昨日は解散が決定したSMAPがグループとして最後の番組出演をしたとテレビで話題になっていました。
これについて芸能界の大御所ビートたけしさんが、東スポWEBの「たけし世相斬り」でこんなコメントをしていました。
 
それはともかく、SMAPは解散した後が問題だよ。仕事がなくなったら「お前ら、SMAPだったから仕事があっただけだよ」って言われちゃうから、そうならないようにしないと。でも落ち目になるヤツも出てくるだろうね。中居と木村は大丈夫だろうけど、あとはちょっと厳しいかな? みんな、ジャニーさん(喜多川社長)とSMAPという名前で主役張ったりできたけど、それもなくなるから。

 でも、いいように考えたら、ここからが実力の見せどころで、今まではSMAPの中では脇役だったけど、ここから中心にのし上がったら大したもんだよ。でも芸能界は、そう甘くはないけどね。 
 

解散騒動について私はテレビやネットのニュースで知る程度で詳しくは知りませんが、解散には木村さんが反対の立場で、中居さんも解散には消極的だったというような報道があったように記憶しています。真相は藪の中でわかりませんが、たけしさんのコメントを見て、メンバーのうち成功している立場の二人が解散には反対で、他の3人が賛成であるとしたら、それは理解しやすいと思いました。

人間には承認欲求というものがあって、男性は特に仕事や社会的地位などで認められることを望みます。マラソンのタイムもまた承認欲求が少なからず関わっていて、よい記録を出して自慢したい気持ちが私のような平凡なランナーにもいくらかはあります。

SMAPの解散消極組の2人はたけしさんが認めるくらいにすでに芸能界でも認められています。これに対して他の3人は「脇役」という立場。SMAPという看板を外すと何が残るかわからないという位置付けです。この状況はすでに固まってしまっているため、脇役3人が自分の実力で主役になろうとしても、世間はSMAPの一員としてしか見てくれません。

解散の原因には事務所の騒動やらメンバーの確執やらいろいろ報道されていますが、結局、解散を望むメンバーは自分の実力を試したかったのではないか、という気がしています。認められているのは44歳の兄貴分2人。他の3人は年下といっても43歳、42歳、39歳。皆さんすでに世間的には中年ですから、「もう脇役は十分」と思っても当然です。自分の実力か何なのかよくわからないのに人気があるのは、居心地が悪いかもしれません。

失敗してもいいからチャレンジしてみたい。
体力もちょうど落ち始めるアラフォー世代は、体力、気力、自分の立場、そういった自分を形づくる部分に敏感になってきます。そこで新しいことに挑戦したくなるのです。

たけしさんの言う「でも、いいように考えたら、ここからが実力の見せどころで、今まではSMAPの中では脇役だったけど、ここから中心にのし上がったら大したもんだよ。でも芸能界は、そう甘くはないけどね。」という言葉は、
そんなチャレンジャーに対する最高のエールでしょう。

そのまま解散せずにいれば、たとえ脇役であったとしても一生安泰だったのですから、解散はやはり勇気ある決断です。普通の会社員が自分の力を信じて、待遇には不満もない今の会社を辞めたり、異動を願い出たりすることはなかなかできるものではありません。
アラフォー世代にマラソンを始める人が多いのは、SMAPと同じような大きな決断はできなくとも、何かを変えたいという気持ちと、新しいことに挑戦したいという気持ちを同じように持っているからだと私は思っています。