私のような文化系ランナーは正直なところ、ランニングシューズの細かな性能については詳しいところはわかりません。

底が薄いか厚いか、重量が重いか軽いか、デザインがカッコいいか悪いか、こんなところがポイントで、私としてはとりあえず試してみて、フルマラソン用なら42.195km、ハーフマラソン用なら21.1kmを問題なく走り切れば合格です。

もちろん実際にいろんなシューズを使っていくうちに、走りやすさやフィット感など、もう少しこだわりも出てくるとは思います。しかし、レースでは途中でシューズを変えることができないため、靴擦れなど走りへの障害が何も問題が起こらないことが何よりも重要になります。



練習用シューズとレース用シューズを分けた

ところで、練習用とレース用でシューズを分けて履いているランナーはどの程度いらっしゃるでしょうか?

私はフルマラソンの記録が3時間40分を切るまでは、練習もレースも同じものを使っていました。練習で履いているものを本番のレースで使うなら間違いないのです。そもそもその頃まではシューズを何足も持っていなかったため、選択肢も多くありませんでした。

しかし、そんな私もフルマラソンのタイムが3時間40分を切りサブ3.5が見えてきたあたりから、心境に変化がありました。練習量が増えてきたため、靴の消耗が激しくなってきたからです。

練習で慣れ親しんだシューズは、レース本番での靴擦れやマメの心配は少ない。しかし、慣れたシューズは劣化しているもので、パフォーマンスが落ちることを心配するようになりました。この頃から、練習用とレース用を使い分けるようになり、試走だけで劣化の少ないシューズを本番用にとっておくようになりました。



現在の使用シューズ

レース用のシューズは、自分のレベルよりワンランク上くらいのものを使用しています。具体的に言うとアシックスのターサージールです。ハーフマラソンでは1km4分30秒を切るので軽くて薄いターサージールでも良いのですが、フルマラソンでは1km5分程度ですから、正直なところ私にはまだ早い。現在フルマラソン用のシューズを探索中ですが、まだ見つかっていません。

では、練習用シューズはどうかといえば、これは過去のものをだらだらと使っています。プーマの「風神」、ミズノの「イダテン」、アディダスの製品名不明の薄底シューズなどです。
私程度のランニングレベルの場合、練習用ならハッキリいってなんでもいい気もします。古くなったものを練習用に回せばお金の節約になりますし、劣化して走りにくいシューズで脚を鍛え、本番で良い状態のシューズを履けば練習以上のパフォーマンスが期待できるかもしれません。

しかし、練習用シューズについてのこういう考えを改めることにしました。

かたちの崩れたシューズを練習で履けば、それに合わせた体の動きが出来てしまいフォームが崩れる危険性があるからです。私も練習量が増えることで、ケガなども増え、シューズについても敏感になってきたようで、一つの成長といえるでしょう。