中年男性の私の父は後期高齢者と呼ばれる年齢になっています。
脳梗塞にかかり障害が出たため、昼間はデイサービスのお世話になっています。

父の通うデイサービスはリハビリをしっかりとやってくれる施設で、先日見学に行ったところ、そこに通う人たちの人数に驚きました。やはり高齢化社会は確実に進行しているのですね。

そこでリハビリに励む人たちを見て思ったことは、普通に歩けるということは幸せであるということでした。日常生活で自分で立ち上がり歩いて動けるということは、例えば、自宅にいるとき、自分の意思で、自分の行きたい時にトイレに行けるということなのです。もちろん、歩けなければ不幸ということではありませんが、懸命にリハビリに励む人たちを見てこういう感想をもったわけです。

「走ること」は、「歩くこと」よりもさらに難易度が上がります。走ることは、必ずしも生活に不可欠というわけではありませんが、危険が迫って逃げるときなどには走る能力は重要です。

そして、スポーツとしてのランニングについて考えてみました。生活に不可欠であると感じる人は少ないでしょう。逆に、「お金もらってもマラソンなどしたくない」という人も沢山いるようです。

マラソンをする理由は、「達成感」「好奇心」「走ることが好き」などいろいろあると思いますが、日常生活に必要かどうかという視点から考えると、あまり必要がないということになりそうです。