いよいよ今年も残すところあと3日となりました。
箱根駅伝ももうすぐでお正月が楽しみです。
本当に楽しみなのですが、今回の話題は箱根駅伝ではなくて、次のニュースのです。

「アマゾン多過ぎ」ヤマトドライバーから悲鳴続出、「利便性」が生んだ過酷な実態


アマゾンで物を買う人が増えすぎて、アマゾンの荷物を配達するヤマトのドライバーが大変というのです。特に、留守宅には再配達しなければならず、荷物を持ち帰って再度戻ってこなければなりません。しかも12月はお歳暮シーズンで他の荷物も増えてきます。

私は大学3年の12月に、ある運送会社でお歳暮配達のアルバイトをしました。時期が時期だけに、12月で休んだのは4日程度だったはずです。学業の方は当然あまり頑張りませんでしたが、とくに単位を落とすこともなく切り抜けた記憶はありますが褒められたものではありません・・・。

このアルバイトの1ヵ月間はよく走りました
お歳暮の缶詰・お酒・調理用油・洗剤などのほかに、時期的にリンゴやミカンの箱などなかなか重たいものもありました。それを担いで走るのです。

なぜ走るのか?
配達は走らないと仕事が終わらないからです!
それにたくさん配ると歩合給の部分が増えるので給料が増えます。

この頃は21歳でしたからエネルギーがみなぎっていましたし、本当によく走りました。
朝の8時半から夜の8時くらいまで走っていましたから、時間だけならウルトラマラソンくらいは走っていたといえます。ただし、配達先の家までの移動は軽トラックでしたから、自分の脚で走ったのは軽トラから玄関まででした。

しかし、玄関までだからといって侮ってはいけません。車が近くに停められず、けっこうな距離を段ボール箱を3つ4つ抱えて走ることもありますし、不在であれば不在表を書いて残し、また荷物を持って軽トラまで戻らなければなりません。時には、エレベーターのない建物の6階まで階段を登りったりしますから、当時は足腰がかなり鍛えられていたことでしょう。

ただ当時は自分の脚で走ることは、お金が増えることにつながっていたため、肉体的に疲れたものの、それ程抵抗はありませんでした。今現在は、走ることでお金がもらえることはありません。むしろシューズや大会参加費などお金を払って走っています。しかし、楽しんでやっている上に健康にも良いので得をしていると考えられます。

では、ヤマトのドライバーさんはどうでしょうか?
どんどん荷物が増える上にサービス残業までさせられては、損をしていると感じるのが普通でしょうね。また、私の学生時代よりも駐車違反の取り締まりも厳しくなっていますので、自分の脚で走る距離も長くなっているのではないでしょうか?

インターネットが普及したことで新しいサービスができて、日常生活は便利さを増していますが、昔からあるような古いタイプの仕組みのまま回っている仕事では、働く人たちに負担がかかることが少なくないようです。かといって、アマゾンを無くせば解決という話でもありません。新しいシステムと古いシステムが並列すれば、そこにはは齟齬が生じるものですので、いち早く解決策を見つける必要があります。

マラソンがいち早くゴールにたどり着くのが目的だからといって、途中で自転車に乗ったり、コースをショートカットしてよいわけではありません。電車も早く着くと便利だから全て特急電車すればよいというわけではありません。
「便利さ」はとても魅力的ですが、そのために変えてしまうものが何なのかをよく考えて新しいシステムを導入したいものです。