なぜ走る? 文化系レベルランニング

東京マラソン2010にたまたま当選してしまった「読書が趣味」の文化系人間。40代半ばを過ぎた今も、なぜ走り続けているのか? 走ることの意味を問い続ける平凡なランナーが、身体や心理のことからグッズ、レース、書籍のことまで幅広い視点から展開する、一味違うランニングブログです。

前回記事で予告しました通り、2019年1月20日、東京都福生市の米軍横田基地で開催された「フロストバイトロードレース」に今年も参加しました。


参加賞のトレーナーは今年はこんな感じ↓(前/後)
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このトレーナーはアメリカのサイズなのでやや大きめです。私はMサイズですが、今回はSサイズにして、人にあげました。


ぜんぜん寒くなかった「フロストバイトロードレース2019」


ところで、私、嘘をつきました。すみません。

今年のフロストバイトは寒くなかった、ということです。

前回記事で、寒中水泳のような気持ちで挑むのが良いみたいなことを書きましたが、寒中水泳どころか、ポカポカ陽気で日なたで横になったら眠ってしまいそうでした(走ってる時はそれほど暑くはありませんでしたけどね)。
気合い入れて防寒対策をしてしまった方には申し訳ないです。
ウソの原因は地球温暖化です。

「フロストバイトロードレース2019」は2周回る


毎年微妙にコースが変わるのこの大会ですが、今回は滑走路の周りは通らずに、敷地内の入口に近いところを2周する周回コースでした。周回コースは、この大会では初めての経験です。

今回は、ハーフマラソンの半分なので1周約10.5kmですが、周回コースのつらいところは、先の周回の距離表示が見えること
まだ4kmくらいなのに15kmの看板が見えたりするので、「先の長さ」が意識されてしまいます。 そこから未来を先回りして、「もう一周してここにきてもまだ5kmもある」と変な計算をして気分が沈みます

はじめから21km走るから、先の看板を見ようが見まいが同じだと思うのですが、実は心理的にはけっこう違うようです。人間はやはり心が大切な生き物なのでしょうね。

私のレース模様 in「フロストバイトロードレース2019」

では、当日の私のレースを振り返ってみます。

会場到着 ~ スタート

レース前のコンディションは「ふつう」と前回書きましたが、幸い風邪も引かず、ふつうのコンディションを維持したままレースに参加できました。

会場到着は9:30
入口で恒例の本人確認と荷物チェックを受けて会場に入ります。そのあとは人の列が続き、人ごみをかき分けて参加賞のトレーナーをもらいます。

その後も、人渋滞のまま進み、スタートとゴールのゲートを確認。あとは適当に、周辺の芝生地帯でそれそれ場所を確保して着替えをすることになります。

P1200074s

P1200075s

今年は快晴で温かく、とても楽でした。雨が降ったりすると大変です。皆さんいろんなことを想定してか、テントを張っている方が非常にたくさんいました。

整列 ~ スタート

ハーフマラソン部のスタート時刻は11:00。この遅い時刻ゆえに私のような遠方の参加者も出場しやすくなっています。

暖かい日差しを受けながら着替え。防寒対策に長袖のインナーを着てきましたが、走ると暑くなるのでこれを脱ぎ、アームカバーすらも着けませんでした。ただ、日影に入ると肌寒く気温自体はそれなりに低いとわかりました。

整列前にトイレに寄ると、男子の小トイレはすぐに入れました。
スタート地点に整列したのは、15分前の10:45分。日影は寒いので、日が当たるところにいました。日が当たっているとまったく寒くありません

10分前くらいから、スタートラインから声がして、英語で「5分前」などと言っているようでした(よく聞き取れませんでしたが)。やがて、3分前くらいでしょうか、一度「パン」という音が聞こえたので、ピストルの試し撃ちでもしたのかと思いました。

やがて、スタート時間の11:00。スタートしましたが、号砲は鳴りませんでした。きっとあの「試し撃ち」は、誤って鳴らしてしまったのでしょうww。やはりフロストバイトはこうでないと楽しくありません。

