私は外を走ることが好きです。
ランニングマシーンにもよくお世話になっていますが、天気や気候、街並みの変化が感じられる屋外を走るほうがやはり楽しい。
春や秋は穏やかで心地よい一方、夏や冬は暑さ寒さが厳しく、自分のしていることに疑問に感じることもありますが・・・

走ることが習慣化され、距離が伸びてくると、河川敷や堤防を走ることが増えてきます。川の周りには信号が少なく、遊歩道が整備されていることも多いからです。どんな大都市にもだいたい大きな川があり、川に沿ってはしるコースはランニングの定番ではないかと思います。

普段の生活では、私が外に出て目にするものは、看板やショーウィンドウや道路標識などの記号、人間や自動車、足元の障害物、自然の木々や草花など、半径30m内にあるものです。

ランニングの時は、川の堤防を走ると、一気に視界が開けます。
そして「空」が見えます。

東京に住んでいたころは、スーパーやコンビニの他に、個性的な飲食店や商店があり、どこを走っても刺激が多く楽しかった反面、視界は人工物にさえぎられていました。

"智恵子は東京に空が無いといふ
ほんとの空が見たいといふ・・・"
 
むかし学校で習ったこんな詩を思い出したものです。
(「智恵子抄」高村光太郎)

東京時代は、よく荒川の河川敷を走りました。
「東京にも空があった」と感動したものです。

河川敷にくると、空を見上げるとこも多くなります。
大きな空を見上げることは、精神的にもいいらしいです。
私がランニングを勧めたい理由の一つがこれです。

電車や自動車に乗って会社に行き、屋内で1日を過ごし、帰りは夜になっている。こういう生活では、大きな青空を見ることは多くはないでしょう。

ランニングでなくてもよいですが、週に1度くらいは視界の開けた場所に出てみると気分が変わります。ふと、顔をすこし上げた瞬間に大きな空が広がっていることに気づきます。
日常生活とのギャップが、よい刺激になります。いかがでしょうか。