もすれば完治しますね。
でも、今回とても長引いてしまいました。その理由についてお話しします


ランナーっぽく感じてしまった人間の過信 

ランニングを始めてある程度走れるようになった人は、自分の身体に自信がついてきます。
風邪など引かなくなるので、風邪を引かないような人間であると思えてきます。
そして実際に風邪を引きにくくなってくると、昔やっていた風邪の対処法が記憶から消えていきます。
かつては無理をせず休養と栄養を十分にとって治していたはずですが、いつの間にか、自分とは無関係に思えてきます。

マラソンランナーは、月間走行距離が100kmを超えてくるとレースのタイムも上がってきて、自分の身体に自信にもつようになるでしょう。
自分は体をよく鍛えているランナー。
こんなナルシスティックなイメージから、風邪くらい簡単に治るのではないか、と安易に考えた行動に出やすくなるのではないでしょうか(少なくとも私はそうでした)。
健康に自信を持っていた私は今回、「気合で風邪をとばしてしまう」という方法で風邪を治してやろうと考えました。


走って風邪をふっ飛ばしたい

簡単にいうと、気合で走って汗でもかけば、風邪の菌など体から消えてしまうだろうと考えました。具体的には、トレッドミルで10kmほどハイペースで走ってみました。

結果はというと、風邪がぶり返しました。

治りかけの時に、体から風邪の菌を一掃しようと頑張ったら身体の方が疲弊してしまい、逆に風邪の菌に形勢逆転されてしまったというわけです。

今考えるととても愚かなのですが、その時は静養などという考えはほとんど頭にありませんでした。走ることに信頼を置きすぎて、視野が狭くなっていました
何かに囚われてしまうと、自分が見えなくなってしまう典型ですね。


レースがたくさんある時期は注意

もっとも、こういう無茶なことをしたのには、この時期特有の理由があります。2月、3月にはレースがたくさん控えているのです。(ランナーが風邪を引きやすい時期は他にもあります。→こちら
私の場合は本命レースが1週間後に迫っています。練習の計画も立てていますから、普通の風邪で練習を抑えるのは勇気がいります。そこから、練習ついでに風邪を退治して気合で乗り切ってしまおうと一石二鳥を狙いにいきました
そして奇跡は起こらなかった・・・

やはり風邪には、十分な栄養と、特にランナーは休養が大切です。
ケガの時もそうですが、無理をすると、かなりの確率で長引きます。
皆さんもお気を付けください。


ちなみに、私は風邪のときにはこの3つです。