スタート~5km

走り出すと、まあまあの人ごみです。箱根駅伝の大東文化大学の選手を思い出したので、転倒だけはしないように気をつけました。コンディションは悪くなさそうですが、前の日に誘われて少しだけ飲んでしまい、その影響が気になりました。

コースはカーブ(曲がり角)が多いので、コーナリングに気を使います。ここでもうまく走らないとタイムが落ちてしまいます。

天気が良く暑いと思ってしましたが、意外とそうでもなく、風が吹いていて暑く感じませんでした。気温としては走りやすかったです。

最初の5kmまでは、キロ4:15で行きました。そのままで行けたら、1時間半でゴールできる計算です。しかし、5km走ると、このペースは無理だとわかりました。このペースでは体に余裕が無かったからです。ハーフを走り切るには、まだまだペースを上げられるという感触が必要ですが、そんな余裕はどこにもありませんでした。

5km ~ 11km

5kmを過ぎると、自然とペースが落ちてきて、キロ4:20くらいになっていました。 途中のエイドでは、ゲータレードが用意されていましたが、紙コップや置き場から水とゲータレードを見分けることができません

同じ紙コップの手渡しで、中身の違いを知るには、基地のスタッフの声を聴き分けるしかないのです

スタッフA:「Water」
スタッフB:「Gatorade」
スタッフC:「・・・」

と、こんな具合です。

アメリカ人だから英語の発音がいいんですよね。ゲータレードは「ゲラレー」ですよ。
時々、「ミズー(水)」という人もいて、ちょっと面白かったです。私はゲータレードが欲しかったのですが、2回ほど水を取ってしまいました。

ペースは4:20くらいでねばりつつ、1周目を終えました。

11km ~ 17km

ハーフを過ぎるとだんだんしんどくなってきました。「前夜の酒のせいか?」などと考えましたが、原因がわかったところで、早く走れるわけではありません。ペースメーカーになりそうな人を探しました。

何人かについていきましたが、自分のペースが遅くなり、ついていけません。そんな中、10mほど先を走るオレンジ色のTシャツの男性が、私の合わせるかのようにペースが落ちてくるのです。私が誰かに抜かされれば、その男性も抜かされる。完全に同じペースでした。
いずれ落ちてくるかとも思いましたが、私が追いつこうとしても、なぜか追いつけない。けっこう、二人とも限界で走っていたのでしょうw。
とにかく、オレンジのTシャツだけは見失わないように走りました。

途中で先頭の方のランナーとすれ違いましたが、周回遅れのランナーたちとすれ違うのが大変そうでした。同じ道を折り返す部分があるコースなので、道の両車線に向きが違うランナーがいるのです。途中、「通りますっ」と叫んでいる先頭グループランナーもいて、これも「フロストバイトらしいや」と思ってしまいました。このランナーには同情しますけどね。

17km ~ ゴール

残り4kmとなると、レースをどう締めくくるかを考えますが、今回は正直なところペースを上げる余裕がありませんでした。ただ、オレンジTシャツを見失わないようにするだけ。

18kmの表示はたぶんなかったと思います。「18km、まだかなあ」と思っていたら、突然19kmの看板が出てきたので、急に嬉しくなりペースが上がりました。

「あと2kmで終わる」と思うと元気になって、オレンジTシャツの男性を抜きました。やがて、気力を振り絞って20km通過、そしてついに21kmの看板をすぎました。

21kmといえば、ふつうはもう終わりです。しかし、21kmからが長かったw

計算上は21kmを過ぎると100mのはずですが、角を曲がってもゴールが見えない!もうひとつ曲がっても見えない!一体どこなの?と思っていると最後にゴールがありました。

結局、21kmの表示から300mくらいあったでしょうか。21kmから長くするのはしんどいからやめてほしいですねw

そんな感じで、最後にダマされつつもゴールできました。
記録はネットタイムで1時間30分台。
まあまあですが、自分の時計では、距離が100mくらい短いことになっています。 本来の距離なら、私の記録は1時間31分くらいでしょう。

来年はわからないけどまた会おう「フロストバイト」!

今年もまたフロストバイトロードレースを完走することができました。私の1年のマラソンレースの始まりを告げる恒例行事です。

コースや時間の変更が毎年あって、飽きることがありません。スタッフの米軍関係者の皆さんも、日本人にはないテンションで応援してくれるのでとても嬉しくなります。

Keep Going!

