なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。 それ以来、50歳を過ぎた今も、なぜか走り続けています。 走ることにどんな意味があるのか? 「からだ」「こころ」「グッズ」「レース」「本」などから、走ることについて考える、ランニングブログです。

あまり運動神経のよくない私がマラソンを何年も続けているのは、その理由のひとつにマラソンは成果が表れやすいことがあります。

会社での仕事の場合は、成果をあげようとしても、努力だけではどうにもならないことが多々あります。仕事時間を増やし、完全な準備をしたつもりでも、上司やお客さんの求めるものが変わっていることがあるからです。また、自分が知らない裏の事情なんてものあって、努力自体が初めから無意味の場合もあります。

マラソンの場合は、初心者でも少し走れば、走力がつきます。走力が付いた分は、必ずタイムに反映されます。特に、始めたばかりの頃は、練習はした分だけ必ず成果となって表れますから、大きな達成感が得られます。

他のスポーツ、例えば、球技などに比べてマラソンは技術もルールも技術も簡単、つまり、走るだけです。

このシンプルさは、人間関係や心理が複雑にからみあう「文学」や、難しい理屈を展開する「哲学」に比べるととてもスッキリしています。


普段の生活や読書が複雑なものばかりというわけではありませんが、今の世の中ややこしいことが多い気がして、マラソンのわかりやすさとシンプルさが気に入っているようです。

"膝が痛い! 腸脛靭帯炎を治せ(その1)" の続きです

慢性的な腸脛靭帯炎がガニ股と関係あるのではないかと思ったのは、自分の走る姿を見たことからでした。

普段自分が走っている姿は、なかなか確認できません。
走っている間は、自分では気付かないものですが、客観的に確認できる機会があると、自分の姿に違和感を覚えることがあります。

私の場合、写真に写った自分の姿からフォームがおかしいと気づきました。普段見かけるランナーと同じ感じで走っていると思い込んでいましたが、とんでもありません。人と比べると私の走る姿は滑稽で、運動能力が劣ったどんくさいオジサンの走り&ガニ股フォームなのでした。

さっそくガニ股を直そうと、開いた膝を閉じて走ってみました。
しかし、フォームの改造はそう簡単ではありません。長年身についた走りは一つ直せば、別のところが一つおかしくなるといった具合で、そう簡単に治りません。膝を閉じているつもりでも、鏡に映った自分の姿を確認すると、しっかり開いたままのガニ股でした。

そこで今度は無理に膝をとじるのではなく、膝への負担を軽くするつもりで腰から動かして走るようにしました。走るときに、足を動かすだけでなく、骨盤も動かす。骨盤を動かすことを意識がすると、膝外側の痛みが出にくくなりました。


脚だけを動かすのではなく腰(骨盤)も動かす。体に大きな動きを取り入れることで、脚への負担が少し減るようです。

右ひざ外側の腸脛靭帯炎にはかなり悩まされました。

「腸脛靭帯炎」について、ZAMSTのサイトに以下のような説明がありました。

"膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が大腿骨外顆〈がいか〉と接触(こすれる)して炎症(滑膜炎)を起こし、疼痛が発生します。特にマラソンなどの長距離ランナーに好発します(ほかにバスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエ等)"
ランナー膝 別名:腸脛靱帯炎 | ザムスト(ZAMST)


ひざの骨に靭帯がこすれて炎症が起きる。この症状がひどくなると走れなくなり、膝を曲げずに引きずるように歩くこととなります。マラソン大会では、制限時間内に治ったことがありません。

今は腸脛靭帯炎は起こりません。どのように治したかというと、走り方を変えました。
私はガニ股なのですが、脚が外に開かないように意識して走るように気を付けるようにしました。ガニ股そのものはまだ完全には直っていませんが、気を付けて走ることで症状は改善され、1年後にはほとんど無くなっていました。

腸脛靭帯を保護するような商品は次のようなものがあります。

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もし大会を間近に控えて、腸脛靭帯炎の不安を抱えている人がいたら、こういったサポート商品を利用のもひとつの手段。レース中に一度悪化してしまうと、すぐには治りませんので、膝への負担を軽くしておけば、症状を出にくくする確率が高くなるはずです。

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