先日、「<シューズ紹介> 部活じゃないけど! ライトレーサー(LYTERACER) TS5」という記事で、新しく買ったランニングシューズ(ライトレーサー TS5)について書きました。その後、何度か使用しましたので、今回はその続きです。

このシューズのサイズがやや大きかったとお伝えしましたが、それを踏まえての使用感です。
次の1、2、3の順番で走りました。


1. ランニングマシン(トレッドミル) : 8km × 4回

まずはジムのランニングマシンで使用。
初回はウォーキングから始めてペースを上げ、時速10~12km(キロ6~5分)で走ってみました。途中、ヒモが緩くて足裏が滑るのですべての穴をきつく締め直しました。
滑りは改善された反面、一番上の穴の近くが窮屈に感じましたが、3kmぐらい走るとそれも解消。
かかとはしっかりとホールドしますが、やはりサイズが大きく足指付近がゆるい。地面を蹴るときにしわができて足に当たります。ただ、軽さとクッションはとても快適
2~4回はヒモをきつく締めて初回と同じ感じで走りましたが、体調により体が重い日もありました。シューズの履き心地は同じ印象で、最後は足に当たっていたシワもなくなりました。


2. 市街地道路ランニング : 6km × 1回

室内の試走を終えて、今度は時速11km(キロ約5分半)ほどで外をゆっくりと。
ランニングマシンのゴムベルトとは違い、硬い道路は反発力を感じさせます。ここで靴底のクッションが衝撃を和らげることを確認。やはり私レベルではクッション性があった方がいい
ランニングマシンで感じた足指の緩さは外ではあまり気になりませんでした。その理由は、環境が変わって注意がそこに向かなかったからか、何度か走るうちに素材が足に馴染んだからかもしれません。
外を走り終えると、軽いしクッションもあるこのジュースならフルマラソンのレースでも使えるかもしれないと期待しました。


3. アップダウンのある公園 : 25km × 1回

最後は、山の公園の坂道を走ってみました。
半分はアスファルトの舗装路、半分は砕石を敷いただけの林道で、最大高低差は約100m。アップダウンがあるので、平均すると時速10km(キロ6分)ほどで走ったと思います。

最初の5km程は、下り坂では靴底のクッションが効いて快適でした。その後しばらくすると、足の裏が滑るのが気になりだしました。特に下り坂では、靴の中で足が前に滑って爪先が詰まってきます。滑らないように足指や足首の角度を微妙に調整しながらの走りとなり、下り坂はなかなか忙しくなりました・・・。
15kmぐらい走ると、下り坂で左足の指と足裏に軽い靴擦れを感じるようになりました。足指と足首で調整しても収まる気配はありません。しかし、上り坂では収まるため走り続けました。
20km以降は靴擦れが確定。痛む部分になるべく靴が当たらないように、足をかばいながら走ることに・・・。
車までの残り5kmはなるべく痛くならないように、変なフォームで走りました。
靴擦れは、幸い水ぶくれまではいかず赤くなった程度で済みましたが、サイズの大きいライトレーサーはフルマラソンのレース候補からは脱落しました。



サイズが大きいシューズは長・速・坂は注意

サイズが大き過ぎたライトレーサーTS5は、坂道では足への負荷が大きく、靴の中で足が動くため問題がありました。ただし、ワンサイズ大きい靴でも、ゆっくり目で平坦な道を走る分には問題は少なそうです

距離については、まだ足の筋肉が弱い初心者ランナーは身体がぶれて足への負担が大きいため、大きい靴は5kmぐらいでも靴擦れになってしまうかもしれません。
フルマラソンを走るとなると、大抵のランナーは30kmを過ぎれば疲れてフォームが崩れてきますので、大きめの靴はトラブルの危険性が高いです。

私のライトレーサーTS5に関しては、平坦な道路の練習用にすることにしました。サイズさえ合えば、時速10km~13.5km(キロ約6~4.5分)ほどで走る分には悪くない印象です。
もう一度適切なサイズで購入してみようと思います
(当分先の話ではありますが)。