今回はスタッフの皆さんの声援から、こんな言葉を覚えました。ありがとうございます。

来年は来れないかもしれませんが、またこのレースを走って1年のランニングをスタートできたらいいなあ、と思っています。

さて、今週末は私にとって毎年の恒例行事になっている「フロストバイトロードレース」が東京都の米軍横田基地で開催されます。もしかすると、もう10回目の参加となるのかもしれません。(参加しなかった年があるような気もしてます)

初めての参加から参加賞のトレーナーをもらっているので、家に何枚もあります。トレーナーをくれる大会はあまりないので良いのですが、正直なところ、ちょっと増えすぎました。トレーナーはあまり着ないからです。

地球温暖化の影響で、気温もすぐに高くなるので、長袖で生地の厚いトレーナーは着る場面も少なくなってしまいます。そうは言っても、いろんなマラソン大会の参加賞でもらうTシャツに比べれば、数は少ないものですけどね。もう段ボール箱に一杯です。

新年初レースとなるフロストバイトで今シーズンを占う


ところで、このレースに向けての今の私のコンディションは「ふつう」です。
いい大人が「ふつう」というのでは怒られてしまいそうですがw、率直に言って、良くもなく悪くもなく、といったところです。

なぜこのような小学生のような表現にしかまとめられないかというと、レース前の感触というのは、最後に走ったレースの感覚と、練習の感覚が問題となるからです。

練習は「それなりに」やっているけど、レースにしばらく出ていないから、実際にどれくらいで走れるのかわからない。なので、「ふつう」のコンディションなのですw 。

「それなり」の練習をもう少し詳しく書きますと・・・

今シーズンは、11月中頃から平日夜週3ほどの10kmのトレッドミルと、週末の20~30km走など、フル・ハーフのマラソン用の最低限の練習はこなしています。ハーフマラソンなら1時間30分は狙えそうな雰囲気です。しかし、自己ベストの28分台は微妙なところ。

総合的にみて、まあ、ふつうですねw 。
運が良ければ自己ベストも出るかもしれません。

フロストバイトの楽しみ方


自分のコンディションはそんな具合でしたが、大会についてはどうかと、過去に書いたものを読んでいただくと、何となく雰囲気はわかるかもしれません。(過去の記事はこちら)

改めて、フロストバイトロードレースを簡単にまとめるとこうなります。

1.アメリカ的感覚なので予想がつかない。


アメリカ人が日本で運営するというとても珍しいレースです。当然、日本人的ではなくアメリカ人的感覚が大会運営に表れます。

基地への入場の検査などは、この大会の醍醐味のひとつ(かな?)。また、基地の事情で、スタート時間が変わったり、レース途中でしばらくストップかけられたり、距離が短かかったりします。 そんな、アメリカ的な感覚を日本人的にどうとらえるかが問題ですが、楽しむか憤るかはあなた次第です

2.会場ではオリジナル商品が多い

マラソン大会といえば、各地方で町起こしの意味合いなどもあって、地元の名産品を売ったりします。それぞれの大会にそれぞれの工夫と面白さがありますが、どれも基本的に日本の観光地の雰囲気。

一方の横田基地マラソンは、地元の土地の名物など無関係。アメリカなのです。 米軍関係者らしき人たちが豚汁ではなくハンバーガーを売っていますし、売店では「YOKOTA」のマフラーやニット帽が売られています。 そんな異国情緒が横田マラソンの楽しみのひとつです。

3.風が強くけっこう寒いことが多い

今まで、このレースを何度か紹介しましたが、この大会は例年、風が強くて寒いです。
今、私は風が強いことで知られる浜松にいますが、今週はかなり風が強くなっています。遠く離れた横田基地には浜松の風は関係ないと思いますが、フロストバイトロードレースは同じくらい強い風が吹く大会です。そして、おそらく今週末も・・・
気温は、浜松よりも福生市の方が低いので、私にとっては寒さがこたえます。「フロストバイト」とは英語で「凍傷」の意味だそうです。実際には凍傷にはならないと思いますが、寒さは厳しい・・・

しかし、この寒さの中を走るのがこのレースの楽しみでもあります。気分は寒中水泳ですマラソンなんてものは、つまるところ、物好きがやる変な趣味です。せっかくなので、この寒さも楽しみたいところです。

もはや一年のランニング生活の始まりを告げる恒例行事

なぜか、このレースが近づくと、ブログに書きたいと思いようになります。理由を考えると、私にとって、この「フロストバイトロードレース」は一年の始まりを告げる恒例行事となっていることに気づきました。

スポーツイベントとしては運営や天気など、日本人としてはやや難しいと感じる部分がないことはないです。とはいえ、このレースは日常的に参加するマラソン大会とは違う独特の雰囲気があります。

異界」とも言えるこの大会に参加することには、私には初詣をする感覚に近い何かがあるような気もしないではない。いや、むしろ芸能人が正月にハワイに行く感覚でしょうか?w

今週の日曜は、せっかくなので、寒さと強風で身を清め、1年の豊作と無病息災を祈りつつ走らせていただきます!


今年初めてのランニングは1月3日に行いました。
2月末の「静岡マラソン2019」に向けての30km走。1月の朝はやっぱり寒かった!


なぜ真っ暗の冬の朝に出てゆくのか?

普通の感覚からすれば、正月3日の早朝に走りにいくのは、尋常ではありません。お正月にわざわざ走るのは、箱根駅伝の選手くらいだろうと思うでしょう。
しかし、私のような大して速くないランナーでも、正月3日に走ったのです! 


正月の練習はやっぱり辛い

大抵のひとは、お正月休みはのんびりしています。そう考えると「たかだか趣味のマラソンのために正月の早朝から走るとは一体何ごと?」と思ってしまいます。

それに1月の朝は寒い!とても寒いから起きるのがツラい。ただただツラい。朝の5時台だと暗いからなおさらツラい。

さらに、冬の暖かいふとんは気持ちいい!気持ちいいから布団から出たくない。

正月、寒さ、暖かい布団。この三つが正月休みの朝のランニングを難しくしています。


辛くても正月に走りにいく理由

正月の朝のランニングはツラい!でも、私は出かけて行きました。その理由は3つ。 

まず1つ目の理由は、レース。私は「静岡マラソン2019」(2月24日開催)にエントリーしています(「静岡マラソン」公式サイト)。この大会は良いタイムが出やすいので、練習で自己ベストが狙えるような走力をつけたいのです。 

2つ目は、自分に勝つということ。これは精神的な目標みたいなものです。趣味とは言え、いい加減にやると、仕事や人間性に関わる部分に影響が及びそうです。己に勝つなどというと、体育会系な感じがしますが、私もマラソンを続けているうちに体育会系になったのかもしれません。

3つ目は、習慣づけの練習。2つ目の理由と関係しますが、自分がどんなに厳しい状況に置かれても、立ち向かう習慣を身につけたいと私は思っています。自分に勝つための心構えを常に持っていたい。
苦しいことは避けて通りたいものですが、日本の未来は厳しそうです。もし困難立ち向かうことを「習慣化」できれば、厳しい世の中になっても順応できます。


良い習慣を身につけたい

この3つ目の「習慣化」については、『人生を変える習慣のつくり方』(グレッチェン・ルービン著)という本の影響がありました。

この本で、「よい習慣はそれ自体がご褒美」という言葉を見つけて、なるほどと思いました。
「何かできたら自分にご褒美」にしてしまうと、目的の何かよりもご褒美が目的になってしまい続かないそうです。困難に立ち向かう習慣を得ること、それ自体がご褒美だと考えられるのは素晴らしいことのように思えたわけです。

もしかすると、何か間違ってるかもしれませんが、とりあえず冬の早朝ランニングのモチベーションの一つとなったので、この本を読んで良かったかなあと、思っています。

私の意志はふつうの人間よりもかなり弱い。だから、意志ではなく習慣によって難しい状況を切り抜けられるようにしたいなあ、などと思って冬の早朝ランニングをしているというわけです。

ランニングの成果をランニング以外に広げて行きたいですね。

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